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リアルな土地の投資とメタバースのLAND投資の違い
リアルな土地(例えば「東京都中央区銀座〜」のような土地)と、メタバースの仮装空間の土地への投資の違いについてご説明しましょう。
私自身、仮想空間であるThe Sandboxに3つのLANDを保有しています。その2つをご紹介しましょう。
1つは、The Galleriaというエリアです。パリス・ヒルトン氏、Timeなどがある場所です。The Sandboxでもとくにハイブランドが並んでいます。そこに1つあります。
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そしてもう一つはK-verseという韓国の企業が集まった場所です。韓国といえば、芸能もホットですが、メタバースにも力が入っています。私のLANDは、K-LEAGUEの隣です。サッカーに詳しい方ならすぐにお分かりですね。もしこれがメタバースではなくリアルで土地を持っていたら、私はこの場をサッカーファンが集うオシャレなカフェやレストランにするかもしれません。そういう場所です。メタバース上でも立地はとても大切です。
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ですが、メタバース上でLANDの入手と、リアルな土地の入手では色々と異なる点があります。「メタバースのLANDに興味あるけど、どこで買えばいいの?」などという疑問があるのではないでしょうか。とりあえず街の不動産屋さんに行って「The Sandboxの土地買いたいんんですけど」と言っても、販売していません。
今回は、リアルに存在する土地と比較しながらメタバースのLANDの購入についてみていきましょう。
<購入場所>
例えばThe Sandboxの場合、The Sandboxが実施するセール(不定期開催)や、OpenSeaなどで購入します。欲しいLANDがある場合は、まずそのサービスを提供しているところを調べてみましょう。そうすると販売しているところがわかります。
<売却>
The Sandboxの場合は、OpenSeaなどで売却することになります。
<登記・固定資産税など>
リアルな土地を購入すると、登記をしたり、固定資産税を支払ったりしないといけません。メタバース上の土地はどちらも必要ありません。
<訪問者>
世界中の人が訪問してきます。「銀座だって世界から来るじゃない」と思われるかもしれません。確かに銀座には世界中から観光客が訪れますが、メタバースは、インターネットにアクセスすれば行くことができるので、容易に参加することができます。
<営業時間>
リアルな土地でお店を開いた場合、その場所の時間に合わせてサービスしますね。例えば銀座にあるお弁当屋さんの場合、日本時間のお昼の時間帯にお昼ご飯用のお弁当を販売します。その店主がハワイ好きだからといって、ハワイ時間のランチタイムにお昼ご飯を販売しません。
ですが、メタバースは世界中の人を相手にしているので、24時間で対応しなければなりません。
<ご近所について>
例えば銀座の場合、「○○デパートのお向かい」などというと人がたくさん来る場所です。場所はとても重要になります。メタバース上でも同じことが言えます。The Sandboxでは、まだ本格的にサービスが始まっていませんが、有名人やセレブのいるエリアのLANDは、すでに他に比べて高値で転売されています。
メタバース上のLANDはNFTです。リアルに存在する土地との違いを理解した上で取引しましょう。