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イザナミのおばあちゃんの教え

目指せ!つるすっぽん!

2月に入って1週間。
自分の過去の記憶や体験、積み重なった自分の気持ちに向き合って一段落し、なんとか前向きにお産に対して向き合い始めたみのりん。

合言葉はつるすっぽん!
お腹の人と息を合わせて、お互いに楽ーに短い時間でやろう!

最初はお産に備えるためのイザナミのおばあちゃんの言葉も聞く余裕はなくてスルーしていたのだけど、最初にずっと抱き締めながら彼女は私に告げた。

(呼吸と体の使い方を覚えろ。
お前たちは体の使い方がなっておらんのだ。)

最初はお産の時の呼吸と体の使い方のことかと思っていたけど、そうではないらしい。
お産の時ではなく、今から始める呼吸と体の使い方があるそうだ。

みのりんの過去の棚卸しから気持ちが定まった時、イザナミのおばあちゃんのその言葉が情報を精査して調べ始めたみのりんの現実とリンクし始めた。

リンクしていく見えない世界と現実世界

調べてみるとお産が辛かったとか大変だったという体験談だけでなく、『思ったより楽だった』『痛みは少なかった』という体験談も決して少なくない。

私はそんな情報にピントを当てて探し始めた。

すると、ソフロロジー式の自然分娩というお産が見つかった。
そこにはまさに呼吸法と自然分娩に適したお産までの体作りと生活の仕方の情報があった。

見つけた!
イザナミのおばあちゃんが言っていた呼吸法と体の使い方というのはこれだー!

陣痛の痛みを逃す呼吸法や体作り。
体を持たない彼らの『体の使い方を覚えろ』は私たちの感覚に置き換えると体を使用しての生活そのもの…つまり生活習慣のこと。

痛くて苦しくて辛いことから逃れるためなら…みのりんはどんな努力も惜しまない!! 

1周回ってみのりんはなぜか燃えていた。
(なんなのだこのパッション。
自分でも全くよく分からない。)

前向きになれた理由とイザナミのおばあちゃんの教えの成果

それでも理由があるとするなら
『守られている自分』
というのをすごく感じるから。

かかりつけの産院の先生も看護士さんも誠実に真摯に対応してくれている。
市役所からも色んな助成のことを説明してもらえたし、助産師さんからも電話がきたりした。
遠く離れたお義母さんからも支援が届く。
たっつんも家族も『いいよそんなに…』ってくらいに甲斐甲斐しい(照)
1番最初にポリープをお腹の人は見つけるきっかけにもなった。
それに宮崎からここまでの流れに『守られてる自分』を感じずにはいられなかったからだ。

守るものが出来たら強くなる?
それだけじゃない。
人は自分が強く守られていると感じても強く在ることが出来る。

さっそくイザナミのおばあちゃんが示してくれた呼吸法を試してみるとお腹周りの筋肉が緩み、一気に体型が変わった…!
な、なんだこれ!?
こんな一瞬で変わるもの???

いや、落ち着け落ち着け。
自分から見た視点じゃ分からない…!
みのりんはお腹丸出しで妹と祖母の元へと走った。

『ちょっと!!
イザナミのおばあちゃんに教えられた呼吸を試したんだけどどう!?』

『腹を冷やすな!!』

しっかり注意してからみのりんのまんまるなお腹を見た妹も『なんかさっきとお腹の形ちがくね?』と言っていたし、祖母は『…昨日よりお腹大きくなった?』と首をかしげていた。
私自身もお腹が苦しくない…!

ソフロロジー式は余分な力を抜いてリラックスして分娩に臨み、過ごすこと。
結局のところは子宮も筋肉の塊であり、余分な力を抜いて痛みを逃がし、お産が進みやすくすることに繋がる。
日々の生活もそれに合わせた生活習慣にすることでお産も順調すっ飛ばして快調つるすっぽん!

『なるほど!
こういうことかイザナギのおばあちゃーん!』

イザナミのおばあちゃんがぴったり寄り添いつつ、燃えるみのりんを離れた壁の向こうからやっぱりイザナギのおじいちゃんがそっと見守っていた。

近付きたいけど近付けないイザナギ心。


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見えない世界の媒介人みのりん
リアルな見えない世界の体験を綴ろうと思っています。自分が感じた感覚をそのままに。私の大切にしたい世界が伝わることを願って。見えない世界も大切にしたいと思う方はサポートしてくれると嬉しいです。

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