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チームとして価値を最大限発揮するための取り組み

データサイエンティストの伊神です。
今回はデータ分析グループ内で行っている、チームとして価値を最大限発揮するための取り組みとして、「勉強会」「事例共有会」「よろず相談会」の3つの取り組みを紹介します。
データサイエンティストだと個人ワークが多いような印象を持たれる方もいらっしゃるかと思います。ただ、私たちデータ分析グループとしても個人ではなくチームとして価値を最大限発揮するために様々な取り組みを行っています。
似たような記事として「データ分析グループ勉強会について」という記事もあります。ただ、直近のチーム内の課題感を踏まえ、現在では勉強会の運営方法も変更して運用を行っています。なので、なぜ変更するに至ったかといった背景など含めご紹介していきます!


勉強会

勉強会とは

データ分析グループでは、チームとして新しく取り入れるべき知見を取りためていくことを目的に、勉強会を開催しています。

勉強会を行うにあたって半期ごとにテーマを4つほど選定しています。このテーマは各メンバーからの希望やチームが抱える課題感などを参考に、人財開発チーム(※)が決定しています。
テーマが決まり次第、メンバーからどのテーマに参加したいか希望を取っています。その結果を考慮したうえで、1テーマあたり3~4人ほどのメンバーを割り当てています。
(※人財開発チームとは、データ分析グループ内にて所属するメンバーのパフォーマンス向上に向けて取り組んでいるチームです。詳しくはこちらの記事も併せてご参照ください!)

なお、今期のテーマは以下の4つを設定しています。大枠の内容は以下のテーマで設定していますが、実際にどのように学んでいくかはテーマごとに自由に決めています。データエンジニアリングや推薦システムのような技術サイド寄りのテーマもあれば、論理的思考力などビジネスサイド寄りのテーマもあります

・データエンジニアリング
 データ基盤整備にあたって必要なインフラやテーブル設計について学ぶ
・LLMの業務活用
 ・
LLM活用の他社事例の収集や業務活用へのアイデアを検討
・推薦システム
 ・
他社事例やRecsysの論文などを参考にレコメンドロジックについて学ぶ
・論理的思考力/マーケティング
 ・
データ分析グループ課題書籍などを参考にそこから得た学びなどを共有

勉強会は週に1回、1時間の時間を取って開催されています。内容は基本的にテーマごとに分かれて、技術書の輪読やテストコードの実装などを行っています。
また、前述の通り、この勉強会は半年かけて学んだ知見をチーム全体に発表して還元することをゴールとしています。なので、期末にはチーム全体に向けた成果物の発表会があります。

勉強会の運営方法を変えた背景

実はこの勉強会を前期までは1週間に1回、その週の担当メンバーが興味のある分野について事前に学習して発表するという運営で行っていました。
しかし、データ分析グループ内で行っている「オフサイトミーティング」にて、上記の勉強会の運営方法について見直した方がよいのではないか、という意見が多く出たため、今期から上記のような運営に変更しています。

いきなり出てきた「オフサイトミーティング」についてご説明します。
データ分析グループでは、半期に一度、メンバー全体で「データ分析グループとしてどのような方向を目指していくべきなのか」というテーマで議論をするミーティングを設けています。
議論するテーマは「KPI設定」「チーム体制」など様々ですが、半日かけてメンバー全員でチームの方向性を議論するユニークな取り組みかなと思います!

話が少し逸れてしまいましたが、上記のミーティングにて「現在の勉強会の運営だと単発の学びとなってしまう」「チームとして重点的に伸ばすべき課題について戦略的に学んでいくべき」といった意見が多く出ました。それを踏まえて、現在のような運営に今期から変更しています。

事例共有会

なぜ行っているか

データ分析グループの働き方としては、チームをいくつかメイン担当として持ち、各チームの課題解決に取り組むことが多いです。
なので、自身が担当していないチームの取り組みは意外と知らないことがあります。しかし、異なるチームでも似たような課題を抱えていることも多いため、事例共有会を通じて知見を共有しています。

どのように行っているか

事例共有会は週に1回、30分の時間を取って開催されています。発表者は取り組み事例についてまとめて15分ほどで発表し、もう15分ほどでディスカッションをしています。
テーマは実施した施策内容の共有やちょっと変わった効果検証事例、新規チームを担当時に工夫したこと、などさまざまです。以下に主な事例を挙げています。

・メルマガ配信最適化ロジックの変更施策
・特殊キャンペーンの効果検証方法の共有
・ChatGPT APIを用いたデータクレンジング

よろず相談会

なぜ行っているか

「分析設計、分析結果の解釈、データの扱い方、などチームメンバーに相談したい事を何でも気軽に持ち込みましょう!」というテーマで行っているミーティングです。
上記の事例共有会と同様に異なるチームのメンバーを含めて行っており、幅広いメンバーに比較的フランクに相談を持ち込める場となっています。また、上記の事例共有会も同じですが、よろず相談会にもグループリーダーや役員といった分析経験が豊富なメンバーも参加します。そのようなメンバーから過去の似たような事例などを共有してもらうことができるのも、このよろず相談会のいいポイントの一つです。

どのように行っているか

よろず相談会も週に1回、30分の時間を取って開催されています。相談したいことがある人は事前にスプレッドシートに相談内容を記載しておき、ミーティングにて相談をしています。
実際の相談内容としては、分析設計についての内容が多い印象です。「~~みたいなことしたいと思っていて、似たようなことを以前~~さんが行われていたと思うのですが、教えてください!」のような相談が多い印象です。
以下に実際の相談例を挙げています。

・LTVの算出方法
・bigquery viewの整備方法
・jiraを用いた案件管理のベストプラクティス

(おまけ)雑談会

おまけですが、週に1回、30分の時間で参加できる人で雑談会をしています。お題は特に決めておらずその時々の盛り上がっている話題などを話しています。個人的にはこの雑談会を一週間で最も楽しみにしています!
在宅勤務が多いチームでもあるので、相談ごとがあるときに気軽に相談できるようにするためにも、このような取り組みは有効かなと思います。

まとめ

以上、データ分析グループで行っている「チームとして価値を最大限発揮するための取り組み」でした!
最後になりますが、上記のような取り組みがあるだけでなく、実際の議論になるとかなり盛り上がることもデータ分析グループのよいところです。自身に直接関係していないチームの案件でも積極的にコメントしながら、よりよい施策となるように多くのメンバーで考えている点はとても素敵だと思っています!

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