10月14日(土)夜
A3!の世界に入りたい!と思い、下北沢に来た。
多分モデルはここなんじゃないかな、くらいの軽い考えだったが、来てみたらカレーフェスが開催されているし、昨年のカレーフェスではA3!とコラボしていたみたいだしで感動した。
フライヤーを配っている劇団を観ようと思って来たので、本当に何も考えずに来た。
駅前で地雷系の女の子たちがフライヤーを配っていたので受け取ると、ニコッと笑ってお礼を言ってくれた。可愛かった〜!ときめいた。
フライヤーの内容はアイドルグループのライブ告知だったけれども、本当にときめいたので観劇そっちのけで行こうかと思った。フライヤーを確かめたら、今日じゃなかったので心の中で泣いた。
何を観るか決まらないまま街中をウロウロしていると、シアター711の前に行列ができていたので、最後列に並んでみた。スタッフから並ぶ前に受付を済ませるよう声を掛けられ、受付窓口に行き、当日券を買った。
そこでようやくなんの舞台なのかを知った。
タイトルは、「ストレンジャー」。
劇場内に入ると、目の前に小さな舞台がドーンと構えていて、小劇場って本当に小さいんだな、と思った。オペラグラス無しで表情が見えるし、マイク無しでセリフを全て聞き取れる。非常灯が無いので暗転すると本当に何も見えなかった。あの暗闇の中で場面転換する演者さんは本当に凄い。
笑えるネタと勉強になるネタが良い塩梅で練り込まれていたのだけれど、笑えるネタの方のターゲット層と年齢が合わず、拾い損ねたものも。でも雰囲気でちゃんと笑えた。「ここは笑うところですよ」、「ここはシリアスなところですよ」、というメリハリが効いていた。見せ場はとことん魅せる。
大劇場しか観たことがなかったので楽しめるか不安な部分もあったけれど、本当に楽しかった。
観劇後はカレーフェスに行った。なんとなく惹かれたお店に入ってみた。カレー屋ではなくBARだった。カレーはさっぱりとしていて脂っこくなく、スパイスが効いていて美味しかった。
オーナーさんに小劇場に初めて行った感想を喋っていたら、流れでオーナーさんと来月観劇に行くことになった。自分でもよく分からない。
サービスで出してもらったクラフトコーラが美味しかったので、ちゃんと注文してお金を払った。
食後はまた街をブラブラ歩き、古書店に入った。観劇や芸術に関する分厚い本を3冊購入した。私が興味を持った本は全てビニールに入っていて試し読みできなかったが、お店全体の雰囲気が心地良かったのでノリで買った。
夜公演は何を観ようかな、と考えながらブラブラ歩き、そういえば先程入ったBARのオーナーが小劇場B1の話をしていたな、と思い出してそこに向かった。
中に入ると中尾隆聖さんや田中真弓さんの名前入りの花(開店祝いなどでよく見るやつ)があり面食らった。
当日券を購入して入場すると、ここもまた満員だった。
前説からもう全力で笑いを取りに来る。客もゲラゲラ笑う。劇団によって味が違うのが新鮮で楽しい。
聞いたことがある声がするぞ、と思ったら、田中真弓さんだった。えぇっ!ノリで入った公演にこんなビッグネームが!?びっくりした。
前半はほぼお笑いで、中盤から歌と踊りが入りミュージカルっぽくなり、終盤は演劇メインのミュージカルだった。
前説とカテコは撮影して良いどのことだったのでバシャバシャ撮った。
観劇後はまたカレーを食べた。正直、お昼に食べたBARのカレーの方がスパイスが効いていて好み。
帰り際、隣の客から首から提げていたトイデジについて訊かれて会話が発生した。好きなものについて触れられるのは嬉しい。楽しく会話をして帰路に着いた。
なんとなくで動いた一日だったけれど、ちゃんと全て楽しかったので良かった。