一度でいいから着てみたい服があって、そのうちの一つが少年王者舘の衣装のセーラー服
あれを着れば、わたしも踊れる気がするという妄想ばかりが捗る。
ごきげんよう、ナガセです。
久しぶりの公演を観に行ってきた
わたしの名古屋での推し劇団。
それは、少年王者舘（しょうねんおうじゃかん）。
「舘」だよ、「館」じゃないよ。
ねえ、こういうときって「少年王者舘さん」ってつけるべきなの？
なんか妙じゃね？ と思ってつけて書かなかったんだけど。
2日間で3公演なので、時空を捻じ曲げて（訳：往復新幹線）どうにか滑り込み観劇完了！
いやあ、よかったわー。
おもしろかったー。
言わずとしれた、シェイクスピアパイセンの「夏の夜の夢」が下地なわけですが、天野天街が作る世界（観）がサイコーに好きなんです。
頭の中身を洗濯機にツッコまれるようなシャッフル感がたまらーん。
演劇とは、合法的に他人の頭脳を無遠慮に鷲掴みしていい作業だと思ってるよ、あたしゃ。
表題の衣装のハナシ
観に行った公演では何度か見た覚えがあって、複数名の女性キャストが着ていた公演もあったはずなのよね、セーラー服。
フツーのセーラー服じゃなくて、なんかちょっとちびっこの服みたいなデザインでかわいいんだよ。
あれを着ればわたしも踊りがうまくなるのでは……って毎度思うけど、んなわきゃないのよ。
英語もダンスも普段やってなきゃスムーズに出てこねぇのよ。
でも、着てみたいなあと見かけるたびに思う。
夏の夜の夢といえば、トリックスターのパック
「韃靼人の矢よりも速く！」
ってセリフを未だに覚えているのは、完全にガラスの仮面の影響なんでございますけれども。
パック役の新部聖子（にいべ みなこ）さん
少年王者舘初観劇で一目惚れした、夕沈（ゆうちん）さんのダンスがものすごく好きなんだけど、今回の公演はパックの新部聖子（にいべ みなこ）さんがどストライクだったなあ。
詳しいプロフィールはこっちかしら……
あのパック、もう一回観たい。
ってか、新部さんのお芝居がまた観たい。
うるさいんじゃない元気の良さがあるお芝居が出来る人って、すごく貴重だと思う（文字にすると偉そうだ……。ごめんなさい）
脱線ついでに書くと。
クールな役をただ単に抑揚のない口調で芝居していることを
「御洒落棒読み現象」（おしゃれぼうよみ）
元気が良いキャラクターを一本調子でまるっと押し通そうとしている芝居を
「単細胞コーティング」（たんさいぼうコーティング）
って脳内でタグ付けしてんだけど。
そしてこのタグ付けのきっかけは、自分が演劇をやる側だった頃まで遡る。
どーしてもどーしてもつまんない斜に構えたカッコつけた芝居だとか、元気よくやりゃあいいんでしょ！ とばかりに雑になりがちな箇所を、何十回だって丁寧にやれよと自分に言い聞かせるために、インパクトのある名前をこじつけたのがきっかけである。
自分の台本に、これらを何回書いたかわからない。
翻って、観る側になってから。
お金払って芝居観るのに、経験が浅いうちはともかく、何作もずっとこの御洒落棒読みだったり単細胞コーティングされんのは大分キツイ。
なお、好きな役者さんだからと観に行っても、今回は御洒落棒読み or 単細胞コーティングやったなあってことも多々ある。
この役者さんはいつもダメ、この役者さんでは全く起こらないなんてことはない。
そして、一度たまたま観てそのようなお芝居だった方に対して、その人が芝居がうまくないというレッテルを貼ることもしないし、その人が二度と舞台に立たなければいいのにと思うことも皆無だ。
たまたまわたしの興味や好みと噛み合わなかっただけであって、上手い下手のジャッジを下すのが自分が観客のときにやりたいことじゃない。
（なんだかんだ10作品くらい観て、結局どの作品でもこの人のお芝居を好きになれなかったと感じたことはある）
そのほか、演出家の指示にも依るところがあると思うし。
ハマり役があれば、どう頑張ってみたってハマらない・ハマれなかった役だって存在するでしょうし。
本当に脱線したわ。
名古屋には泊まらず日帰りだったんだけど、このお芝居以外に美術館にも寄って帰ってきました。
久しぶりにあれこれゆっくり観られた。
美的センスも絵心もないんだけど、美術館は好きです。
色んなものを見たい。
今日は思わず長くなった。
じゃ、また明日。
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