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私はジャンルを混ぜて聞く20120627

シリーズっぽい記事群なのに半年ぶりですねこれ。
https://note.com/m0559reen/n/na6e0c47f3559

で、音楽買ってねえのかっていうと全然そんなことは無く、bandcampの購入履歴見るだけでも40枚ほどアルバムが増えてます。だいたい2週間ごとにヘビロテが移るというリズムが維持されている感じ。
https://bandcamp.com/mossgreen

そんなこんなで。さっき買ったばっかの4枚を忘備録的に軽く紹介したいと思います。買ったばっかなんで文章量も軽め。

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「Family the Smiling Thrush」 by Boss Keloid

待ち遠しかったそのいち。UK産ストーナーによる3年ぶりとなる新譜で6/4リリース。

骨太なギターサウンドと朗々としたヴォーカルが合わさった、「壮大な大地!!」とでも言いたくなる音の拡がりが特徴的。素朴なクリーントーンを織り交ぜた緩急も統一感があり、民謡的フレーバーというか異国情緒を強く想起させてくれる。

材料は独特だが奇を衒うような調理はしていない。前作に引き続き、ストーナー的熱気にじっくりと浸れそう。

「Mood Valiant」by Hiatus Kaiyote

待ち遠しかったそのに。6/25リリース。
「ジャズのファンにも訴求するソウル」として2015年作Choose Your Weaponが話題なったのを覚えている。ハードロックめいたジャケも当時非常に印象的だった。ただ当時の自分はだいぶメタル寄りの耳だったため、気にしつつも結局購入には至らず横目で観測するに留まっていた。

数年前からファンクを気に入る様になったりとジャズ寄りの好みも増えてきたところでこの新譜。ちょうどいいなとチェックしていた。

- Hiatus Kaiyote - 'Chivalry Is Not Dead' (Official Audio)

めちゃくちゃかっこよかった。
ジャンルごった煮であることがすぐわかる緊張感のあるアンサンブルに、それを何食わぬ顔ですいすいと泳ぐようなヴォーカル。キツめのビートやスラップベースを活かしながら全体像として「滑らかさ」が際立っているのが面白い。

アルバムとしてのボリュームでがっつり聴き込めるのが嬉しい。流石の実力派といった趣。

「Hotline EP」 by Shook

一方コチラは待ち遠しいので旧譜に手が伸びた案件。
オランダで活動するコンポーザーによる、2020年9月リリースのシンセポップ作。実はもうすぐ、来週7/1に新譜「System」が発売予定。

とろりと甘いシンセサウンドを主軸にどこかひそやかな音が広がっていく。Daft Punkに近くて遠い、ディスコサウンドど真ん中の音を操りながらも落ち着いた雰囲気が持ち味。

ささやきボイスで歌う「Inside My Home」など、時折ヴォーカル曲を織り交ぜてくれるのも嬉しい。

溜息っぽい何とも言えない陰をおしゃれに聴かせてくるShook。来週の新譜が楽しみ。

「IDIO​+​SYNCRASIES」by  Troldhaugen

最後に、脈絡なく出会った音楽性的にも脈絡のなさが面白い逸品。

タグには「frank zappa」「mr. bungle」「strange」が並んでいる。これだけで好きな人には想像のつく、はちゃめちゃな曲展開を武器とするバンドだ。というかジャンル名みたいにstrangeを入れ込むなよと突っ込みたい。

クセの強いヴォーカルと飛び跳ねシンセでゴリゴリと前進するガチャついたサウンドがどうしようもなく賑やか。サビでしれっとキャッチーに振れたりもして、総体的にパワーポップのようなまとまりがあるような錯覚を植え付けられるのも凄まじい。

過去作をチラ見してみると一作目は2010年、シンセ強めのフォークメタルと言った趣をやっていた。少し聴いてみたが、だいぶ遠いところまで来てしまったのだなという感慨と当時から怪しさの片鱗はあったのだなという妙な納得感があった。

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半年ぶりという所で、記事化という観点で取りこぼしてしまった音源が多い。Open HandやBlack Midiなどかなり衝撃的で、2021年上半期はリスナーとしてかなり充実度が高かったように思う。

仕事に追われたりゲームで時間を吹っ飛ばしたりしているが、気の向く範囲でnoteも書いていきたい。ちなみに料理系の記事は自分がレシピをすぐ忘れるのでめちゃくちゃ役に立っており、未来の自分のためにこちらもやはり書いていきたいところだ。

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