【AIスキル診断】ChatGPTにベートーベンのアスキーアートを作ってもらう、できますか?
2024年9月にバズった、このツイートをご存知でしょうか?
ChatGPTが自信満々に作成した「ベートーベン」のアスキーアートが、全くベートベンに見えないことで話題になりました。
プロンプトテクニックがあれば、ベートーベンのアスキーアートは作れる!
以下は、私がChatGPTに作ってもらった「ベートーベンのアスキーアート」です。(*見やすさの都合でVSCodeで表示しています)
いかがでしょうか?
とはいえ、ベートーベンのアスキーアートを生成するのは非常に難しいんです。その理由は3つあります。
アスキーアートは画像生成よりも難しい❗️
アスキーアートは限られた文字と記号だけで表現します。画像生成機能ならピクセル単位で色や影を扱えますが、アスキーアートでは、ベートーベンの複雑な表情や特徴を細かく再現するのが難しいのです。プロンプト設計が困難🤨
ChatGPTや他のAIにアスキーアートを生成させる場合、プロンプトが重要な役割を果たします。しかし、「ベートーベンの」といった指示があっても、それがどのように再現されるかはAIの解釈に依存するため、思った通りの結果を得るのが困難です。学習データにアスキーアートがほとんど存在しない📚
ChatGPTは世界中のテキストデータを元に学習していますが、アスキーアートのデータは少なく、ましてや「ベートーベンのアスキーアート」のパターンは学んでいません。そのため、指示通りのアスキーアートを出すのは難しいのです。
自称 『プロンプトエンジニア』 に、ベートーベンのアスキーアートを作ることはできるのか?
答えは No です。難しいと思います。
普段から企業向けのセミナーや研修、Twitter、YouTubeにあふれる「プロンプトエンジニア」の情報を参考として収集していますが、
「プロンプトエンジニアリング」と呼べるような内容を扱っているものは、本当にごく少数であり、ほとんどが既存情報の焼き増しです。
「プロンプトエンジニア」にならなくても、「プロンプトテクニック」は身につけられる💪
自称、ではないプロンプトエンジニアになるためには、機械学習やニューラルネットワークへの専門的な知識と技術が必要です。
ですが、ChatGPTやFeloといった、便利なAIサービスを使いこなす「プロンプトテクニック」は、簡単なコツをつかめば誰でも身につけることができます。100, 200のプロンプト集の暗記や、辛い勉強は必要ありません。
💡「ベートーベンのアスキーアート」をChatGPTに作ってもらうために考えるべきポイント
アスキーアートは画像生成よりも難しい❗️
→ ChatGPTに「アスキーアート」という表現手法をまず定義させ、フレームワークを理解させるプロンプト設計が困難🤨
→ 「ベートーベンのアスキーアート」を出力する方法を、ステップバイステップで、具体的なアクションアイテムに落とし込む学習データにアスキーアートがほとんど存在しない📚
→ 学習データを補完する。またはリサーチによりアスキーアートの特徴を理解させ、自律的に生成できるようにする
実際に使ったプロンプトと、思考プロセスの紹介
ここからはコピペするだけで再現できるプロンプトと、そのプロンプトに行き着いた思考プロセスを紹介していきます。
実際に企業向け研修で提供しているノウハウなので、有料での公開になりますが、Xリポストで無料です。😎
このNoteをきっかけに、不当な有料情報や悪質なAIスクールが少しでも減少することを願っています。
■普通にやっても、ベートーベンのアスキーアートは作れない!
最初に、よくある失敗例を紹介します。
下記の方法では、ベートーベンのアスキーアートを作成することはできません。
・ベートーベンの肖像画をベースに作成させる
・作成されたアスキーアートに、追加の改善案を与える
・アスキーアートの作り方(マニュアル)を細かく教える
では、どうすればいいのでしょうか?
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