Non sugar good night baby.
夜にぐずぐず
おチビさんはすごく寝付きの良い子で、夜中に起きることも少ないタイプだった。
寝んねトレーニングの動画を参考に眠くなったらおチビさん1人で眠ることが出来るように関わっていたのもある。
ビックリすることに赤ちゃんは自分で『眠る』ということが大変だったりする。
環境を整えたり、眠れるように関わることで寝んね力が付くらしい。
そんなことを知ってから、おチビさん本人もしっかりと眠れるように工夫出来たからか…今まで全く夜泣きで睡眠不足とかそんなになったことはなくて非常に助かっていたのだけど。
おチビさん9ヶ月間近で急に寝付きが悪くてぐずぐずするようになった。
眠いはずなのに寝れないようでおチビさん自身もかなりイラついているように見える。
頭に熱がこもって熱くなりかきむしる。
こうなるともう抱っこしてほしいのに、抱っこすると身をよじったり蹴ったり、体勢を変えられるのも気に入らないのかずっと泣く。
ちょっと様子がおかしい。
たっつんでさえ要因が特定できなくて『なんなんだ?』状態。
そこで仮説を立てて動くことにした。
『最近甘いものを多めに午後に食べている気がするから…それが母乳に出てこうなるのかもしれない。お菓子食べるの止めてみよう。あとコーヒーも止めて様子を見てみよう。』
そう提案されて正直私はげー…と思った。
また私が我慢すんのかよって思ったんだ正直。
でもおチビさんが辛そうなのも分かるし、砂糖の影響に関しては色々と言われているのも事実ではあるから…食べ物を選べる状態にないおチビさんに関してはまだ私が頑張るしかない。
寝不足も精神的にきつくなってきた頃合いだった。
あー…やるかぁー…と思いながら気持ち的にはげんなりだった。
お菓子の代わりにご飯を!
みのりんの食生活は1日朝晩の2食。
ご飯の間に間食でおやつを食べ、このおやつを抜くと低血糖でお風呂の時に体調不良を起こすので…おやつのお菓子を止めておむすびやチャーハンとご飯系を食べることになった。
基本的に砂糖をご飯には使わないので、とにかくお菓子を抜いてみる。
だとしてもさー。
甘い味で補給しているものがあるんだよな…。
主に精神的にさー…たっつんがご飯作ってくれるからいいやとか、そのご飯が美味しいからいいやとかじゃないんだよな。
だって甘いの食べたいんだよこっちは。
ご飯系の間食だって食べるけどさ。
甘いものを食べることで補給しているものってあるんだよほんと。
そんなことをグチグチしながらお菓子を抜いたその日の夜…見事におチビさんは久しぶりに健やかにすやすやと眠ったのだった。
グズることもなく、かきむしることもなく、それはそれはスムーズな入眠だった。
えぇー……。
ここまでハッキリ出ちゃうと複雑だなぁ。
次の日にはオヤツのお菓子の時間を午後ではなく午前中のお茶の時間に移して様子を見てみると午後のお昼寝の時間に例のぐずぐずが出てやっぱりおチビさんは眠れないし、頭をかきむしって、身をよじっていた。
こうなるともう落ち着くまで時間をかけるしかない。
ちなみにもう1つの『コーヒーの影響かもしれない』を確かめるためにお菓子を抜いて午後にコーヒーを飲んだら夜におチビさんの目はちょっぴり冴えていた。
ちょっと寝る時間が遅くなる程度でぐずったりはしない…コーヒーはそんな感じらしい。
『こんなハッキリ出るもんなんだねぇ~…。』
『………。』
まったりしたたっつんの言葉にもちょっとイラッとするくらい私はショックだった。
たぶん育児の景気付けに甘いものを食べているってところがあったんだろうなぁ…それが一気に無し!の方向にいくと何をその代わりにすりゃいいんだろうって路頭に迷った気持ちになる。
でも、導きだされた答えは1つ。
どうやらたつみのりっちの場合は夜のぐずぐずは砂糖や甘味料の甘みが強いお菓子を一定量以上取ると発生するらしい。
食べる量やタイミングの見直しが必要だなぁ。
『生きる』を伝える
さっきも言ったようにおチビさんは食べるものをまだ自分で選ぶことが出来ない。
そして、食の習慣はきっと生まれた両親のものを大体は引き継いでいくのがほとんどだと思う。
食の問題に関してはとても複雑で、たつみのりっちは自分達はこうしよう!と決めるだけでとやかく意見する立場には無い。
それでもやっぱり…経済によって歪められた食べ物よりも自然になるべく近いものを選んでいこうとは思う。
それも日本の土から生まれた自然農法の野菜や、本来の命の形そのままに生きる動物からいただく卵などなど。
量を確保するためにどれだけの命の形を私たちは歪めているんだろう。
事実としてそうでもしないと国民の食い扶持を確保できないくらいに日本の食は歪められてきたし、これからも経済や大人の都合、社会の都合ってやつで歪められていくのかもしれない。
せめて自分の食べるものやおチビさんの口に入るものは選んでいこう。
選べるように頑張るぞー!という思いである。
心ある農家さんと直接繋がって支援したり、自分の家で祖母が作る野菜の分だけは科学肥料に頼らずに米ぬか肥料を自作してみるのもおチビさんがいるから実際に行動に移せた。
食がおチビさんに与える影響について、今回のことで嫌というほど分かってしまったのでこれからもたつみのりっちの独自の視線でおチビさんに『食べる』ということ、『生きる』ということを伝えたい。
なんか最近…すごく自分が政治家みたいになってきたなぁ…いや、そんな影響力もないし、なるつもりもないんだけど。
前よりずっと興味を持って働きかけていることは確か。
人って自然と変わるものなんですね。
自分事を他人事に思いながらも今日もおチビさんの健やかな眠りを守るため…みのりんはおにぎりを食べて我慢するのであった。
リアルな見えない世界の体験を綴ろうと思っています。自分が感じた感覚をそのままに。私の大切にしたい世界が伝わることを願って。見えない世界も大切にしたいと思う方はサポートしてくれると嬉しいです。