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凍鶴は、そう、諦念の詩のように

凍鶴いてづるは、そう、諦念ていねんのように

「それでも人は変りつづける。変ることにどんな意味があるのか俺にはずっとわからなかった」鼠は唇を噛み、テーブルを眺めながら考え込んだ。「そしてこう思った。どんな進歩もどんな変化も結局は崩壊の過程にすぎないじゃないかってね。違うかい?」

村上春樹『1973年のピンボール』
鶴岡政男《重い手》1949年 東京都現代美術館

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