【秘境話6】紀伊半島最大の町。(十津川村)
十津川村……
紀伊半島の秘境のイメージといえば、世界遺産である、熊野古道や熊野三山を思い浮かべる方が圧倒的多数と思いますが…。
私は個人的には、十津川村を真っ先に思い浮かべます。
※画像は国土交通省のHPより。
丁度、三重、和歌山、奈良の3県に隣接する、紀伊半島の中心に位置しています。
まずは、夜中に天川入り。
深夜2時に天川入りするとか、どんな阿呆なのか?と言う感じはしますが。
LCCの最終便で関西空港に到着し、どこか適当な道の駅で車中泊でも…と考えながら、なんとなく運転していたら到着してしまった。
夜中のこの看板は、なかなかホラーですね。
とりあえず、天川に到着した所で、いい感じの眠気が来たので、洞川温泉温泉センターの駐車場まで移動して、そのまま車中泊。
翌朝、そのまま十津川へ。
とりあえず、完全にノープランだった為、有名な“日本一高い吊り橋”を渡る。
“谷瀬の吊り橋”
〒637-1106 奈良県吉野郡十津川村上野地65−2
高さ54m、長さ297.7 mの橋らしい。
昭和29年に完成したこの橋は、当時の谷瀬集落の方々が橋を完成させるのに必要な費用のほとんどを出し合って、完成させた橋との事。
地元の人の生活用の橋なんですが、渡っていた人のほとんどが観光客っぽかったのは、気のせい???
何にせよ、かつての住人の想いが沢山詰まった橋。
大切に渡りたいですね。
ちなみに、眺めは最高。
みんなへっぴり腰になっていたけれど。
この橋は比較的ワイヤーがしっかりしている為、私は全然平気でした。
地元の人や郵便屋さんはバイクで渡ってるようです。(観光客はバイクで渡っちゃだめ。)
それよりも、この後の玉置神社の道中にある、大野出合橋の方が、ワイヤー、足場共に心もとなくて怖かったです……。
“大野出合橋”
〒637-150 奈良県十津川村大字大野
国道425号線沿いにある、小さな吊り橋です。
写真残ってなかったです……。スミマセン。
今でも渡れるのかな???
”清納の滝“
〒637-150 奈良県十津川村大字大野
(Googleマップだと奈良県吉野郡十津川村大字高滝と表示される。どちらが正解でしょうか。)
大野出合橋の向かい側に「マイナスイオンの滝」と言う看板があります。
国道425号沿いです。
非常に足場の悪い道を道なりに行くと、こんなに立派な滝があります。
ウンディーネが住んでいそうな、この場所は、秋の紅葉が非常に綺麗な場所なんだとか。
この滝を見つけた当時は、インターネットにあまり情報がなくて、滝の名前を特定するのが結構大変でした。
しかし近年は結構みなさん、ここで水遊びしているらしい……。
流石に滝壷付近は、ヤバそうな感じがしますが、私も次に行ける時は濡れてもいい服装で行こうと思ってます。(結構深そうなので、流れの速さが読めないです。)
“玉置神社”
奈良県吉野郡十津川村玉置川1番地
非常に有名な場所なので、もはや解説不要かと思います。
“呼ばれた人しか行けない神社”で有名ですよね。
私は、難なく行けてしまったんですけど…。
人によっては、鳥居をくぐった瞬間に具合が悪くなった…とか。
節々が痛くて参拝が終わって鳥居を出たら何事もなくなった…とか。
噂レベルですが、いろいろな話を聞きます。
その中で、とあるYouTuberさんが、面白い事を仰っていて。
スピリチュアルとかよく解りませんが、私がどの階層の玉置神社(環神社?魂置神社??魂起神社???)に辿り着いたのかも、実際のところ不明ですが…。
こう言う話を聞くのは楽しいです。
見えないものを信じるのは、なんだかワクワクしますから。(信憑性の無いものは聞きませんが。)
ちなみに、玉置神社よりもう少し玉置山を登った場所にある“玉石社”と言うものがあるのですが。
私はそこで2時間位、玉置山を歩き回りましたが、何故か見つけることはできませんでした。
……呼ばれてなかったのかなぁ???
……写真も、撮影した記憶あるのですが、現在のスマホには同期されてなかったです。
サルベージできたら載せますね。
“果無集落”
〒吉野郡十津川村桑畑
十津川村の売店に入ってみると、至る所に観光案内のポスターが貼ってありました。
その1つのポスターに目が止まりました。
それは、笑顔のおばあちゃんが被写体になっていて、バックには遠くの山々が少し低めに写っている様な…
まるで、その土地だけが宙に浮いているかのような景色が広がる絵でした。
0w0(仮)「このポスター、撮影地はどこですか?」
店員さん「果無だよ。ここも十津川だよ。」
せっかくなので行きたい…と思い、道中で地元の人や、インターネットから情報を集めて、行ってみました。
そうそう。
この景色です。
本物が見たかった。
私が訪れた季節は秋。
コスモスが沢山咲いていて、これがいい感じに風景に溶け込んでいる。
こちらも、色川集落同様、誰かが生活している民家なので、写真は控えめに……
…どこを撮っても、どんな撮り方しても絵になる……。
熊野古道の小辺路でもある、この小さな集落は、別名“天空の郷”と言われているそうです。
十津川はこんな感じでしょうか。
他にも見どころの多い場所なので、一生のうちで充分周り切れるのか、微妙な気がしてます。
ちなみに、この日のお昼ご飯は柿の葉寿司でした。
オマケのみかんも添えて。