短い記録127:友達のライブを見て、昔書いた下書きを思い出したので、とりあえず載せる。
友達のライブに行ってきました
前にも記事上げてます。
そんでもって、終わったライブのツイート貼ってもしょうがねえよなと思ったので、面白そうなツイートのリンクを勝手に貼ります。
フル尺、ぜひご覧ください。
このひと、何でもできて意味わからんなとたまに思う。
ライブの感想は明日書きます、多分(2021/08/23更新予定)
で、まあ、いつものことで考え事しながら帰るんですけど、MC中に彼女が話していた「明日世界が終わるなら、どうする? ライブ行く?」っていうのを脳内でこねくり回してたんですけど、確かにわたしはライブ行くと思う笑
酸欠になるまで頭振ってるだろうな、踊ってるだろうなと思うのよね。
それか、なにか読み書きしてると思う。
家族と静かに過ごす自分が想像できない。
世界もうすぐ終わるって聞いたら、なおのこと自分のやりたいことに時間費やすだろうね。
さて、それは明日詳しく書くとして。
今日は、ライブ中に思い出した「音楽に関しての作品の下書き」を引っ張り出してきたので、とりあえず晒すます。
6〜7年くらい前の下書きじゃないかな、これ。
Mitsuba -Prologue-
その子は髪が長くて、首の後ろで一つに結んでいた。
その子は歩くのが下手で、しょっちゅう転んでいた。
その子は僕に、僕らにとって、大事な大事な友達だった。
「歌を、歌ってください、あたしのために」
初めて会ったその日、何の帰り道だったのかもう忘れた。
呼び止められたというよりも、捕まえられた。
場所はいつでも長蛇の列が出来ている籠乗場。
夜中になると思い思いの楽器を抱えた人間がどこからともなく現れる場所でもある。
そこで声を掛けられた。それも歌ってくださいと。
なるほど、僕がその時楽器を持っていたり路上で弾き語りでもしていたのならば、話は早い。
「お嬢さん、なんなりと」と返せば良いことだ。
甘い曲でも切ない曲でも、なんでも。
問題は、その日僕は路上ライブなんてやっていなかったということだ。
もっと詳しく言うと、僕は路上ライブなんてやったことがない。
むしろ、これまで人前で歌うことを極力避けてきた。
歌の試験ですら、なるべく。
だけど、本当に本当の秘密を打ち明けるなら、歌うのが大好きだ。
でも、それは一生の秘密だ。
誰にも聞かせることなく蓄えられていく音符を、僕の中でただ跳ねさせるだけだ。
「お願いです、あたしには歌が、必要なんです。あなたの歌が」
どうして?
どうして僕の歌のことがわかったんだ?
「あのー、どなたかとお間違えではないでしょうか」
半分祈りながらそう答える。
「間違ってなんかいません。ずっと探していたんですから」
僕よりも明らかに年下であろう外見からはつり合わないような丁寧な話し方で、世界に僕しかいないような視線を投げ掛ける。
こんなにがっちり誰かに見つめられたりしたことがないから、ものすごく恥ずかしい。
どうしよう、なんて言えばこの場を切り抜けられるんだ……。
(本編に続く)
このあとは書いてなかったところを見ると、ホンマに思いつきで3分くらいで書いたやつだと思う。
ようやるねん、そういうこと。
明日は、ライブの感想を書く予定、多分。
雨に比例してひどくなる頭痛が起こらへんように祈っててください。
またね。