【2023/01受験】Snowflake認定試験 SnowPro Core新形式(COF-CO2)感想戦
こんばんは。もばたです。
本記事では、気が付いたら日本語版が運用開始され、2023年2月17日以降はこれのみとなるというSnowflake認定試験 SnowPro™ Core認定資格(COF-CO2)について受験・スコア807で何とか合格しましたので、今後ご受験される皆様に向け何かの足しになればよいかと感想戦についてお話しします。
2023年1月21日の執筆時点では、下記の画像の通り旧バージョン(COF-CO1)がデフォルトとなっており、2月17日まで申し込みできる旨が記載されています。今後はCO2がデフォルトになるということですかね。
シラバス比較
旧バージョン・新バージョンではシラバス・配点割合にそこそこ違いがあります。
下記のページに詳しいです。(英語)
https://plazagonzalo.medium.com/new-snowflake-snowpro-certification-cof-c02-model-154da733bf58
旧バージョン
旧バージョンの配点は下記のとおりです。アーキテクチャ・ウェアハウスが後述の新バージョンと比較して大きいです。
新バージョン
新バージョンは下記の通りの配点となっています。
仮想ウェアハウスのカテゴリがパフォーマンスやアーキテクチャに統合され、データのロード・アンロードの項目の追加、5.Data Transformation(データ移動)とセキュリティ分野の配点増加がみられます。
そのため、何らかの旧バージョンに向けて学習された方は若干の+αの学習が迫られるものと考えられます。
新シラバス
新シラバスについて、執筆時点では英語版しかないのでこちらにリンク貼ります。
ディレクトリテーブル・ダイナミックマスキング/外部トークン化・ユーザ定義関数・ストアドプロシージャなどについてが追加・パワーアップされたのではないかと思われます。
対策メモ
自己紹介
この後試験対策のメモを残すにあたり、いちおうなんびとかをば。もばたは、まもなくカイシャイン丸3年のインフラ系SIerのくそよわスタッフです。実務でSnowflake利用システムの運用保守して3か月、試験を受けることとなりました。ほかの資格は、FE・AP・DB・AWS CPしか持ってません。得意言語は、ロシア語です(そういうのじゃないだろ)。
強化すべき場所
シラバスの配点割合に基づきまんべんなく問われるのでシラバス記載の分は一通りやらないといけませんが、記憶ベースで特に下記のコンテンツが特徴的と感じました。
強化すべき場所Ⅰ
◆ロール運用のベストプラクティス
ACCOUNTADMINの管理の推奨事項・SYSADMIN/SECURITYADMIN/USERADMINは何ができるのか、カスタムロール管理をどうすればよいのかといった考慮事項が結構問われていました。また、各DBオブジェクトや機能を学習する際は、〇〇の作成にはこのロール・権限が必要、などといった事項も十分に勉強しておくと得点源になります。
セキュリティ関連はその他認証や証明書・暗号化も問われましたが、↑が割合高い印象です。
強化すべき場所Ⅱ
◆COPY INTO(ロード/アンロード)
基本的な事項ももちろんたくさん聞かれるのですが、細かいオプションまで結構聞かれててビビりました。VALIDATION MODE含め一通りコマンドオプションまで時間をかけたほうがいい気がします。
強化すべき場所Ⅲ
◆半構造化データの利用
シラバス通り、半構造化データの取り扱いがたくさん問われました。何の拡張子をサポートしていて、それぞれのファイル形式にはどんな特徴があるかであったり、半構造化データのデータ型は何か?その特徴は何か、LATERAL FLATTENてなんやねんとかはちゃんと勉強しないといけません。ARRAY型・OBJECT型とか、拡張子parquetとか、特にわたしのようなフツーのSQLしか使ったことない人は特に。まーじでイパーイ問われてました。
強化すべき場所Ⅳ
◆ストアドプロシージャ・ユーザ定義関数
ここは旧バージョンで少なったですが、まあまあ問われてました。両者の違い(何を返すか、何ができるか)や使える言語、実行権限の管理などの概要についてはネット上のコンテンツに少ないですが勉強してください。
強化すべき場所Ⅴ
◆各コマンド
なんやねんそれと思うかもしれませんが、SHOW GRANT文の使い方わかりますか?DROPとREMOVEとPURGEの使いどころさんわかりますか?レプリケーションの作り方わかりますか?そういうことです。この辺はハンズオンしたほうがいいかもしれません。
勉強方法(個人の感想)
学習方法ですが、わたしは2か月程度でした。シラバスに基づきSnowflakeドキュメントに基づいて各概念について大学ノートにぼちぼち丁寧にまとめていました。この辺は好みですが、何に対してこのオブジェクトを作成できるのか、どういうコマンド・オプションなのかなどは十分に明確に理解する必要があります。なので、udemyの模試に課金しました。こちらは問題が細かい、選択肢が多いきらいがありますが、結局本番も難しい問題はそのレベルが求められます。でも、わたしは模試は7割くらいしか解けませんでしたが本番8割とったのでまあそんな感じで根詰めすぎず油断しすぎずで。模試もいくつかあるみたいなので、課金する前にちゃんと調べてみてください。
Snowflake社の公式有償トレーニングも受講させてもらいました。SnowPro Coreに準ずるレベルで、レベルは低すぎず高すぎず短期集中学習としてはかなりの効果があると思います。もっとも、受講費もさることながら会社4日間あけるのきちいけど。。
Snowflake Certification Preparation | Udemy
おわり
ここまでお読みいただきありがとうございました。なんかあったら、もう少し加筆しようと思います。175ドル+消費税で財布にもしんどくかつマイナーで情報も少ないSnowPro™ Coreですが、この記事が受講を目指す方の何かの参考になれば幸いです。
Snowflakeとデータベースってきくと駅メモのまふゆとシキネを思い出すヲタクより。
もばた