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マーブル模様で出来ている。

そうやな〜。

僕のコトバサガシは優しさの表れ、なのだろうか。そうだったらいいな。外側から見たらそう感じ取ってくれるのであれば、嘘じゃないと思うし、ありがたく受け取るね。正直、ちょっと目頭が熱くなったよ。(笑)

一方で、内側から見たら、ただ「自信がない」という場合もある。
この言葉で合ってるかな?間違ってないかな?傷つけないかな?
怯えながら、恐る恐る差し出す。石橋を叩いて、叩いて、叩いて渡る。前回あれだけ、意思だ意地だと言っておきながら、随分としおらしいでしょう(笑)
簡単に言えば、いちいち「そうやな〜」と出てしまう“口癖”で、重く言えば、ある意味“呪い”みたいなものでもある。

褒められてるのに、嬉しいはずなのに、素直に受け取れないことってない?

あ、そうそう。伝えるはエゴだって話、よくわかるよ。
多分ね、話し手が伝えたいこと・頭の中で思い描いていることが、そっくりそのまま聞き手に伝わることって、100%ないと思うんだ。絶対に。

「10聴かせたいなら20聴く」
いいね。真意はまだ掴めないけど、どういう意味なのか聴いてみたい。
そして、この言葉を参加者が後日ふと思い出してくれた。嬉しいよね、それは。
おそらく、この人も自身の今までの記憶や経験から照らし合わせて、じわじわと自分の腑の中に落とし込んでいるんじゃないかな。但し、ちょーのくんの放った言葉通りの意味ではなく、その人なりの解釈で。

それが、伝わるってことなんだと思うんよ。

声や文字になって出てきた言葉だけが一人歩きして、そのあとは受け取った人が意味を持たせるだけ、みたいな。これ、伝わるかなぁ。(笑)
色のついた水の中に絵の具を一滴垂らしても、そっくりそのまま垂らした色には染まらない。名言。

岩手県陸前高田市で、語り部ガイドさんが話してくれたこと。正直、内容はもう憶えていない。でも、つい最近知人が亡くなったことを話してくれた気がする。震災後、みんなのために頑張ってくれた立派な人だったって。バスの中には、ガイドさんと学生の僕たちがすすり泣く音。

このガイドさんから僕が受け取ったものは、津波が来たら逃げろ、ではないと思ってる。もちろんそれもあるけど。極論はそうじゃない。
日々を楽しく、幸せに、周りにいる人を大切にね。という、愛情だ。
ガイドさんが伝えたかったことはもっと違うかもしれないけれど、僕はそう受け取ってしまった。

被爆者のおじいちゃん・おばあちゃんも、平和の尊さを伝えたかったのはもちろんあると思うけど、君の記憶の一部になれただけで、きっと報われているはず。



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