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僕のウーバーイーツの稼働環境@自転車
お疲れ様です。
ウーバーイーツの稼働を始めて早1週間が経ちました。
夏休みを使って、本当は勉強もしないといけないのですが、気持ちよく稼働できています。
今日は、誰得な気もしますが、僕の稼働環境を記します。
ただの電動自転車推しになっていますので、ご容赦ください。
乗り物について
乗り物は電動自転車を使っています。
現在はもう廃盤となっていますが、パナソニックの「ビビチャージWT」を愛用しています。
https://www.yodobashi.com/community/product/review/df0000qDN2j0p001lIr70/detail.html
これの色違いです。
普通の自転車はペダルで踏み込んだ力を後輪に伝えます。
そして、一般的な電動自転車はモーターの力も後輪に伝えます。
ところが、この自転車はモーターが前輪側についており、人力の分は後輪で、電動アシストの分は前輪で駆動するのです。
正直高い買い物でしたが、当時アルバイトをしており、クロスバイクで汗だくになっていたのが嫌で買い替えたのでした。
ちなみに、接客が嫌だったので飲食店で皿洗いのバイトをしていました。
昔から単純作業が大好きな人間です。
そして、この自転車最大の特徴はハイブリッド車のように回生ブレーキが使えることなのです。
危険回避の時以外はほぼすべてを回生ブレーキのみでまかなっています。
普通のブレーキは雨天では効きが悪くなりますが、その影響を受けないため、土砂降りでも安定したブレーキングが可能です。
モーター音のサンプルはこちら
僕は電車が好きだったのですが、路面電車のモーターみたいな音がします。
現在、回生ブレーキの掛けられる自転車はブリヂストンの「アルベルトe」などがあるようです。
また、電動自転車はモーターと電池を積む関係上、非常に重量があるためタイヤや骨格が丈夫なものになっています。
4年目で既に15000キロ以上走っていますが、消耗品以外の修理はしていません。
チェーン交換2回、前タイヤ交換2回、後タイヤ交換1回、ブレーキワイヤーと変速ワイヤー交換各1回です。
次からはウーバーイーツを電動自転車で稼働するメリットとデメリットについて書きます。
電動自転車のメリット
まず第一に、非常に走行が楽です。
現在は1日40~50キロ走らせていますが、筋肉痛になることはありません。
ただ、日に日に筋肉はついていますのでバイクほどは楽ではないと思われます。
引きが悪いとロングピック&ロングドロップで10キロ程度走らされることもありますが、ちょっと汗かいたな・・・程度で済みます。
圧倒的に暑さのせいで汗をかいています。
配達では加減速が非常に多くなりますが、全く苦になりません。
出したスピードが惜しくないですし、信号無視しようなどとは1ミリも思いません。
たまに信号無視の自転車に先を越されますが、必ず抜き返せます。
二つ目は、先ほどの話につながりますが、非常に加減速が良いです。
バスよりも加速します。
ノンターボの軽自動車のべた踏みくらいの加速を見せつけます。
また、車重もあり、ブレーキも普通の自転車よりも制動力の高いものが付いていますのでブレーキも安心できます。
たまに交差点で出合い頭に車が飛び出してくることがありますが、見えた瞬間にフルブレーキを掛けると、交差点の手前で停車できます。
むしろ追突を気にしなければなりません。
車重が軽いとタイヤがロックしてしまいがちですが、全くしないとは言わないものの、かなりしづらく制動距離が短いです。
そして、後ろカゴをつければ注文品を載せていない時は背負わずに済みます。
ずっと背負うと汗をかきますし、肩も凝ります。
街にはいわゆる赤チャリという電動レンタサイクルもありますが、後ろカゴはついていませんので背負い続けるほかありません。
傾けても良い商品(パンなど)であれば、背負わずに配達することも可能です。
そうなると、電動で道路を軽く流して言われた家に行くだけで報酬が入るので、本当にお金貰って良いのだろうか・・・と思うほどに楽になります。
よくクロスバイクと比較される気がしますが、後ろカゴを付けれるのがメリットです。
また、商品をさほど揺らさずに済みます。
ロードバイクであれば体を腕でも支える形になるので、本人の筋肉次第で問題にはならないのですが、ママチャリだと漕ぐ際にどうしても腰から上を動かさずに走ることは難しいです。
電動自転車であれば、アシストのお陰でさほど力を込めなくても走ることができ、体を揺らしたくなるほど力を入れることはほぼありません。
大抵は揺らしても漏れることはありませんが、揺れない方が運ぶ方としても安心できます。
最後に、向かい風が怖くなくなります。
体感として、天気予報で風速8メートル程度までであれば普通の自転車の無風時程度のスピードを出すことが可能です。
台風でも走行はできますが、おそらく食べ物がぐちゃぐちゃになると思いますのでウーバーイーツは流石に無理そうです。
悪天候だと稼働する人数も減りますのでピックもしやすくなりお勧めです。
後述しますが、重量もあるため風で飛ばされることも少ないです。
電動自転車のデメリット
次はデメリットなのですが、まず、電池が切れると巨大エアロバイクに早変わりします。
ウーバーイーツはダブルピックをすると思いのほか走行距離が伸びますので、残りの走行距離を考えて走らせないとドロップ先で地獄を見ます。
正直、自転車を置いてバスで帰ろうかな・・・と思うくらいのレベルです。
電池切れだけは何としても避ける必要があります。
次に、非常に車重があります。
僕の自転車はラインナップの中でも大容量バッテリーを積んでいることもあり、自転車だけで何と30キロもあります。
一般的な自転車で16~18キロ前後、クロスバイクで10~12キロ程度だと思いますので、圧倒的です。
重いことによるメリットもあるのですが、スタンドを下げるときにやはり重さを実感します。
電動自転車の説明書には「サドルを持ち上げると破損の恐れがあるので、必ず後ろの荷台を持つこと」と書かれています。
実際、一度壊しています。
また、バッテリーがある分重心も高く、急ハンドルを切るとかなり簡単に転倒します。
バイク乗りの方の中では常識なのだと思いますが、曲がるときには必ず体ごと曲がる方向に重心を傾けることです。
一度雨の日にこれをやってしまい、転倒し前タイヤを駄目にしました。
あと、転倒すると足が30キロの重しとともに地面に叩きつけられますので、普通に打撲します。
そしてこれに関連して、一度バランスを崩すと立て直すことが難しいです。
特に雨の日のタイルや排水溝の上、晴れていてもカーブ上にある砂で滑ると、一瞬で自転車を持っていかれます。
あらかじめ予測して徐行したり、重心をややカーブの方向と反対に傾けてやり過ごしますが、これはれっきとしたデメリットです。
万が一滑った時には滑った方向と反対にハンドルを向け、ペダルを踏みこんで加速し立て直しますが、これはもはや冬道の車の運転です。
あとは、脚力はさほど必要ありませんが案外腕力が必要です。
前輪にモーターが付いている機種特有なのかもしれませんが、モーターの重量などの関係で案外ハンドルが重く、腕に多少力を入れないと曲がりません。
これが安定感にもつながっているのですが、危険回避の時にはガッツリ曲げる必要がありますのでこれが意外と大変です。
上で良く止まるという話を出しましたが、車体は重いので慣性の法則からして、急ブレーキをかける際にもレバーを引く力はそこそこ必要です。
クロスorロードバイクとどっちが良いか?
時々話題にのぼることだと思いますが、これは場合によると思います。
まず、電動自転車はアシストが時速24キロで切れる設計になっています。
これは法律上の制約です。
そして、車重があるためこれ以上出すためには人並みならぬ脚力が必要です。
それに、電動自転車に乗っておいてそこまで頑張って漕ぐメリットなど皆無です。
対して、クロスやロードは高速も出しやすく、慣れた人なら巡行時速35~40キロで走らせることも可能でしょう。
少なくとも時速30キロ程度までは割とスムーズに加速できると思います。
ただし、加速を繰り返す場面ではしんどい部分ばかり味わうことにもなります。
以上を考えて、走る道路やピック・ドロップ先までの距離に左右されるのではないかと思います。
短距離で加減速が多い場面、もしくは遠距離でもそこそこの速度が出れば満足できる場合は、電動の方が楽だと思います。
逆に遠距離で幹線道路を飛ばせる場面や数をこなして報酬を稼ぎたい場合はクロス・ロードの方が優れています。
ただ、どちらをとっても一般的な自転車よりは配達速度は上がるものと考えます。
ちなみに僕の平均時速は、鳴った瞬間からお店でピックアップし、家の呼び鈴を鳴らしてドロップするまでの時間でおよそ時速10~11キロ程度です。
走行時間だけ、空荷で全速力を出すと平均時速14~15キロ程度になります。
ロングドロップで仮に1配達5キロ走ることになっても30分以内で終わる計算です。
たいてい600円程度になりますので、2連続でロングピックを受けてしまったとしても時給は1000円以上にはなるわけです。
ただ、これはピックアップまでの距離が入っていませんので実際にはここまで美味しい話はなく、実際は最低時給を割るか割らないかのラインに落ち着きます。
とはいえ、個人的に半径5キロ以内なら苦痛を感じずにピックができるようになり、近くで鳴らないから暇だ・・・とか、遠すぎるから受けないということも少ないです。
ぜひご検討いただければ幸いです。
長文でしたが、お読みいただきありがとうございました。