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憧れへの未練が腕一本妬き尽くす。

突然の…めまい。

おチビさんと一緒に過ごしながら、ずーっと続いた自分の人生の棚卸し。
これはいつまで続くんだろう?
終わりの見えない日々に変化が訪れたのは突然だった。

そして、その変化は必ずしも胸踊るようなものでもなく、寧ろもう人生では経験したくないなと思うような体験だった。

ある日突然襲ってきた。
めまい。めまい。めまい。
浮遊感がして歩くのも立っているのも、起きていることも出来ない。
最初は部屋の中で起きて、貧血が原因かもしれないと授乳の頻度を見直してみた。

良くなってきたかな?と思っていたら、今度はスーパーの中でめまい。めまい。めまい。
気持ち悪い。横になりたい。怖い。

コミカルに描いてますが、割と本気しんどいです。

どうして突然こんなことに?
あらゆる可能性を探ったし、生活も見直したけど、大きく関わっているところはそこじゃなかった。
ビックリするけれど、これも自分の奥底にあるものの棚卸しの過程の1つらしい。

本来の自分(魂そのものからくる自分)と意識の部分の自分(人生の経験から作り上げた自分の思考の部分)のズレ。
このズレが私の場合はめまいという症状で肉体に反映されているらしい。

この辛すぎる状況から抜け出すには…!!
エネルギーワーカーであり、パートナーのたっつん曰く『本来の自分の感覚だから怖がらないで馴染むしかない。』というもの。

なんでこう私を導く私の魂は優しいはずなのにスパルタなのか。
私が取り組まざるを得ない状況をよく分かっている。

全部失くしていこう。

でも、このめまいから始まった変化は絶大だった。
めまいのピークがあった2、3日間はとにかく寝て、寝て、寝て見えない領域から肉体の方へのアップロードに集中した。

この頃からめまいは大分マシになってはきた。
けれど、自分ともう合わない・必要のないものにアクセスするとすぐにめまいの気配がする。
ここで強制的に進められたのはデジタルデトックス。

単純にスマホから離れるだけでなく、SNSでの繋がりまで切れていった。
でも、ここで自然に切れるならそれはそれでお互いにいいんだと感じられるようになった。
私が今まで活動した中で繋がれた人たち…それは、今までの私そのものでもあったから今までずるずる続けてしまったのもあった。

うん、消そう。

私は10年以上使ったSNSのアカウントを消した。
今までの自分の繋がりも、今までの自分も消えてしまったような心地だった。
少しだけ心に風が吹いたけれど、それは冷たく寒くは感じずに…ただ軽かった。

本当に前触れも何もなく、消した。
それでいい。
繋がれる人はまたどこかで繋がるだろう。

その夜に感じたのは落ち着いてきたはずの大きなめまいで、10年以上育てたものを失くすという衝撃が体に現れたような…そんな心地だった。

久しぶりの感覚に怖くなって、たっつんにつらい…こわい…もういやだ…と不安や恐怖をこぼして、また『気付いてた?今、お母さんにそっくりなこと言ってるよ。怖くないよ。大丈夫。自分の本来の感覚だよ。

自分の魂からの感覚を沈黙させて、捨て去ってまで生きないといけない現実があって、必死に必死に頑張ってきたね、今までの自分。
ありがとう、もういいよ、お疲れさまで良いんだよ。

子供をあやすような声色で、たぶん私は幼い頃に1番にその言葉を言ってもらって背中を撫でて貰いたかった。
そこから劇的にめまいは落ち着いていき、感覚はずっとずっと馴染み、自分自身になっていった。

感覚はより繊細になって、揺れと感じていたのは実は自分の心臓の拍動や呼吸での体の微細な動きを感じていた部分もあると分かった。
揺れを感じる時は自分に合わないものに触れている時らしく、より鮮明にエネルギーの違いが分かるようになったきていた。

そしてなんと。
『たっつん、今何かしてるね?』
『うん、エネルギーワーク中~。』
たっつんがエネルギーワークをしている時のエネルギーの揺らぎまで感じ取れるようになっている。

自分本来の感覚の使い方がやっと馴染んできたと体験を通して実感出来た。

最後の仕上げは…腕1本分。

さぁ、これで終わりかと思った今回の大騒動。
ここまでさっさと話したと思ったから短い期間の話かと思ったでしょう?
なんとビックリ2ヶ月かけて感覚馴染ませたんだぜ。
それだけズレていた私。
たっつんも『ここまでの人いないよ(笑)』と言ってた。うるせぇよ(本音)

やっと終わりか?終わったか?
そう思うだろ、私も思いたかった。
けど、終わらなかったんだなー。ちくしょう。
今度は右腕1本…右の背中の肩甲骨から胸部まで神経に沿って神経痛が起き、痒みが走り、かくとビリビリと火傷みたいに痛くなってきた。
ぶつぶつと所々赤い発疹が出て来てポツポツと水ぶくれまで出てしまっている。

痛い。痛い。痛い。
不意打ちのように腕から指先への神経痛。
服が擦れれば火傷みたいなビリビリした痛み。
動かせば筋肉痛。
最初は帯状疱疹かと思ったくらいだったけど、明らかに発疹の出方が違う。
もうなんなんだこれ。
完全にここまでくると奇病かなんかかって感じだった。

それでも物理的な要因ではなく、これもどちらかというと見えない領域が深く関わっているようでたっつんサーチによると今回のテーマは『未練』だった。

すべて失くして消し去ったはずなのに。
私の背中にはまだ自分もなりたいと思っていた『憧れ』が火傷みたいにビリビリと居座り。
二の腕には必ず私も自分の力でそんな憧れの存在へなっていくんだという『自分の実力』への強いこだわりが筋肉痛のように染み付き。
腕から指先にはその憧れの姿は自分の魂の持つ本来の姿では無いから努力しても決してなれないのだけど、そんな華々しい憧れの存在への『未練』をガッチリと掴んでいた。

前の次元に右腕だけが未練たらしくがっちりと捕まって残ってしまっていた。
肉体の意識的な部分が次元を挟んで分離しているようになるとこんな風にもなっちゃうの?
とんでもねぇな!すごい経験だ!

『こ、これはどうすればいいの、たっつん。』
痛みに呻きながら問う私にたっつんの声は今まで以上に無常に響く。
『…早く言ってしまえば、諦めるだね。憧れの存在はあくまで他人の輝かしい姿であって、あなたではないからね。腕を視た時に出てきたイメージがそんな風だったよ。』
たっつんが私の腕を視た時に私の深層の領域にいたのは私自身ではなく、私がずっと推してきた世界的なギタリストだった。

華々しく、実力でもって活躍する輝くステージにいる人。
私はそんな推しに自分を寄せて、自分の糧にしてきたらしい。
でも、それは推しであって自分じゃない。
自分じゃない人を目指しても決してなれない。
…私はもう私の人生を私で生きなければならない所に立っていた。

推しは大切にしていいんだよ。
大切なのは私の心の在り方。
私は推しのように実力で華々しく表舞台に立つ…そんな自分の人生をすっぱり心から諦める必要が今はあるようだった。

この腕の痛みはまだ消えていない。
正確に言うと背中の痛み『憧れ』の部分がまだどうしても残っちゃってる段階で体験をまとめている。
それこそ20年くらいずっと心の拠り所にして、魂の深層にまで存在してくれて支えてくれた推しに今私は向き合っている。

恥ずかしくない私で向き合えている?
分からない。

私は最後の仕上げとばかりに推しと繋がっているSNSのアカウントもつい先日…消した。

私が私の人生を生きれた時にまた深層心理の推しに会いにいこう。
ちゃんと伝えようと思う。
『魂本来の私で生きられない間、支えてくれて本当にありがとうございました。魂本来の私で生きている私でこれからは推していきます』って。

腕の痛みの原因もたくさんの経験や思考が複合的に絡んでいるので、それだけでなく痛みや場所が少しずつ変わりながら出てきている。
かつて生き延びるために身に付けた毒を、もう必要ないからと排毒するのはなかなか骨が折れる。

人生で経験しないような日々を生きながらたつみのりっちの日々は続く…!


リアルな見えない世界の体験を綴ろうと思っています。自分が感じた感覚をそのままに。私の大切にしたい世界が伝わることを願って。見えない世界も大切にしたいと思う方はサポートしてくれると嬉しいです。