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小学6年生の『職業発見講座』

こんにちは、キャリアコンサルタントのみやぽんです。

先日、小学6年生の授業『職業発見講座』に講師の一人として呼んでいただきました。わたしの他には、カフェオーナーや林業、アニメーター、公務員など多種多様な職業人8名。児童も8グループに分けられ、グループごとにインタビューした内容をまとめて発表する、という授業でした。

『キャリア』ってどういう意味だと思いますか?

大人でも馴染みのない「キャリアコンサルタント」という仕事。児童は事前に色々と調べてくれていました。
その上でわたしがまず確認した問いが
「『キャリア』ってどういう意味だと思いますか?」。

うーんと考えてから「仕事?」と答えてくれました。
そう、やっぱりその通り。それも間違いではないけれど、でも、わたしが現場で伝えているのは「キャリアは人生」。まずこのことを話しました。

「キャリア」はとても抽象的なイメージの言葉です。なるべく分かりやすく噛み砕き、感覚で捉えやすいように工夫して説明しました。小学生が理解できるように伝えるというのは、母として接するよりも気を遣いました。(つまり、いつも息子には配慮が足りず難解な話し方をしているのかもしれません。という気づきもありました。。)

相手が理解できて初めて「伝わった」と言えます。一生懸命に聴き取ってくれた真面目で素直な子ども達。きっと心に伝わったと信じます。

将来を選ぶ

「どうしてこの仕事を選んだんですか?」と聞かれて、わたしは正直に「初めからこの仕事をしたいと思っていなかった」と答えました。これには児童も少し驚いた様子でした。
キャリアコンサルタントという仕事(資格)を知ったこと自体4年前です。だからなぜこの資格の勉強をしようと思ったのか、それから本業にしようと決めた気持ちの変化や、やりがいを話しました。

このように、『まず知らないことからは選べない。大人になっても、経験していき広い世界を知っていくなかで、たくさん「やりたいこと」や「得意なこと」が繋がっていくことがある』とも伝えました。

インタビューしてくれた児童は各々なりたい職業が決まっていました。おそらく親や身近な大人の職業がそうなのでしょう。知っていることでしか選択肢は生まれないのですから。とはいえ、すでに目標を持っていること自体は頼もしいですし本気で叶えるためにがんばってほしいなと思います!

知らない世界を知るために、「世界中の美しい画像」を集めて視野を広く持つヒントにしてもらいました。児童が画像を見てときめき、ワクワクしてきたこと感じて、わたしも楽しかったです。

卒業する6年生へのエール

『今一生懸命になれることを夢中になって楽しんで欲しい』

子供のころの全力な体験、思い出、感情、人の関わり、すべてが宝物。すべてが人生の大切な要素です。「今を楽しむ」「夢中になっていい」と強く伝えました。
ほかの講師も同じように「好きなことを見つけてほしい」「前向きに頑張っていたら困難を乗り越えられる」「色々経験してほしい」など、未来ある子どもたちへのエールが熱く、心温まる時間でした。

教育現場をみて感じたこと

わたしは実際6年生の母ですが、今回の授業で先生視点をいただいたことで、教育現場の「社会で生きる力」を育むレベルが高いことに驚きました。

そもそもデジタルネイティブなので、児童は全員iPad(県支給)を使いこなします。リアルタイムで情報を共有し合うので伝達スピードは早くて当然。インタビューで聴き取ったことも即座にデータ化。(それなのに用意されたレジュメに手書きする文字もしっかり美しい子が多い。)

また、インタビューした内容を20分以内でまとめて発表までします。先生も、クオリティよりも要点を押さえて仕上げることをゴールにして声かけをされていました。
短時間でインプットして整理してアウトプットするこの流れ、仕事をする上ですごく大切なスキルです。スピード感覚をこんなに学校でトレーニングしているとは知りませんでした。
そして人前で恥ずかしがらずに発表できること。
これらのスキルをもって成長していく社会人は頼もしく、成長が楽しみです。

今回は地元の青年会議所さんに呼んでいただきました。わたしも一人の母として、キャリア支援をする者として、子ども教育にも貢献していけたらなと夢が広がりました。

今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

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