主役で生きる手本を見せよう…!
たっつん大爆発!
あともうちょっと…もうちょっとで1ヶ月検診で、問題なくクリアしたら少しずつ外出も増やして気晴らしを取り入れていける。
たつみのりっちのリズムを本格的に作っていける!
と思っていた矢先にまさかのたっつんが大爆発(何度も言うけど私と比べると可愛いレベル)しちゃった。
『わ~ん!!
たっつん…何にも自分の事やれてない~…!!』
買い出しから大荷物を抱えて帰って来て、部屋に戻ってきてみのりんの顔を見た瞬間になんか出てきたんだろうなーと今なら思う。
おチビさんが産まれて2週間くらいの出来事。
しんどいしんどい新生児育児。
しんどさの程度はこの際比べないけれど、エネルギーワーカーのたっつんは閃きと創造性が何よりの武器でいつも心と生活に空白の余裕があるのが1番たっつんらしい。
それがみのりんが退院してきてからみのりんの食事を作り、おチビさんのお世話をし、家の整えや掃除、そして洗濯物や細々とした家事を全てこなしてくれていた。
きっとたっつん自身の時間は全く取れてない。
その結果かまってかまって発作が出ちゃったらしい…!
はっきり言って個を尊重してドライにクールなたっつんが全然たっつんらしくなかった。
だってたっつんらしくいれなかったんだもの。
そうなっちゃうよね。
そんなの新生児育児なんだから当たり前!
その当たり前にどれだけの人が呑み込まれ、自分だってやらなきゃって今までの社会や大人の都合に歯を食いしばってきただろう。
そんな風に当たり前にしないのがたつみのりっちのやり方…!
育児が始まってやることがたくさんあるからといって、たっつんとみのりんが我慢しないこと…それって結構重要だと思うんだ。
主役で生きることを伝えよう
おチビさんがこの先どんなスタイルで生きるのか。
1番近くにいるたつみのりの生き方をお手本にする機会が1番多いと思う。
この前のパパにもママにもなるつもりはなく、たっつんはたっつんで、みのりんはみのりんのまま、自らのスタイルは捨てたり我慢したりせずに自分達のスタイルでおチビさんに関わっていくって話にも通じる。
たつみのりが社会や大人の都合ってやつに振り回されて、自分が我慢したり自分を失くしてしまったら、きっとおチビさんにも社会や大人の都合を押し付けることを自然としてしまって、それが当たり前になってしまう。
そうじゃない。
本来はそうじゃないんだよね。
たつみのりだけの話じゃなくて、私たちがやりたい育児や目指したい社会ってそうじゃないはずなんだよね。
これからもたつみのりは自分達を主役にしてそれぞれの人生を生きていく。
おチビさんが自分の人生でちゃんと自分を主役にして生きていけるように。
社会や大人の都合に合わせることだけを伝えない。
社会や大人の都合に合わせられることがいい子の定義じゃない。
それぞれの都合の中で、お互いに協力し合いながら存在していくことを伝えていく。
たつみのりは自分達2人だけで育児を完結させるのを止めた。
おチビさんのおばあちゃんにもひいおばあちゃんやひいおじいちゃんにも頼り、おチビさんに関わってもらう。
たっつんには閃きと思いつきで行動できるだけの空白の時間を確保して、みのりんはひたすらに体力と精神力の回復に集中する。
たつみのりっちは始まったばかり。
『たっつん、思い付きで行動できる時間と心の余裕すごく大切にしたい。』
『みのりん、いきなり体が痛くて動けなくて前みたいに出来ないことが悲しい。』
お互いにそうだよね…そうだよね…と頷きつつ、たつみのりっちになっていこう。
まだまだ始まったばかりだもの。
そしてみのりん、おチビさんの1ヶ月検診を1つの目安にしていたけれど、それは自分の中だけの目標でたっつんに全然伝えてないことにも気付いた!
タスク処理や慣れること、戸惑いや不安にいっぱいいっぱいで肝心の『話して』『聞く』をお互いに出来てなかった。
チームワークもガタガタになるってもんだよ!
『たっつん、あのね。
おチビさんの1ヶ月検診が終わって何もなかったら少しずつ外出は出来ると思う。
だけど、それまでは思い付きで外出しても全然いいけど、近場で済ませてくれると助かるよ。』
『分かったっつん!』
これでたつみのりの中で『おチビさんの1ヶ月検診』が共通の目標になった!
やっとチームとして動き出せた。
そんな感じ。
やっと始まったたつみのりっち。
ドタバタでアクロバティックな育児の日々は続く…!
今回のお話の最後に…。
おチビさんがやってきてから。
みのりんはより『社会の形』というものを意識するようになりました。
社会の都合・大人の都合に合わせ過ぎた余りに社会の都合や大人の都合に合わせることを良しとして育てられ、それを次世代の子達にも押し付けて引き継いではないだろうか???
社会の都合や大人の都合に合わせないと子育てが困難になるような社会の形を何よりも子育てしているご両親に押し付けるような形になっていないか?
大人のイライラや不安や不都合をそのまま次世代に繋いでしまっていないか。
みのりんはこれからもずっと考えるし、理想論なども語っていくと思います。
理想はまず語らねば実現すらしないと知っているからです。
そんなの理想論でしょ!と人の口や自分の口を閉じさせるのは簡単。
誰にでも出来る。
ここではどんどん『理想』語っていこうと思います。
私たちは本来はどんな生き物でどんな子育てをしたり、人と関わったりして生きていきたいのか。
社会や大人の都合に合わせるだけじゃないたつみのり流の育児記録。(はじまりはじま~り!)