私はジャンルを混ぜて聴く20200927
前回から2ヶ月弱で印象的だったリリース等をかいつまんで。
「Raised in a Doomsday Cult」by Good Tiger
リリース前で既に何度か言及済みだが、Good Tiger待望の新譜。
とても良い。2ヶ月聴き倒しているので体に馴染み過ぎて感想が形になり難いが、ゆらゆらと捉えどころのない浮遊感と、奥底に流れるプログレッシヴメタルの攻撃性の混ざり合ったサウンド、そしてどこまでも優しい無二のヴォーカル。期待を裏切らない快作だ。
先行で聴いていた"Ghost Vomit"が個人的には今作を印象付ける目玉曲として捉えているが、ヴォーカルラインが特にドラマチックな"Animal Mother"、キル=ビルの登場人物を曲名とした"GoGo Yubari"など、存在感のある曲は多い。
「Grave Romance」 by Nevraska
フランスのベース/ドラムで構成された二人組ユニット2016年作。アルバムリリース前に見つけて色めき立っていたものの、いざリリースのタイミングで買い逃し、そのまま購入のタイミングを掴めずにいた一枚。
直角的なグルーヴとどこまでもシリアスにリフを重ねていく。差し迫る様な威圧感に富んだ非常にイカつい一枚。
どうやら来月、10/25に4年ぶりの新アルバムがリリース予定とのこと。タイミングいいな。楽しみだ。
「Uncanny Valley」 by Kaskadeur
先月言及していた曲を収録したアルバムのリリース。心待ちにしていた。
80年代の香りを残すシンセ/オルガンのアクセントが古風ながら、鋭いリズムとコンパクトな曲展開はそこはかとなく現代的な佇まいを感じさせられる。バンド名を変える前の2013年作はストーナー気質を前面に押し出したもっと煤けたサウンドだった記憶があるが、よりクリアになると共に不思議な音楽性へと拡張された印象がある。
蓋を開ければアルバムのタイトルトラックであった"Uncanny Valley"。違った側面を持つ3つのパートが絶妙な違和感でスライドし続け総体として"目まぐるしい展開"として自然に聴かせてしまう、実に恐ろしい曲。
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今回はあまりジャンルが混ざっていないかもしれない。
今回言及していないものの、買ってヘビロテしていた音源はまだまだある。月イチぐらいなら取りこぼさないだろうなと思いつつ、まぁ義務にならない程度に続けられれば。