満開
アニメ「A3!」を最終話まで観た。
団員の皆、満開に咲いていた。
夏組までの感想は以前noteに書いたので、
秋組と冬組の感想を書いていきたいと思う。
物語が秋組まで進んだ頃には、春組と夏組の旗揚げ公演の功績によりMANKAIカンパニーへの期待値が高まっており、秋組の公演には観ている私がプレッシャーを感じた。
特に十座、誰よりも芝居への情熱があるのに、誰よりも不器用でハッキリ言って大根役者。
私は6年ほど前にゲームをプレイしているので知ってはいたが、ポートレートまでは何故十座がそこまで演劇に本気なのかは分からない構成となっている。万里が一時脱退してハラハラドキドキしているところで、十座のポートレートがお披露目される。私は本当に泣いてしまった。オタク特有の比喩ではなくて、本当に涙が頬を伝った。兵頭十座という人物の真っ直ぐさに心を打たれた。
次に泣いたのは七尾太一のポートレート(2回目)だ。GOD座からの圧力とMANKAIカンパニーの温かさに板挟みになり、罪悪感で潰れそうになっている太一。結局、GOD座の指示通りにめちゃくちゃするわけだが、その後、心が決壊する。十座や左京さんのポートレートを見て改心しMANKAIカンパニーに戻ってきた万里から、本当のポートレート見せてみ、と言われ、板の上で即興のポートレートを披露する。私は再び涙した。十座と太一のポートレートに共通しているもの、それは「疎外感」だと思う。
とにかく、秋組のストーリーは涙無しには観られない。
そして冬組。私が大大大大大好きな有栖川誉が登場するということで期待大だ。
有栖川誉のことがだ〜いすきなくせに、6年ほど前にゲームをプレイしているので知っているはずなのに有栖川誉の入団のきっかけを忘れていた私は、万里と十座の街中エチュードの一観客として「ケツの穴が小さくて詰まるぞ、か」とメモをしている有栖川誉を観て新鮮な気持ちで笑ってしまった。その後、監督とのやり取りの末、入団を決める有栖川誉。秋組のエピソードを観て秋組箱推しになっていた私は、万里と十座のおかげで有栖川誉が入団してくれたことに感謝した。本当に感謝した。
冬組のみんな(特に誉と東)が密の面倒を見ているのが微笑ましいし、密が記憶喪失なことが重々しく描かれていないのが良くも悪くも救いだった。
組員同士に距離感があるという指摘を受け、東が紹介した店に5人で飲みに行くシーンで恋バナをする。監督から順々にサラッと恋バナをしていくが、最後の誉だけは頑なに言わないまま飲み会が終わる。冬組の皆と心を開きあいたそうな誉が、恋バナについては一言も話さない。
その後、論理的か芸術的のどちらかでしか物事を考えられない誉が、論理的思考に基づいた発言をして組の雰囲気を悪くしてしまう。そこで、監督にだけ恋バナをする。ゲーム中は監督(=プレイヤー)だけに心を開いてくれた!みたいな優越感みたいなものがあったが、アニメを観たら「組のみんなにもその話したれや」という気持ちになった。
時系列が前後するが、仲違いしている紬と丞のせい(?)で出てきた無間人形の影響を受けている斑鳩三角って何者?そもそも斑鳩三角自体が劇団七不思議みたいなものだが(誰もいないはずの203号室から音がする!→斑鳩三角登場)、劇団七不思議の無間人形の影響まで受けているって……。斑鳩三角劇団七不思議説で二次創作したいですね。この間、斑鳩三角と有栖川誉の二次創作を出したばかりだけど(「三角と吸血鬼」)。
油断するとすぐ斑鳩三角の話をしてしまう。
GOD座とのタイマンACTに2票差で勝つというのも現実味があって良かった。
アニメを観終わったので、ゲームに戻ります。
皆さんも良い一日を!そしてオタクライフを!
満開🌸