すきなたいぷ
こんにちは、りんごです。
学生の頃からよく「好きなタイプは?」ときかれ悩んでいた。答えとしては「ない」のだから。私の恋愛事情は中学生あたりでこじれた。
初恋は、近所に住んでいた男の子。幼稚園から小学校2年生のたかくん。目が細くてやんちゃな坊主の子だった。毎日のように遊んでいた。
たかくんが住んでいた団地に引っ越してきた、目の大きな男の子。まさ。これが人生初の一目惚れだった。その大きな目にどんどん興味を持った。水泳教室が一緒で、泳げないまさを何度か救ったこともある。
どんどん、自分に持ってないものを持っている人が羨ましくなり、好きになる典型的な人になって、次に好きになったのは勉強もできて、背も高くて、頭もいいたくやくん。学年の女子が必ず一回は好きになる人をちゃんと好きになった。5年生のときには、同じクラスのちょっと独特な雰囲気を持っていたけーご。6年生のときは特別支援クラスの先生をしていた山本先生。黒縁メガネをかけていた爽やかなお兄さん。
中学に上がって中2の夏。世界で一番バカな頃。そこで私は、転校生と仲良くなり毎日メールのようなことをして【好きなのでは……?】と思っていた冬の日。下校時、いい子の私は信号のない道路を渡るべく右、左と確認したのだ。その、左を見たときだった。
隣のクラスの女の子と手を繋いであるいていたのだった
それをきっかけに、もう、自分の好きを信じなくなった。別に盛大に振られたわけでもないし、当たって砕けたわけでもない。ただ、なんとなくこの人と付き合えるのでは?と思っていた。白馬の王子様が迎えに来てくれる……の感覚で、告白してくれると思っていたのだ。思いは思いのまま。何も変わらないと気づいてからのわたしは中二病さながら「人に興味を持たなくなった」
そのせいか、自分の感情にも気づかなくなり大学生からは「あ、ホントは好きだったんだ……」となることが多かった。
・サークルの先輩が好きだったけど、その人はサークルの部長と付き合っていた。
・小、中同じ学年でずっと同じクラスで出席場号順に並ぶと必ずとなりに来るかけるくん。ホントは私のこと好きになってくれていたらしいけど、私は友達がかけるくんが好きと言っていたから興味も持たなかった
・バイト先の浪人した同い年は、いつの間にか学生結婚。一個下はデキ婚。もう3個下とは連絡がつかなくなってから、あの子いい子だったなぁ……としみじみ思う(これは恋か?)仲良くて、一緒に帰ったり壁ドンまがいなことしてもらったりした、一個下はクライアントさんの年上女に計画的に攻め込まれ流れるように同棲→いつしか結婚し今じゃ子供が二人いる。
すべて、男性側に恋愛の動きがあってから私は好きだったのだと気づく鈍感さ。感情を汲み取る能力の低さを感じるのだ。
そんな中、今気になっているお兄さん。出会った頃こそ彼女持ちだが、今は彼女はいない。そこで安心していいのか、もしかしたら彼氏がいるのでは……?と最近思っているが、ひとまず、フリーでありまだ会える場所にいるし、連絡先も知っているレアケースなのである。
そうして【好きなタイプ】を作ることにした。好きになった人がタイプ。そういうとあらゆるところからのバッシングがくるので、今の好きな人のことをかいつまんで話せばいいのだ、と結論を出した。
ただ、次の問題が発生する。
お兄さんの好きなところ、どこ???
長くなったのでまた、明日以降。今年になって、お兄さんに会いたいとか思ってはいないし、連絡もとっていない。ドライな関係です。では、また。
りんご)気づいたら片想い。をテーマ曲にすると最近決めた。人間に興味ないといったが、興味ある生き物がいない気がしているやばい女
たかくん、まさ、たくやくん、けーご、山本先生、転校生)義務教育時代好きなのではと思っていた人たち。誰とも連絡は取れない
かけるくん)一度、大学に行くときに地元駅ででくわした。私のことを唯一、名前の呼び捨てで呼ぶ。連絡先は知らない
バイトの人たち)二人の子持ちになった一個したのみ、現在も交流あり。
お兄さん)年末年始実家に帰らなかったらしい。