知らない誰かがこの世からいなくなったこと

友人の家の近くで自殺があったと聞いた
亡くなったのは若い女性

日曜日の夜中に起こった事らしい

月曜日がくるのが辛くて耐えられなくなってしまったのかな
何をそんなに追い詰められていたんだろう

誰かに相談はできなかったのか頼る人はいなかったのか
逃げる場所はなかったの

どんな人だったかも自殺を選んだ理由も全く知らないけど

自分よりもいくつも若い人
失敗したってまだまだやり直せる死んじゃうくらいならとりあえず休憩して好きなことだけやっていればいいのにとか色々と考えてしまった

でも何が辛いかもどんな精神状態だったかもわからん

悲しい

毎日私の知らない誰かが生まれたり死んだりしているはず
顔すら見たこともない存在していたこともよくわからない
全くの他人
知らない誰かの生死を毎度喜んだり悲しんだりいちいちしたりはしない

もちろん悲しいニュースは心がちくっとするし苦しいけど


この事はやたらと悲しくて頭から離れなかった

先ほど県外に住む学生時代の友人と久しぶりに電話をした

お互いの近況や家族や死と治療について話した

この出来事についても話した

「想像することはできても他人の気持ちは結局わからないよね」

その通りね

いくら考えても私が想像できる範囲
私の考えしか出てこない

「わかるよ」なんて簡単に言われたくないことだってある

共感してあーだこうだ言う女子トークはなかなか好きだけど
そういうことじゃなくて

何かを求めたってその通りの答えは返ってこない
それはもどかしくて寂しい

でもきっと誰かと話せたらもう少し違った選択もできたんじゃないかな

知らない誰かであってもやっぱり自分で死を選んだことを思うと悲しい

悩んだらまず生きるモードに切り替えてからスタートだ
それからどう生きるかを探せばいい

って両さん言ってた

だめだーって思ったらこの言葉を思い出す

誰かが困っていたら手を差し伸べたり辛くなったらすぐに誰にでも話せたり

みんなができるようになったらいいのにな

綺麗事ばっかり言ってんじゃねーとか現実的じゃないと言われようが

いつかなったらいいじゃない

みんなが許し合って支え合って生きていける方がいい

「恥じるしはじいていく国だからね」と友人

自分自身も堂々と生きて他人の個性をもっと認められるようになったらいいね

その人の痛みはその人にしかわからない

長生きに価値があるとも思わないけどやっぱり自殺は減ってほしいな

神様がついている
きっと大丈夫

なんで生きているのかわからないけどわかるまでゆんるり生きてみたい

わい無宗教だけど神様は信じとくわ