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the Departure.

今日という日から丸4年前。大学4年生の僕は、長崎で就職内定を決めたらしい。

水辺の森公園に、まだ柵ができる前の頃。
夕方、ここでぼーっと眺める港の風景が好きでした。

この投稿で僕はこう続けていた。

分からないなりに色々考えたことはあるし、伝えたいメッセージは山ほどある。
けどやっぱり文章で長々と書き連ねるのは面倒くさい。読むのもね。
ひとまず、この言葉が今一番ぼくの中でピンと来ています。

「NEVER KNWOS BEST」
(何が一番良いのかなんて分からない。)

早く決まればいいのか。
第一志望に行けたらいいのか。
そんなの働いてみなきゃ分かんないんだから、そうじゃなくたって別にいいじゃん。

とのことです。From me , from 4 years ago.

これは、ぼくが大好きなアニメーション「フリクリ」から取った言葉。
SFチックな世界観や、センス抜群な主題歌・挿入歌、アクションシーンのモーション・演出が最高なんです。6話しかないから、気になる人はぜひ観てくれぇ。

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安堵と不安定が入り混じった当時の情緒が、Facebookの近況報告として吐露されていました。

なぜ、この話を持ち出したのか。
それは、この4年前に決まった仕事を退職してきたからです。つい昨日。

日付なんて全然覚えていなかったのだけど、不思議なものですね。
人生の周期というものは、こんなにもきっちりと頃合いを見て顔を出してくるものなのか。

就活も大変だったし、在職中も大変だった。
だけど、内定をもらうときも、退職するときも、驚くほどあっさりで。
何事も渦中にいるときは必死にもがき苦しむものなのに、気付けば水面から顔を出せるようになり、底に足がつくようになっている。

あれ、立てんじゃん(笑)みたいな。

・ ・ ・ ・ ・

そしてまた面白いことに、ちょうど1年前にも、この4年前の投稿をぼくは振り返っていたらしい。自分のことめっちゃ好きなのかな。しつこいって言わないで。

※モル大量発生注意!
4年前のモルを1年前のモルがシェアしている様子を、いまのモルがシェアしています。

こうやってみると、少しずつ少しずつ、強くなっていってる気がする。
過去に選択した別れ道や、いま自分がどこを歩いているのかが、少しずつ腑に落ちて、昇華させようとするエネルギーの胎動が感じられる。

ぼくは何事も器用にできないタイプなので、いままでの仕事もとても楽しかったのだけど、自分の人生や本当にやりたいことを考えたときに、どうしてもじっとしていられなくなってしまいました。

ここにずっとはいられない。ずっとこのままではいられない。

多分、その中に「悔しい」も入っていたのかな。それだけじゃない、いろんな感情がごちゃ混ぜになって突き動かされているんだと思う。

・ ・ ・ ・ ・

踏み切ってしまった以上は、後には引けない。
そう思うけれども、何かに所属していた昨日までの自分から、もう何者でもない今日の自分になったいま、漠然とした怖さや寂しさに襲われている。

良くも、悪くも、心地よかったのだ。
ここからは、自分の船で、オールを漕いで進んでいくしかない。
この気持ちも、いつの日か回顧する時が来るのかな。


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