こころがしんでしまった
奇妙な社会だとおもう。
日本は、もう、国としての機能は維持していないように私には思える。
金銭的格差が広がり、多様化する人々の生活状況。多様化という言葉が正当化する生活のわかりあえなさ。
日々の選択における正しさの中、多様性に配慮するとは、一体何をどうすることなのか。
「人間が人間を育てる」これが、生き物として生きていく上での必要最低限であり、これ以上もこれ以下もない生き物としての人間の個人の責務なのだと思う。
では、人間とは、一体なんなのだろう。
でも、そういうことについて、落ち着いた意見交換ができる相手を、私はとうとう見つけることができなかった。
わたしのこころは、たぶん、びょうき。
生きていく意味がわからない。
誰ともつながりを感じていないような気がする。
希薄な存在として、浮遊するわたし。
誰と話しても、なんの糸口にもつながらない。
ただ、悲しみが広がってしまう。
ただ、土と向き合っている時間だけが、私に平穏をくれる。
時折、思い出すのは、失ってしまった記憶の中で会ったであろう、誰かのことば。
私の心に広がってしまう、インクの染みのような悲しみが起きること、そのことを私よりも先に見通していたかのような、やさしいことば。
もう一度会いたいとおもうけど、その人が、いま、どこで何をしているのか。
手がかりって、いえるようなものは、なにもない。
ただひとつ、可能性があるとして、もし、それが起きるとしたら、ほんとうに、奇跡。
でも、それはきっと起きない。
夢かもしれないから。
私の半身
私の鑑
それは、誰?
そして、どこにいるの?
どこにもいなくても。
ただ、ここにある生命の営みが寄り添ってくれる、
この全てに、ただ、深い感謝を。
With love from me who is outside the circle of reincarnation
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