女子中学生が考える、日本の性教育に対する疑問についての話
タイトルが長い。が、私がnoteを通じて1番伝えたかったことについての話をしようと思う。
まず、私が日本の性教育について疑問を抱いたのは小学4年生の頃に初めて授業で"性"について取り上げられたときだ。確か男女の身体の成長の違いについての授業だった。授業が終わって、私は内容薄!!!!!!!と思った。そもそも教科書に記載されている内容も、今考えれば少なすぎると思う。でもその時は性教育の大切さにはさほど気付いていなかった故に、それくらいしか教えることないんだな、と子供ながらに思った。
そしてこのコロナ渦の中で、10代女性の妊娠相談が増えたというニュースを見た。そこで妊娠というのは自分にとってはるか遠く離れた存在じゃないことを知り、妊娠や性のことについて情報をかき集めた。知識として自分の頭に入れないといけないという使命感さえあった。全人類見てほしい動画のいくつかを貼っておく。
色々自分なりに調べて思ったことは、なぜ学校で教えてくれないのかということだ。地域や学校ごとに違いがあるとは思うが、私は学校で性教育について充分だと思えるほど詳しく教わった覚えはない。特に妊娠の話は「精子と卵子が出会って受精して〜〜…」だなんていう生物学的な話しかされなかった気がする。自分なりに性について調べるにつれて、日本の性教育に対する疑問は膨らんでいった。
その後、中学3年生の保健の授業で性感染症に関することを学んだ。学んだというよりかは教科書に書いてある内容を読み上げられたという表現が適切だろうか。この授業は意味の分からないところだらけだった。教室は大盛り上がりするわけでもなく誰一人喋らないわけでもなく、なんというか、コソコソ笑うような、独特の雰囲気だった。先生は「まぁ言わずともセックスやコンドームは知ってるでしょ」みたいなスタンスで授業を進めたきがした。確かに性に興味が沸いてあることないこと考える時期ではあるんだろう。ただ、正しい性の知識をもった学生はほとんどいないのではないかと思うのだ。自分を守ることや相手を守ることに繋がる性の話を、曖昧にしてはいけないと思う。だから今このnoteを書き進めている。
コンドームで性感染症や妊娠を防ぐことができるとは習ったが、コンドームの使い方やどこで買えるのかは教えてくれなかった。コンドームを直接見たことがない人も多いはずだ。コンドーム以外の避妊の方法を知らない人もいるだろうし、そもそもセックスとは?性交渉/性行為とは?と思う人もいるだろう。もちろん学生以外にも言えることだが、特に学生はひとりひとり性に対しての知識にばらつきがあると思う。小中と学校で性教育を受けてきたが、その中の誰一人にも寄り添えない性教育だなと思うのだ。
上記した通り、性教育は自分や相手を守ることに繋がる。パートナーと初体験を迎えるとき、性被害に遭ったとき、子供がほしいと思ったとき、正しい性の知識が必要になる。なのにも関わらず義務教育ではうっすーーーーーい内容しか教わらない。少しでも正しい性の知識を広める手段が増えればいいなとちっぽけながら思う。
だらだらと長くなってしまった。結論として、私はこの日本の性教育に疑問を抱いている。おかしいと思う。もっと性について気軽に正しい情報を手に入れられる世の中になってほしいし、その為に義務教育での性教育の内容をもっと濃くなることを望んでいる。まだまだ伝えたいことがたくさんある。こうしてnoteを通じてあなたに、世界中に、私の意見が届くことに大きな喜びと小さな恐怖を感じる。改めて読み返したが私の意見が正しくあなたに伝わるか不安だ。はじめてのnoteということを考慮して読んで頂けるとありがたい。
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