平和島SGクラシックに向けての現行モーター評価

皆様初めまして。

「ボートはモーター重視」をポリシーに、ボートレースを楽しんでます「アルク」と言います。

昨年2月よりボートレースを見始め、現在は自宅から一番近い平和島をホームに、関東圏の江戸川、多摩川、戸田の4場をメインに活動してます。

また、度々配信のチャット欄にも顔を出しており、その時は上記4場以外の場にも参加してる事が多いです(特に女子戦の時はその傾向にあります)。

今後ともよろしくお願いします。

さて、軽い自己紹介はここまでにして、早速今回の本題である

「平和島SGクラシックに向けた、現行のモーター評価」

について綴っていきます。

※あくまでも個人的見解です。参考程度にして頂けると幸いです。

まず導入として、平和島をモーターで見る時、自分は

・行き足〜伸び(スリット後の加速感)
・周回展示のターン後の押し感(いわゆる「出足」)

この2点を重視している事がかなり多いです。

その理由としては、

・行き足〜伸びの場合 → 1マークの狭さ
・ターン後の押し感 → 風の影響が強い

この2点が挙げられます。

まずは1つ目の理由について説明します。

平和島は1マークの幅が「37m」と、大半のレース場が40m台に対してそれよりも狭いため、スタート後にグイグイと伸びていくと、自然と内を締め込んで1マークを先制出来る傾向にあります(同じく1マークが37mの戸田・江戸川もこの傾向です)。

続いて2つ目の理由について説明します。

平和島は1マークが東京湾に、バックストレッチにはマンションやビルに接している影響で、風の影響が強い場になっており、風が強くなるにつれてその影響は多大なものになります。

そのため、周回展示では「ターン後の押し感」を見て、引き波だけでなく、風に対しても負けないかどうかを見ていく必要があります。

では、その押し感はどうやって判断するかというと…

・追い風の場合 → 1マーク
・向かい風の場合 → 2マーク

簡単に言うと、「ターンした後が向かい風になる方のターンマーク」(ホーム側が追い風の場合、バック側は向かい風になる、逆も然り)を見ると、その差は明確に現れるかと思います(ターンした後が追い風になる方のターンマークを見ても差は感じるかもしれませんが、ターン後に風が後押しするのでその差は分かりづらいと個人的には感じます)。

もし、スタート展示や周回展示を見れないという方は、オリジナル展示データの

・展示タイム + 直線タイム
・一周タイム

ここの2点を見るだけでも大分変わるかと思います(展示データをあまり良い風に出さない選手もいるので一概には言えませんが、基本この2点は結果に結びつく事が多いです)。

それを踏まえた上で、現行モーター評価に移ります。

大まかな評価は以下の通りになります。

上位級…69・62・23・28・65・11・41・46

中堅上位級…39・16・57・14・45・75・34・59・13・25・48・51・10・52・21・53・36・66・38・67

中堅級…31・20・56・61・26・15・30・68・47・74・40・49・58・60・37・54・70・73・29・63・32・50・24・12・35

下位級…27・55・18・19・43・71・72・64・17・22・33・44

ここからは、何機かピックアップして詳細に解説していきたいと思います。

・69号機 2連対率50.0%

現在使われている平和島のモーターで2連対率1位かつ唯一の2連対率50%台のエース機。

温水パイプが着き始めた11月の一般戦で秦英悟選手が優出して以降、抜群の直線系統を武器にレースを席巻、その直線系統は超抜級とも言われたほどでした。

しかしながら正月の一般戦で中野次郎選手が転覆、これにより超抜級と言われた直線系統の威力は大幅にダウンして上位級陥落かと思われましたが、2月の女子戦で加藤綾選手がその直線系統を復活させて見事に優出、全盛期程でないにせよそれに近いパワーまで復活しました。

・23号機 2連対率45.3%

現在3節連続優出中、直近5節で4節優出と現在最も上昇気配のモーター。

昨年10月のGⅠで佐藤翼選手が抜群のレース足を武器に優出して以降、温水パイプをつけてもその武器は失われる事なく、使い手不問でコンスタントに活躍を続けてきました。

そこを更に仕上げてきたのは、1月の一般戦での魚谷智之選手。

全体的にバランス良く上位級の足に仕上げ、以降

・2月女子戦の塩崎桐加選手
・2月一般戦の渡邊雄一郎選手
・3月一般戦の山口修路選手

と、3節連続で優出を果たしました。

・28号機 2連対率44.4%

このモーターも直近注目されている機の一つ。

そのきっかけとなったのは、1月の一般戦で関浩哉選手の優勝。

この28号機を引いた関選手は「平和島3大モーター回し屋」と(勝手に)命名するほど、平和島でモーターを回して調整する事が上手い選手(残り2人は、松井洪弥選手と雑賀勇貴選手)で、その節も得意の回転数を上げた調整で好みの出足型へ仕上げました。

それ以降も地元のフレッシュルーキー・國分将太朗選手が優出するなど、その出足の良さがとても良く伺える活躍を見せています。

・46号機 2連対率32.2%

最後に紹介するのは、次節の穴目となりそうなモーター。

2連対率は30%台前半と一見大した事がなさそうに見えますが、実はこのモーター、温水パイプを装着した昨年11月からの一般戦で徐々に頭角を示してきました。

温水パイプがついてから伸び足に特徴が出るようになり、それがさらに昇華されたのは2月の一般戦、先程紹介した「平和島3大モーター回し屋」の1人、雑賀勇貴選手が得意の回し調整で直線系統をバッチリと仕上げ、3月一般戦の野口勝弘選手もその足を存分に発揮してくれました。



今回はここまでとなります。

少々長くなりましたが、皆様是非ご参考にしていただけると幸いです。

またこれからもモーターに関して有益な情報があれば適度に出して行く予定ですので、今後ともよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?