【読書感想文】世界でいちばん透きとおった物語
要約
面白かったし、すごかった。
それだけ。
ネタバレを踏む前に自分自身で読むことをとにかく推奨します。
ここから駄文
また、読書感想文を読んでる人にする注意勧告ではありませんが、この先ネタバレも含みます。
読んだ感想
「絶対に電子書籍化できない本」という売り文句が目に入ったのがきっかけだった。
この大デジタル時代に電子書籍化に敢えてできない形式を取ったこと、そもそも「電子書籍化できない」とはどういうことか想像できずに興味が湧いて購入。
紙の本を持ったのは中学生ぶりだった。
思っていたより集中力も続き、中程まで読み進めていて不意に「なんかこの本やたら読みやすいな」と感じ「絶対ページの最後が句点で終わる」ということに気がついた。
思っていたより集中力が続いたのは、これが理由で「こんな書き方もあるのか~すげ~」と考えていた。
ストーリーに関しては特別刺さるわけでもなかった。
つまらなくもないけど、引き込まれるという訳でもなかった。
そして終盤。
「電子書籍化できない」理由を知った。
句点どころの話ではなかった。
思わず波動読みの如く、最初からバラバラ弾いてみた時に驚愕した。
はじめからそこに居たのに気が付かなかった。
親友が実はラスボスだった。
「意表を突かれる。」という体験を肌で感じられた。
想像を超えた感動が確かにあった。
こんな作品を思いつき、形にしてくれた著者に「 」