小説オレンジジュース11
またもやウンジュの作り話だった。
作り話ばかりでうんざりする。
ウンジュは、みのりから離れて自分の故郷に帰ろうと目論むが、みのりから離れなれない自分に苛立っていた。みのりが案をだす。ゆうたいを無くす方法を思いついた!ミサキはゆうたいという人を操る術で、がんじがらめにされている。それを何とかしなければ。みのりはウンジュに脳みそを削る方法を推した。ウンジュは右脳と左脳を削る事で、ゆうたいにしばられないウンジュを作り出すことに成功した。あと少しのところで、削る勇気を失いかけてはいるが。ウンジュを説得するのに疲れたみのりは、途中経過を小説に書きだしていた。