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悪魔とされた天使たち

悪魔の正体

イザナギのおじいちゃんが10月から年末年始にかけて忙しくなる間、一緒にいることになった天使たち。
実はあんまり天使に縁がなかった私はちょっとした知識程度にしか天使のことは知らないし、覚えていなかった。

『まぁ、そんなもんデスよ。
私たちのことが常に頭にあるのは宗教に身を捧げていたり、スピリチュアルで天使に傾倒している方くらいデス。』

あ、ミカエルさん。
お疲れ様です。

『…ドウモ。』

ミカエルさんも期間限定でやってきた天使の1人で、パーリーエンジェルなガブさんとは正反対で静けさを好む破魔の天使。

天使たちをお迎えした時に【歓迎会】と称してしばらくやんややんやと騒いでいた方々も落ち着きを取り戻して、最近はやっと落ち着いて話せるようになってきた。

『その時代によってワタクシたちの役割も変わってきましたし、文献が必ずしも正しいとは限りまセン。
【真実は人の数だけありマス】。
【事実はただ1つデス】がネ。』

おお…なんだかシンボルが秤なだけあるミカエルさんらしい言葉だなぁ。

『そうデスか?』

【魔】とどう対峙すると良いかも伝えてくれましたしね。

『ええ、そうデスね。
人が自分の中の【魔】をどうしているかでワタクシたちとの関係性も変わってきマス。』

具体的に言うと?

『その人間が【魔】をどうしているかはワタクシたちを天使とするか、悪魔とするかにも作用しマスよ。』

え?
人の【魔】が天使を悪魔にする?

『フム、そうとも言えるでショウか。
人間が書き記した悪魔たち…彼らの正体はワタクシたちと同じ天使なのデスよ。』

…ええええええええ。
そうなのー!?!?

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