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8/21 日記 月が綺麗でお酒は美味しくて生きるのは難しい。
ハロー、世界。お読みいただきありがとうございます。
いつかの自分と今の自分のために今日から日記なるものをつけてみます。まあ毎日なんてものは無理だろうから気軽に不定期で書きますので何卒。
今日は大学の集中講義が始まった。哲学系の講義だったのだが、教授、院生の議論はレベルが高く正直なところ話についていくことで精一杯だった。
院生になるまで何もなければ後3年半、3年半後の自分は何をしているのだろう。3年前の自分は何をしていただろうなんてことを考えてみたりみなかったり。でも3年半前の高校の入学式は全く覚えていないことに気づく。ちょっと悲しいけどまあそんなもんかと無根拠に納得して諦めた。
そんな漠然とした考えが頭を巡っていると(考えを巡らすというより考えが巡ると言った方が今日の自分には適切な気がする)感傷的な気持ちになった。軽食をとりシャワーを浴びたのち、チャットモンチーの「染まるよ」を聴きながら近所の好きな深夜喫茶に来店。
AM1時だというのに空席が1つしかなくそこに座る。デジャブを感じて、なんだろうと思うと2日前に学部同期のAさんと来た時と同じ席だった。今日は隣には誰もいないなあと思いながら、一昨日は何を話したっけと朧げな記憶を振り返る。
僕が「月が綺麗ですね」という言葉の美しさが好きと言い、彼女は今その言葉自体を使うのはナンセンスだといい、結局告白の言葉ではなく、日常で好きを伝える言葉なんじゃないかという結論になり、それだ!となったのち夏目漱石(実話じゃないと言われがちだが、それでも信じたい!!)のイズムは日本に特有なのかみたいなことを話していたようなことを思い出した。
余談だが、この部分を書いているときに店を出たのだが、空を見ると月が綺麗で笑った。綺麗な月に面白いという感情を持ったのは初めてで新鮮な気持ちだった。
恋だの愛だのに逃げて洋酒でも飲みたい、そんな日だったが明日の講義で用いる論文を読み、アイスコーヒーを飲む自分は正しいはずなのになぜかとても弱い人間であるように感じた。
月が綺麗でお酒は美味しくて生きるのは難しい。
主観でしかないこの言葉が頭に浮かんだ瞬間今日はよく眠れそうな予感がした。