寝る前のティータイム
カモミール・ティーを買った。
カモミールとカミツレが同じものだということを、つい先ほど知った。
最近は寝る前に、今日食べたものメモ、をつけている。
たまに一言コメントもつけながら。
カモミールのかおりは、懐かしい。
むかし、カモミール入りのポプリを作ったことがあった。
夏の日。緑がたくさんの場所。
白い壁、木の香り、強い日差し。でも腕は肘まで隠れる袖丈だった。
そして笑顔。
たくさんの光をもらった。
私はなにができるだろう。
カモミール・ティーの色は、古いノートを開いたような色だ。黄色く、記憶を彩る色。
変わっていないようで、なにもかも変化をしている。そう見せないようにしているだけ。古いノートは最初は真っ白だったのだ。
カモミール・ティーの香りは記憶を蘇らせる。
そこに、つれていっては、くれないから、丁寧に思い返そう。