表現しない方が伝わることもある おかあさんといっしょ「うん、いいんじゃない」
「あさ おきられない めざましどけい」そんな出だして始まる癒される歌。Eテレの言わずと知れた人気番組、「おかあさんといっしょ」の11月の月歌「うん、いいんじゃない」にハマっています。
月うたとは月に1曲1ヶ月間、毎日放送される番組の新曲のこと。11月、毎日聞いていたこの歌が非常に心に響きました。
まず、ゆったりとして、爽やかなメロディが朝にぴったり!
そして、歌と一緒に流れるアニメーションも非常に可愛らしい。チャーミングな登場人物(?)たちをゆるく愛らしく表現しています。
そして、何より簡単で優しさのある歌詞がじんわり心を温めます。
ゆっくりとした曲調も相まって、普段あまり歌を覚えることのできない我が家の3歳児、はるくんもすぐに歌詞を間違えずに口ずさむようになりました。
「いいんじゃない いいんじゃない」と繰り返す部分がキャッチーで、もうすぐ2歳のふゆちゃんのお気に入り。アニメーションの真似をして手を上げながら首を傾げる姿は、親的に国宝級の可愛さです!!
歌詞を載せたいところですが、NHKさんの著作権関連は色々と注意が必要そうなので、泣く泣く割愛させていただきます。
概要を書くと、朝起きられない 目覚まし時計 や 虫の苦手な虫かご、働き者のナマケモノ と行った本来の役割が苦手であったり、世間の固定概念と反対の性格を持つキャラクターたちがたくさん出てきます。彼らが集まって共に時間を過ごすことで「いいんじゃない」と自分を肯定する気持ち、それぞれの場所に帰っていく。という内容です。
この歌詞が心に沁みる理由の一つは、この「いいんじゃない」の根拠が表現されてない点だと感じています。
いったい、何がどう「いい」のか表現されていない。そのことで、全部丸ごと「いいんじゃない」って肯定してくれるんです。
私は家事の苦手な主婦だし、だらしがないママだし、お小遣い程度も稼げないワーママ。でも、いいよね。うん、いいんじゃない!
なんて優しい世界なんだ!!
書くことで表現をしている日々を過ごしていると、伝えるためにはあれもこれも書かなくちゃって考えます。でも、敢えて書かないことで伝わることもあるって教えてもらいました。
そう思わせてくれるのは、きっと、うたのおにいさんとおねえさんの優しく、心のこもった歌い方も影響しているのだろうな。
「うん、いいんじゃない」を毎日聞けるのも、きっと明日が最後。
きっと、これから時々ふいに慌ただしい朝に聞こえてきてくれることを期待して、この優しい歌詞を心に留めたいと思っています。
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