輝夜姫(2022/11/09 日報)
輝夜姫読んだよ……清水玲子先生の。
以下、私と輝夜姫の思い出。
その昔、どうしても絵に関わる何事かに就きたくて急に「美大に行く!」と言い出した高三の私、普通大学の美術科に何とか潜り込めたものの、授業はつまらん学校は遠い友だちはできない……と、しょっちゅう学校をサボっていた。
小遣いはたしかまだ貰ってた? ので、その金で映画を見に行くこともあったが、そんなに金はないので、どこに行っていたかというと、駅の向こうにある大きなレンタルショップ。そこには古本がたくさんあって、いくらでも読めたので、そこでいろんな漫画を読んでいた。金も払わず、立ち読みで。そのときに読んでいたもの一つのが輝夜姫だった。元々清水玲子先生の作品は大好きで、母親が持っていた「天使たちの進化論」を繰り返し繰り返し読んでいた。お気に入りは「ネオ・ドーベルマン」。ショナはずっと私の憧れの王子さまだ。
そんな下地もあったので、学校をサボっていることも勉強をしていない後ろめたさも忘れて、私は熱心に輝夜姫の世界にのめり込んでいた。私はやっぱり、顔がよくて美しい絵柄の漫画が好きなんだなあと、そしてそれは清水先生の漫画によって形作られたものだなと思う。
いや、なんかこうやって書いてるとちょっと武勇伝じみてきてイヤだ。「俺昔こんなワルやってたんだぜ」という話ではない、決して。どちらかというと、「あのときは本当にすみませんでした、大人になって全巻きちんと自分の金で買い揃えましたので、関係各所の皆様どうかお許しください」という話です。本当すみません。今は自分で金を稼いで飯を食えるくらいにはなれました。由みたいな超能力を持ってるわけでも晶やミラーのようなひとかどの人物になれたわけでも碧のような優しさも持てないけれども、なんとか。
昨日が皆既月食だったから、それに合わせて買ったら良かったかしら。まあ、月はずっとこの星の傍らにありますから。
今日の一曲
Fly Me To The Moon - Frank Sinatra
月の話題なので。……まあその、詳しくないので、語れることは何もないんですが。
エヴァンゲリオンにも使われてたそうで。……それもさっき初めて知りました。
私がこの曲を認識したのはTRPGのシナリオでだった。昨日に引き続きまたか、って感じだ。それだけハマってたんです。
セッション中のシーンで流すのにオルゴールアレンジを聴いたのだが、このほんのり物悲しい感じが正当なラブソングの歌詞とマッチしてときめく。こんにち聞かれるジャズはアレンジで、本当はポップスなんだとか。
※下記サイト参照
確かに、晶は由に月へ連れてってもらえたね。