イキリ読書「なぜビジネス書は間違うのか~ハロー効果という妄想~」
はいどうもこんにちはまぐろです。最近メカニカルキーボードを衝動買いしてしまい、どうにも使いやすすぎるのでnoteを書いて穴埋めしようとしております。青軸のメカニカルキーボードが7000円切ってたら買うでしょ?買わない?そう...。
サムネは失敗しました。
この本は何?
今回の本はこちら。2008年の本なので現代のあやしいクソ起業家の皆さんは読んだことがなさそう。絶版になってますし、しょうがないのかも。とはいえ、本編で一貫した「ストーリー」を好みがちだという話が出ますが、全くその通りに世の中回ってんなって感じです。本屋に並ぶクソクソクソ自己啓発ブックなんかよりベストセラーになるべきだと思いますが。
内容について
おおまかにいうとこの本では「ハロー効果」についてそれはもう丁寧に教えてくれます。ハロー効果を知るのに便利なのはブランドという概念です。
成功した企業がすることは何でもいいことだって思い込むことをハロー効果と言います。イケメン、美女は全員性格がいいんですか?そんなことはありませんね。それは会社の業績にしても同じです。(美女はかわいがられて育つからいい子になりやすい、とかまことしやかにウワサされてますけどね)
これについてはこの本のほとんどを使って説明してくれるので気になる人は読んでみてください。これを読めばハロー効果についてだいたい知ることができます。
ハロー効果について知り、できるだけ避けて通れるようになるのは大事ですが、問題はその先です。どうやったら成功するのか?
思慮深い人なら気づいているかもしれませんが、そんなものはありません。これがこの本の結論です。
しっかり考え抜いて失敗するリスクが少ない方に「賭け」、選んだことを「実行する」。あやしい起業家の人たちもさすがに行動行動言うようになりましたが、「計算されたリスク」を取ることについて触れる人はほとんど...いや、いません。
そしてどれだけ考えてもリスクはつきものです。ですが、むやみにリスクを取れば成功できるわけではありません。上で述べましたが「絶対はない」のです。○○すれば必ず成功する...そんな魔法があればいいですが、物理法則に支配されていないビジネスの世界では妄想にすぎません。
要旨はだいたいこんな感じ。結構ハロー効果まみれのビジネス書叩きが続くので途中で空きますが(!)、最後にインテルやロジクールなどの企業が選択と実行、成功と失敗繰り返して今も戦っているんだぞーとアドバイスをもらえます。
著者が技術畑の人ってのもありますが、ロジクールオタクでありインテルのcpuに長らくお世話になった(今のpcにはAMDのRyzenがのってますが...)身としては勇気づけられる面がありました。
ハードシングスを神格化している人たちには必要ないかもしれませんが、「ビジネス書」を冷えた目で見つめる方にはすんなり入ってきてハロー効果も学べるいい本だと思います。