補記 自己認識と一人称
よく一人称がぶれる。俺、僕、わし、わたし。
多分自己認識にちょっと壊れたところがあって、一定の一人称にならないんだと思う。
あとは、おそらく創作の弊害かな。一人称視点の文を長いこと書いてると、書き文での一人称が自動的に俺になる。それが素の話し言葉にも出る。自他の境界が薄いのに加えて、現実と虚構の境界も薄いあたりが(ツイートで)喋りまくるタイプのコミュ障って感じだ。
さすがに職場では私って言うけど、たまに疲れてくると素で僕って言ってる時があるのでふざけていたことにして流したことがある。いい年して恥ずかしい。
書いてる最中のキャラクターは憑依というか、過剰に感情移入して文を書くこともある。書き手である己の苦しみを投影しすぎることもあるし、逆に設定が重たいキャラの痛みをさも分かったふうに思うこともある。
自己認識が液体みたいで、濃い色を飲み込むと染まりやすいみたい。お恥ずかしい。