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自分の顔は見えない

鏡に映さないと自分の顔は自分で見れない
人間は自分の顔は自分でわからないのである

人は自分の身にふりかかってきたことを人のせいにしがちである
事あるごとに他人に恨みを抱き憎しみを持つ
そして周囲の人の心を傷つけ、自分の心にも深い傷を残す

人にとって一番苦痛なのは精神的な問題である
肉体に受けた傷は時間がたてば癒えるが心に受けた傷は深刻である
その痛みとうずきは人を責める
そして心が病むと身体も蝕まれる
心が沈んでいる時は何もかも面白くない
心一つが要である

お金や物があるのが幸せではない
地位や名誉があるのが幸せではない
健康な肉体と伸び伸びとした陽気な心を持っていることが何より人生の幸福である

人間には自分で支配できるものとできないものがある
ままになるのは自分の心だけで、その他のものは与えられる姿でしかない
成ってくるままに委ねればよいのである


人生には思いもよらぬ突発事の繰り返
しが多い

「この世はままにならぬ憂き世」

自分の顔を知るには鏡を見るように、自分の周りに起こってくることから悟ることが大切である
苦しいことがおきたら、苦しめてきたのだ
取られるのは、取ってきたからだ
裏切られるのは、裏切ってきたから
人間は過去の決済をするようにできているのである
解決は相手にあるのではなく、自分の心一つにかかっている
相手とぶつかったり闘うほど馬鹿げたことはない
自分から治めていくのである

こちらが笑ったら鏡の中の顔も笑ってくれる

相手の心を替えることはさほど難しいことではない、難しいのは自分の心を切り替えること

人は一日も早く闘いあうことをやめて、お互いにたすけあい平和に暮らしあうべきである
めいめいが喜ぶことが大切なのである

#人間は魂の徳で立つ
#大野佐七
#自分の顔は見えない

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