ワーキングメモリーと知能の凹凸のはなし。①
私の大雑把さは、自他共に認めるところである。
こんな事を中学生時代に美術の教科担任に言われまくった自分の子供時代は、細かい部分の手直しを美術の先生にやらせるのが日常だった。
発達障害の人間は、細かいことに気を取られて永遠と同じ作業をやりがちだとよく言われるけれども。
私の場合はとにかく細かい事は頭にはいってこず、大まかな部分ができてしまったら次の事をやってしまいがちなのだ。
文章を読む時を例に挙げると、こんな説明文があるとする。
私の脳内はこんな感じでデフォルメ化されて理解する。
基本的には傾聴、精読に徹する様には心がけているのだが。
これ以上、細かく理解する為には、相応の時間とそれを許してもらえる環境が必要だ。
あとは私が興味を持てるのか、理解するに値する内容なのかと言う部分も重要だ。
私は長ったらしい説明をされるのが嫌いだ。
細かい事なんて後から説明すりゃぁいいのに、グダグダと結論を後回しにダラダラ喋られると、だんだんイライラしてくる。
それでも私の言語理解の知能指数は平均程度ではあるので、話の流れから人並みに類推したり、言いたい事を頭の中でまとめて理解する事はできる。
そうやって会話が成立している様な…
してない様な…
みたいな状況が出来てしまうのだ。
あとは、たまに自分の言った事を短期記憶に留めておくことが出来ず、同じ事を繰り返してしまったり、話が飛んでしまったり、細かい説明をしているうちに訳が解らなくなってしまったり…と言う事は日常なので、人に何かを説明する時は可能な限りカンペになる様な資料を用意している。
特に何が言いたいわけではないが。
知能の凹凸の症例として。