大型連休とプレッシャーと泣くわたし 2
風邪をひいたときにSNSに体温計の写真を載せる女とは友達になれない自信がある。
あたかも「構ってください、心配してください」と言わんばかりのアピールに感じて仕方ないからだ。
体温計を載せる元気があるなら気合いで治せよって思わずにはいられない。
にも関わらず、野外フェスの資材調達が難航して焦りに焦った気持ちから、思わずこんなtweetをしてしまったのだ。
このtweetをした数分後、今回の「ZFES」の主催である会社の社長さんからLINEが届いたのだ。
まいまいさん、ツイッター見ました〜!
同じく連休は嫌いです(笑)
最悪、資材調達が間に合わなくても、風船さえあれば何とかなると思うので、あまりプレッシャーに感じないでくださいね〜!
一瞬、神様かと思った。
もしかしたらこの社長さんは、イケてる会社社長の着ぐるみをかぶった神様なのかもしれない。嬉しい通り越して驚きの境地である。
不安なときや落ち込んでいる時の人からの優しい言葉や温かい言葉、愛情のある言葉はなんて心に染みるんだろうか。
さっきまで「わたしまじで死んだ。」と思っていた気持ちがものの一瞬で一気に楽になった。
ちょっとドキドキしながら、勇気を出して今困ってることを伝えてみた。
「どこどこに使う予定だったランプが調達できなくて困ってるので、何かアイディアをくれませんか?」
そのLINEグループには社長さん他、社員さんもいるのだが、みんながあれやこれやとアイディアをくれた。
そのランプの在庫、うちの会社の方にもないか問い合わせようか?
これ以外だったらこの商品とか使えないかな?
予算オーバーしてもいいからネットで買っても全然いいよ!
などなど。
心底、震えた。
小一時間前の千代田線でのホームでの震えとは全然違う、「感動の震え」である。
あぁ、わたしはなんて素敵な仕事相手に恵まれているんだろう。あぁ、わたしはなんでもっと早く助けを求めなかったんだろう。
「せめて仕事仲間が欲しかった。フリーランスなんて一人で自由だけど孤独だ。」なんて飛んだ勘違いだった。
ちゃんといたのだ。
困ったら助けてくれる、一緒に考えてくれる、励ましてくれる、優しい仕事仲間が。
せっかく頂いたチャンスだから、全力で頑張ろう!
期待に応えたい!
いいものを作りたい!
そんな気持ちが強くなればなるほど、良くも悪くも周りが見えなくなって、一人で頑張らなきゃいけない気持ちになってしまっていたのかもしれない。
役割や仕事は違えど、これはみんなで作っているイベントなのだと。みんなで一個のチームなのだと。
当たり前なことだけど、とっても大事なことに、改めて気付けた。
結局、皆さんからたくさんアイディアを貰った結果、無事に代案と資材調達は完了した。不安と感動で震え上がったGWだった。
5/11の本番まであと3日。
続く。
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