フリーランス1年生、伏見稲荷大社へお酒を納めに参ります。
ごきげんよう、ナガセです。
タイトル通り、伏見稲荷大社へお酒を納めに行ってまいりました!
相変わらず唐突やなって思った方、大正解です。
なんでお礼参り行ったん?
深い意味はないんですが、今回の見出しはなんとなーく関西風味です。
なんで行ったかというとね、お礼参りですね、いわゆる(二回書くスタイル)
お礼参りってどうやんのとググったら、そこには「献酒」という文字が。
あ、もしかして大人がやるやつ?
え、やりたいやりたい!
(注:ナガセは成人式から相当経過しています)
へー、のしつけるんだ。
持ってけばなんとかなりそう!
よし、行こう。
こういう感じ。
え? あかん?
なんで伏見稲荷大社やったん?
さかのぼって、2019年の話です。
わたし、不眠がチャームポイントなんですけどー。
おい誰だ、今肩震わせて下向いたやつ!
後で体育館裏な!
それはさておき、件の時期は、仕事が自分では手のほどこしようがない停滞に陥っておりまして、心身ともに疲れ切っておりました。
以前書いたことのある鍼治療には、まだ定期的にちゃんと通えるお金がなかったんすよ、マジで。
お給料もらえてなくてさあ。
つうか、鍼治療どころか家賃払ったらそれでお札が数枚みたいな感じ。
食うや食わずだし、限界が来るまでしかたなく起きてるんだけど、多分気絶してて、気がつくとまた起きてる。
寝たかどうか自分じゃわからなくなってたの。
顔色がやばい。
思考回路もやばい。
体の動かし方がわからない。
このままだと、本当にやばい。
っていう、全くなんの緊迫感もない羅列なんだけど、本当にこうとしか言えなかったのね。
で、今日も朝日がバシバシに目に染みるんだなって思いながら夜明けをベランダで眺めてたんすよ。
その時、唐突に「伏見稲荷大社に行こう」って浮かんだの。
そのまま適当な服で財布と鍵だけ持って家を出て、そりゃあもうひっどい顔色のまま、電車に滑り込んだんです。
もうちょい詳しく話せや。
えー、まだいるん?
実は、避けてたんですよね、伏見稲荷大社。
お稲荷さんは一回お参りに行ったらずーーーーーーっと行かなきゃいけないから面倒っていう、すごく雑な理由で。
スピったことは好きだけど、依存はしたくないし、かといってむやみやたらな神頼みもダサいと思ってて。
御朱印帳も最近までやりたくなかったくらい(今は持ってます。この話はまた今度。)
だけど、その時期は金銭的にも、もう生ぬるいこと言ってられなくって、立っているものは親でも使え状態。
神頼みで眠れるって意味ではなくて、あの山に登ったら絶対疲れて眠れるはずって思ったんだよ。
筋肉は裏切らないからね!!!(ちょっと違う)
だから、登って降りて帰ってきたら眠れるって思ったから実行したっていうのが本当のところ。
呼ばれていったなんてそんなロマンチックさは皆無でございます。
ほんで、寝れたん?
お礼参りという時点で、懸命な読者諸君はお察しの通り、玄関で倒れ込んで寝ました。
それも半日。
夏前でまだ良かったよね、冬なら多分なんかやられてた。
頂上に行くまでに目がチカチカするわ、すでに脚が痛いわ、「息ってどうやって履いたり吸ったりするんやったっけ?」とかなるわ、あげく頂上では「お願いします、寝かせてください。なんでもします。生き残らせてください」ってお賽銭をぶん投げるわ。
(注:「お賽銭をぶん投げる」は、あくまでも比喩です)
からだ、ギシギシするって起きたら玄関にいて、え、お布団じゃないってびっくり。
喉カラカラで、とりあえず水をがぶ飲みして、髪を洗う余力はなくて、ぬるいシャワーをただしばらく浴び続けてた。
眠いんだけど、流石に山登った体のままでお布団ダイブはあかんっていうのはあったんでしょうね。
しらんけど。
その後の日は寝れたん?
一応なんとか体調は持ち直して、結局その仕事からは離れました。
なんかいっつも仕事辞めたって話書いてるな、わたし。
ワンパターンでごめんね。
過去にひどい不眠が来ると、だいたい会社辞めるレベルだからなあ。
社会生活が営めない!
お礼参り、遅くない?
多分、1年後とかだよね?
そんでまた来年よろしくおねがいしますみたいなサイクルなんだよね、きっとね。
でも、お金マジでなかったの。
今も別にない。
潤沢ではないけど、あの時よりずっとマシなレベル。
家賃払って、お札数枚!!ではなくなったよ。
どうやってお参りしたん?
お酒を買う。
持っていく。
渡す(託す?)でいいと思って、特になんにも考えずに、百貨店にお酒をまず買いに行きました。
焼酎ではなくて、お米のお酒っていうのだけ覚えてて、ピンときたので小さめの獺祭にしました。
これからずっと行くのなら、ひとまず今年は小さいやつかもってなんとなく思ったのよ。
あれだね、だんだん大きくしていくってなると、熊手みたいだね。
「伏見稲荷大社へお酒を納めたいんですが、どうやって買ったらいいでしょうか」って直球でお店の方へ伺いましたところ、「『献酒』や『奉納』と書かれる方がほとんどですね。お名前をお書きいたしましょうか」と丁寧に説明してくださいました。
お願いしまーすと、のしに名前を書いてきれいに包んでもらって、サクッと準備完了。
いざゆかん、お礼参り。
11月って七五三ちゃうん?
そうなのよ!
ばっちり七五三だったのよ!
行くまでパーペキに忘れてたわ。
人が多すぎるから、マスクはしてるけどササッと帰らないとまずいなと思って、駅から無言で速歩きの後、参拝したらおみくじ。
引くんかい!
引かせてくれよ、駆けつけ一杯じゃないけども!
小吉で「妬みや嫉妬を受ける」って。
「逆に仕事はうまくいくってことじゃね?」と、どポジティブに考えてたのに、友人知人からは「いつも女の子はべらせてるから……」と揃いも揃ってお前ら。
そんなにモテてたら、ときめきが致死量になるだろうが!
とりあえず、持って帰ってきたわ、おみくじ。
で、いよいよもって献酒。
お守りの向こうにいらっしゃる巫女さんに「あのう、お礼参りのお酒をお納めしたいんですが〜」とモゴモゴ質問。
コミュ障ここに極まれり。
どなたか呼んでくださって、「はい、お名前書いていらっしゃいますか〜?」とのし紙確認の後、「こちらお下がりです」となにか小さい袋がやってきました。
え、これもらっていいやつ?
お酒を受け取ってくださった巫女さんは、そのまま遠ざかってしまい聞けず。
端によってスマートフォンで見てみると、どうやら代わりにいただくもののよう。
へー、ラッキーだな。(違う)
ちなみに中身はお米でした。
次はどうするん?
唐突に話変えますけど、フリーランス続けるかを迷ってたんですよね。
就職(転職なのか?)しようかなあって。
でも結局行けるところまではフリーランスでやってみることにしました。
自分の生活や人生の中でこの先も「仕事」と「一人暮らし」をやめたくないなあって強く感じたから。
とにかく生きるために稼ぐ「商売」みたいな側面も、
これがないと生きる意味ないじゃんっていう「依存」みたいな側面も、
やっぱり面倒だなあって感じる「我儘」みたいな側面もひっくるめてね。
次はちゃんと上まで登ってご挨拶します。
お賽銭だってお札で入れます。
10年経ったら、一番小さいサイズでもいいから、伏見稲荷大社へ鳥居を納めます。
来年の事を言えば鬼が笑うなら、笑わせ続けてやろうじゃん。
こちとら物書きだ、文字で書いたことはなんだって立体化させてみせるぜ。
ということで、本日ここまで。
また次の更新で!