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玉響にカットグラスに鳴る氷

玉響たまゆらにカットグラスにこおり

然る時には銀の紐は解け金の盞は碎け吊瓶は泉の側に壊れ轆轤は井の傍に破ん。而して塵は本の如くに土に皈り、霊魂はこれを賦けし神にかへるべし。傳道者云ふ、空の空なるかな、皆空なり。

傳道之書12:6-8
パウル・クレー《静物》1927年 メトロポリタン美術館

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