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夜と昼

このよ
と言われるように一日は夜から始まる
真夜中の子の刻、午前零時からスタート

夜は陰であり静の時間帯
人は休息をとって安らかな眠りにつく
誰しもが自我から離れ去って、一切を神にまかせて通る、無意識のうちに
心の動きをとめて、何一つ考えることをしない

心を使わなくても、自分を忘れ去って眠っていても神は働きを止めることなく守護し続け、生命を守ってくださる
そして昼の働きで蓄積された心身の疲労を熟睡の間に取り除いてくださる

人間はおのれを捨てる時間が必要

おのれに頼りすぎ、おのれに溺れてはいけない
神にもたれながら生かされていくように出来ている
素直な生き方がいい、変なところに我を張って通ろうとしても通れない
やがて疲れて行きづまる

夜は穏やかな月の光に包まれて静寂そのもの
人も獣も寝静まっている
この時、夜露が下りて地上の作物を潤し育ててくれる
人も夜一滴の露によって女の腹に宿る
夜こそ、あらゆる生命を作り育て、増殖してくれる水気の守護の時


”子を中に 夫婦寄り添い 川という”

子供を中にはさんで両親が寝ると川という字になる、水の流れに添って生きる人間の姿

太陽が昇りはじめると夜のとばりがあがって
地上にはにわかに活気がみなぎる
陽光とともにエネルギーが溢れてくる
人の働く時である
与えられた働きの場に精神を打ちこみ汗を流す
労働こそ人生の喜び

働くとは─傍を楽させること

人に社会に奉仕すること
尽くす喜びを味わうことが労働する者の楽しみ

この世はたすけあいによって保つ

夜は水の理の守護
昼は火の理・ぬくみの守護
をいただく時

水・火・風
これほど有難い神の与えはない

#大野佐七
#人間は魂の徳で立つ
#人間は神のふところに住む

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