胸乳かき魔滅を晒して追儺の夜

胸乳むなちかき魔滅まめを晒さらして追儺ついなの夜よ

天宇受売命、天の香山の日影を手次に懸けて、天の真折を蔓として、天の香山の小竹葉を手草に結ひて、天の岩屋戸に槽伏せて踏み轟こし、神懸かりして、胸乳かきいで、裳緒を陰に押し垂れき。

古事記

棟方志功
《天乃宇受女之美胡登御登流於登留之図（あめのうずめのみこと　おどるおどるのず）》制作年不明