好きだけどみんなみたいに好きにはなれない
私が子供の頃
大流行していた「セーラームーン」
私も好きだった
だけど毎週欠かさずに観ているかというとそうではなかったと思う
内容や可愛い女の子のキャラクターよりも私は彼女たちが使っている変身道具に憧れていた
変身したいという憧れではなく単純に変身道具のコンパクトなどの見た目が好みだった
キラキラしていて可愛いから
友達とやる「セーラームーンごっこ」
私は普通のおままごとの方が好きだった
役はいつも「セーラーヴィーナス」
今思うとなかなか良い役をもらっているじゃないかと思うのだが
当時はとても嫌だった
私は「セーラーマーキュリー」の役がやりたかったのだ
なんでだろう
当時からショートカットに憧れでもあったのかしら
今でもそうだけど戦いのアニメや映画は苦手なものが多いのです
セーラームーンは好きといえば好きだけど周りのみんなほど好きにはなれなかった
欠かさずに見ているのは「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」だったんじゃないかな
セーラームーンよりそっちの方がずっと好きだった
私はドラえもんのお箸を給食の時に使っていた
あまり女の子らしくはないもの
ケースの柄も可愛くてなかなか気に入っていた
しかし友達にダサいと言われてしまい少し傷ついた思い出がある
自分の好きなもの否定されると悲しいよね
みんなと違うことが不安な年齢だし堂々と好きなものを言えなかったから
モヤっとしちゃう出来事だよね
ある日、母親がセーラームーンの靴を買ってきた
私が喜ぶと思ったから
私は拒絶した
親がキャラクターものの服や靴を子供に履かせたくないということはよく聞くが
私は逆だった
ピンクのカラーにセーラームーンの柄
ただでさえ私はこれは女の子の色だよ!の代表みたいなピンクが苦手だった
当時は女の子男の子ではっきり分けられていたからね
そういうの苦手だったんです
こんなもの履いてたまるかと思った
母親が私のために買ってきたその靴は一度も履くことなく
よその子にあげた
母よ、すまんね
だって好きじゃないんだもん
私が好きなのは変身道具なの
思い返すと親にはしっかり嫌だと伝えていたんだなと
懐かしい思い出でした