【デジモンカード】デッキレシピ・解説：黒ハイカザマザー
この前ちっちゃい大会で優勝したデッキのレシピと解説を行っていきます。
デッキレシピ
まずは兎にも角にもデッキレシピですね。はいドン！
デジカなのにLv3がいないというかなり異色の構築かと思います。平気で7コスとか使いますしね。その分退化だとか強制攻撃だとか相手の嫌なことをしていくので完全なコントロールデッキとなっています。
ちなみにデッキ名の黒ハイカザマザーですが、
・黒ハイ：黒のハイブリッド体(デジモンフロンティアで出てきた人間がデジモンに進化するタイプのデジモン)
・カザマザー：風真照人とマザーデ・リーパーのコンボ(後述参照)
となっています。
カード詳細解説
まずはカザマザーを構成するカードから紹介していきます。
マザーデ・リーパー
テイマーズのラスボスとして出てきた、知能も何も持たない初期化プログラムの親玉ですね。カテゴリーとしてはデジタマに分類されます。デジタマは基本DP(右上の数字)を持たず、バトル場に出てくることはないのですが、こいつはなぜかDPを持っており、孵化した次のターンにはデジタマエリアからバトル場に移動させることができます。
そしてこのデッキにおけるマザーデ・リーパーは下記の能力・効果のみで大体成り立っています。
DPが15000であること。(参考：デジモンの最上位のランクである究極体のウォーグレイモンやメタルガルルモンはDP12000~13000)
<お互いのターン>このデジモンはアタックできず、相手の効果を受けない。
上記以外にも効果がつらつらと書いてありますが使いません。要は相手に干渉されないが攻撃もできない超バカデカ置物という認識です。ですがデジカやってなくてもカードゲーマーならこれをどう使うかわかりますよね？そう、相手の効果を受けなくても自分側の効果は受け付けるのでこいつに色々効果を付与して使っていこうというわけです。
そんな効果の付与先がこちらハイドン！
風真照人
最近デジカの漫画がウェブで始まったんですがその主人公ですね。すごい王道主人公行ってんなぁというのが個人的感想です。ちなみにこういうデジモンじゃないキャラクターが描いてあるカードはテイマーと呼ばれ、ざっくり例えると永続魔法やD2フィールド、スタジアムみたいなものだと思っていただければカードゲームやってる人にはどれかに引っかかるでしょう。複数枚並べれはするのですが。
話が逸れましたね。効果としては下記となっております。
<自分のメインフェイズ開始時>相手デジモンがいるならメモリー+1。
<自分のターン終了時>相手ターン終了時まで、デジモン1体に貫通とブロッカーを付与。
ざっくりこんな感じです。つまりデジモンにブロッカーを付与できるのです。ここで先ほどのマザーデ・リーパーが出てきます。もう分かりましたかね？この2枚が揃えば毎ターンDP15000の効果効かないブロッカーが鎮座することになるのです！しかもこれが実質3コスでできるのでぶっ壊れています。これがカザマザーと呼ばれるコンボです。
余談ですがデジカやってない人のための豆知識。
有名な究極体デジモンとしてウォーグレイモンが挙げられると思うのですが、これを場に展開するためには、
アグモン→2コスでグレイモン→3コスでメタルグレイモン→4コスでウォーグレイモン
となることが多いです。その場合合計で9コストもかかってしまいます。その上でDPが12000ぐらいです。
一方、カザマザーは、マザーデ・リーパーについてはデジタマという特殊カードで、場に出すのに2ターンは要しますが必要コストは0です。もう一度いいます、必要コストは0です。風真についてはコスト3で出せるので合計コストも3です。しかも風真はデッキから引いてくる必要がありますが、マザーデ・リーパーはデジタマデッキというメインデッキとは違うところに4枚いるので、2ターン目には確実に展開できます。ここまで言えばデジカやってなくてもどれだけイカれているかが伝わったかなと思います。
では次に黒ハイの部分について説明していきます。
メルキューレモン
デジモンフロンティアにて、前半~中盤において拓也たちに立ちはだかった鋼の闘士です。陰湿で搦手ばっか使ってた印象があります。効果としては、登場か進化した時にデジモン1体にブロッカーを付与します。はいもう分かりましたね？そうです、役割は風真と同じです。風真と異なり、こいつは使い切りなのですが、風真と合わせて合計8枚体制になるのは大きいかなと思います。
また、Lv4のハイブリッド体の特徴として、普通はデジモンからしかデジモンへ進化出来ないのですが、Lv4のハイブリッド体は同色のテイマーから進化出来ます。こいつに限って言うと黒のテイマーから2コスで進化できるということです。なのでこのデッキにはLv3がほぼ入っていないのです。まぁこいつも別にLv3から進化もできるのですが、デジタマがマザーデ・リーパー固定になっているので、このデッキではテイマーから進化するように調整かけています。テイマーについては後述参照して頂ければと思います。
あと別のメルキューレモンも3枚ほど入れています。こちらはブロッカー付与とか特になくバウンス耐性持ちなだけなのですが、後述のセフィロトモンやブラックセラフィモンで必要なので入れてます。ちなみに記載の仕方が異なってはいますが、こいつもテイマーから2コスで進化出来ます。
セフィロトモン
デジモンフロンティアでは鋼のビーストスピリットとして、バトルフィールドになったりグニョグニョしてキモくなってアルダモンらを追い詰めたヤバイデジモンです。こいつもテイマーから進化できるのですが、メルキューレモンとは異なり3コスかかるのでご注意を。ただ、進化条件として、
<進化：「メルキューレモン」から1>
という記載があります。これはメルキューレモンから1コスで進化できるということです。なのでメルキューレモンでブロッカー付与しながらこいつにも進化できるということになります。ちなみに逆も然りで、セフィロトモンからメルキューレモンへは0コスで進化出来ます。進化時ドローをタダで出来るのでいいです。
そしてこいつの効果としては、相手デジモン1体に、次の相手メインフェイズ開始時に強制攻撃させる効果を付与します。デジカはメインフェイズとバトルフェイズの境がなく、攻撃と召喚を自由に出来ます。が、この効果で相手が準備とか進化とかする前に攻撃を強要します。するとブロッカーとなっているマザーデ・リーパーでアポン出来ます。実質除去札と変わらないですね。メルキューレモンと合わせてホント相性いいですよね。あとブラスト進化という効果とも相性いいのですが、それはまた後述で。
あとこっちのセフィロトモンも1枚入れています。こちらは進化時にハイブリッド体を進化元に入れてその登場時効果を使えるというものです。なのでメルキューレモン入れてブロッカーを付与できるぜと言っています。まぁただ、手札にメルキューレあるならそっちに先に進化させるし、トラッシュから拾ってくるためにはある程度ターンが進まないといないなんてこともあり、結果こいつがただのバニラになるかなと思って採用枚数を抑えています。ぶっちゃけこいつを残り一枚のメルキューレモンに変えてもいいかなと最近思ってます。
ボコモン
登場時にデッキトップ5枚見てハイブリッド体とテイマーを1枚ずつ回収できます。このデッキ最強のサーチカードです。状況に応じて必要な、風真や黒テイマー、メルキューレモンやセフィロトモンを持ってこれるのでマジで便利です。あとテイマーがハイブリッド体に進化した時にメモリーを+2出来るので、メルキューレモンが実質0コスで進化できるようになるのもありがたい。
ただ、どうせ次のターンには速攻で倒されることが多いのであくまで進化が1回タダで出来るというくらいの認識がいいかなと思います。
ここからはLv5、メルキューレモンやセフィロトモンから進化するデジモンたちを紹介していきます。
ライノカブテリモン
アニメには一切出てないですが、一応雷のダブルスピリットエボリューションデジモンという設定になってます。なんで二足歩行から退化してんねんというツッコミはさておき。
まずLv5デジモンの採用条件として、黒ハイから進化出来て後述のラピッドモンX抗体へ繋げることが可能な、黒黄か黒緑の2色のデジモンである必要があります。で、その条件を満たすうち、Lv4から3コスで進化できるのがこいつか効果がないダークスーパースターモンくらいしかいません。なのでこいつ採用です。
こいつは黒ハイから3コスで進化できる進化条件を持っており、効果も結構優秀。<衝突>というのは、こいつの攻撃時に相手デジモン全てにブロッカーを付与して、相手にどれかのデジモンでのブロックを強要する、実質アクティブアタック可能な効果です。厳密には攻撃できるデジモンは選べないので結構不自由ですが。さらにブロックされたということはアタックの対象が変更されたということなので、自身の効果でアクティブになって再度殴れるようになります。なのでバニラのダークスーパースターモンに比べたら遥かに有能です。
エテモン
デジモンアドベンチャーで太一たちに立ちはだかってメタルグレイモンにアポンされたウッキーデジモンですね。こいつは登場時進化時に強制アタックを相手デジモンに付与できるので役割としてはセフィロトモンと一緒です。あとセフィロトモンと異なり登場時でも使えるので、最悪7コスで出しても使えるというところが魅力です。
ここでデジカならではの裁定について解説です。最近のデジカでよく、次の相手ターン終了時まで相手の効果を受けないという、最強耐性効果を持ってたり付与できたりするデジモンが多いです。その状態のデジモンにエテモンの強制アタック付与効果を使うとどうなるか。初見では普通に効かねぇだろかと思うのですが、これ実は効きます。イメージとしては、耐性持ってる段階でもずっと付与しようとし続け、耐性が切れたタイミングで付与されます。付与された後に改めて効果効かない耐性がついてもすでに効果が付与された後なので適用され、強制アタックせざるを得ない状況となります。難しいですね。でもイメージができれば意外と飲み込めるんじゃないなかと思います。なので実はこの強制アタック効果はデジカでは最強除去に最も近い効果じゃないのかと個人的には思ってます。まぁマザーデ・リーパーは完全耐性が一生切れることがないので効かないのですが。そもそも殴れねぇし。
ラピッドモン
テイマーズのテリアモンの完全体デジモンでしたね。アキバで羊をフルボッコにしてたのが記憶にあります。こちらは登場時進化時に相手デジモンを退化1します。効果説明しなくても分かりますね？デジモンが1つ退化します。強いです。後述のACEデジモンに使えばオーバーフローでさらにコストが貰えるのでガッポガッポビバオレーグナ状態になります。さらに場に緑のテイマーがいれば除去耐性も付与されます。緑のテイマー？いるやん風真！ということでここでも好相性を発揮しています。この除去耐性も非常に強く、完全とはいえないのですがまぁ大体除去されないですね。
あとこのラピッドモン、後述のラピッドモンX抗体でも重要となってくるので結構なキーカードとなっています。
マメモン
ちっちぇえのに完全体なマメのデジモンですね。 02でフランスでマメモン3兄弟で暴れまくってたのが一番有名かな。こいつは先述した2色のLv5ではないのですが、効果的に必要なので採用しています。その効果というのが、登場時進化時にデッキトップ5枚の中からテイマー選んでタダで出せます。このデッキ、黒ハイにしろカザマザーにしろ、テイマーがいなければ何も始まらないし何もできません。なので最悪7コスで出してテイマーを持ってこれるようにしています。風真引き当てれれば即座にカザマザーになれますしね。
なお、採用はしていないのですが、下記のサイバードラモンとも比較検討はしました。
こちらも似たような効果をしており、なんなら退化1までしてくれるのでマメモンより優秀かと思ったのですが、こっちは黒のテイマーしか持ってこれず、風真が対象外となっています。もちろん退化は強いのですが、8枚より12枚の方が当たる確率が高く、メインはテイマーを持ってきたいというところが大きかったのでマメモンを採用するようにしております。
さて、ここより先は究極体、Lv6のカードの紹介です。
ブラックセラフィモンACE
なんだこのキショい配色のセラフィモンは！？とお思いの方もいらっしゃるかもですが、思い出してください。デジモンフロンティアでメルキューレモンがセラフィモンのデジコードを使って進化、てか変身してたやつがいたでしょ？あれです。なのでよーく見ればメルキューレモンぽい配色だったり口っぽい装飾があるかなと思います。まぁ外見の話はここまでとして。
原作通り、こいつはメルキューレモンが進化元にあるセフィロトモンから進化出来ます。普通デジモンはLv3→4→5→6と段階を踏んで進化するのですが、こいつは条件満たしたセフィロトモンから進化できるので実質ワープ進化ができます。しかも必要コストがLv5からの進化と同じく4コスなので非常にお得です。
さて、それではそろそろブラスト進化について説明します。ブラスト進化とは、相手デジモンの攻撃に反応して、相手ターンに手札からデジモンに進化コスト0で進化出来ます。なので相手ターンに進化時効果が使え、相手盤面をかなり掻き乱すことができます。コストは0ですが条件を満たす必要があり、こいつの場合は黄か黒のLv5か、メルキューレモンが進化元にあるセフィロトモンから進化出来ます。これで分かりましたね？セフィロトモンで強制アタックを付与して殴らせれば実質能動的にこいつにコスト0で進化できるということです。これでこのデッキがコントロールデッキっていうのが分かりましたかね？同じ理屈でエテモンとも相性が良いです。
で、こいつ進化すると退化3です。1じゃないです3です。ウォーグレイモンがアグモンになってしまいます。厳密には上から3枚破棄なので場合によってはグレイモンだったりで止まるかもですが、攻撃中の相手デジモンを退化できれば、12000くらいが1000とかになり簡単に除去できるようになります。そしてこいつ自身ブロッカーを持っており、ブロックすれば攻撃対象が変わるので相手デジモン1体をDP-5000して除去ることもできます。ぶっ壊れています。
なお、ブラスト進化を持つデジモンは皆、オーバーフローというデメリットを持っています。これは場から離れたらメモリーがマイナスするというものです。こいつの場合は馬から離れたら-4ですね。結構大きいです。でもそれは相手も同じで、ACEに強制攻撃を付与して相手ターンの最初に殴らせ、ブラックセラフィで退化すれば、メモリーがこちら側に帰ってきて実質追加ターンが可能となります。それくらい大きなリスクを持つACEですが、やはり相手ターンに出せるという強みから、最近多くの採用が見られますね。なのでブラックセラフィやマザーデ・リーパーで処理しやすいんですが。
セントガルゴモンACE
テイマーズでの、テリアモンの究極体ですね。全身兵器の癖に格闘戦多かったイメージ。こいつもACEなのでブラスト進化ができます。ブロッカー持ちなのと、進化時に相手デジモンかテイマーを合計2体レストさせて、さらに2体をアクティブと進化を出来なくするものです。相手ターンの最初にやったらいやでしょ？という効果ですね。特に進化出来ないはデジモンの戦略を根幹から止めてるようなものなので相手からしたら溜まったものじゃないでよね。私もそう思います。
ブラックセラフィモンはともかく、セントガルゴモンに関しては他のACEとも比較検討しました。ただヴァイクモンだと役割がブラックセラフィモンに類似しており、サーベルレオモンだとセントガルゴモンと比較したら優先度下がるなぁと思い、最後ケルビモンは指定がLv4以下の緑/黄なのでこのデッキでは何も出来ないと同義なのでセントガルゴモンにした次第です。
ラピッドモンX抗体
アニメのみ見てた方にとってはX抗体ってなに？になる気がするのですが、まぁざっくりいうと進化せず強くなったものだと思ってもらえれば。いや実際同名から進化はするのですが。ややこしいなぁ。置いといて、性能について。こいつは進化元にラピッドモンかX抗体があると進化、じゃないや真価を発揮します。なのでLv5のラピッドモンが必要になってくるんですね。
で、こいつ自体何すんじゃというとこなんですが、まず進化時に相手デジモン全部レストします。ブロッカーが無力になります。そしてレスト状態の相手デジモンは全部DPが-4000します。これで相手の小型デジモンは一掃できます。そしてバトルかDPマイナスで消滅するとメモリーが+2されます。なので実質1コスで進化してますこいつ。
で、重要なのはなんでこいつを採用するのかということです。ブラックセラフィモンについては黒ハイブリッドと相性良かったりするという理由があるからわかると思うんですが、別にこいつはラピッドモン以外とはそんなに相性いいわけではない、なんならこいつのためにわざわざLv5の色を合わせに行ってるまであるし、なんでそこまでする必要があるんやとお思いの方も出てくると思います。
これはカードゲームでよくある話かと思うのですが、こういうコントロールデッキて、結局数で殴られるのには滅法弱かったりします。アグロですね。このデッキもそれに漏れず、低いレベルのデジモンを横に並べられれば準備が整う前に負けます。なのでその対策としてこいつを入れてるというところです。色が合わなくても意外となんとかなるし、相手がアグロじゃなければこいつを使う優先度は下がるので、手札で腐りはするもののそんなに邪魔じゃないという感じになります。
あと、後述のとある黒のテイマーととんでもない相性を発揮します。
そして最後のデジモン、Lv7のデジモンです。ちなみに究極体の上ってなんぞ？って思うかもですが、あれです。オメガモンとかアーマゲモンとか究極体から進化する奴らです。
クオーツモン
デジモンクロスウォーズの第3章、デジモンハンター編のラスボスですね。タギルチカラの絆にやられたやつです。緑のデジモンですが、黒から進化出来るので全然入ります。進化時にこいつ以外のデジモンとテイマーを全部レストしてメモリー回復、さらにこいつ以外のデジモンとテイマー全部がアクティブにならないというとんでも効果を持っています。
こいつもラピッドモンX抗体と同じくアグロ対策カードとなってはいるのですが、もう一つ、ミラー対策として採用しています。カザマザーの強いところはテイマーの効果で完全耐性ブロッカーを生成できるところなのですが、逆にいえばブロッカーが無力化してしまえばマザーはただの木偶の坊になるため、たとえマザーが効果効かないだろうと無視してクオーツで殴れるようになっております。あと打点稼ぎとしても強いですね。こっちも結構テイマーはいるので、セキュリティ除去が結構できます。
そしてここからはテイマーの紹介です。あ、風真くんはもう紹介済みなのでスキップしますねー。
玉姫紗月
ネットの小説で出てきた女の子ですね。ヌメモンとかもんざえモンとかと仲良いとかなんとか。で、このテイマー、マインドリンクという効果を持っており、条件を満たすデジモンの進化元として入ることができます。この子の条件はヌメモンともんざえモンなので、このデッキとは一切関係ないはず、に見えるのですがハイブリッドはマインドリンク関係なく乗っかって進化出来るのでこの効果は無視です。大事なのは進化元効果で、お互いのターン終了時に進化元からこの子をタダで出せます。なので永久にテイマーを場に維持しながらこちらは毎ターンハイブリッド体を展開できるということなのです。この効果はマインドリンク持ちなら皆持っているので、デジ対とかSoCとかいう特徴持ってる奴らはハイブリッドと非常に相性が良いです。
徐月鈴
こちらも小説の登場人物ですね。実はこの小説読んだことないからあんま知らないのですわ。役割としては沙月と同じなのですが、こちらのマインドリンク、および進化元効果の付与の条件が「X抗体」/「デジ対」となっております。X抗体？なんかさっきいたな。ラピッドモンX抗体だ！なのでラピッドモンX抗体の下に入れられ、なんと効果も付与できちゃうというのです。その付与する効果というのが連携と再起動。再起動はまぁほぼ使わんとして、連携が非常に強力。名前の通り、他のデジモンと一緒に攻撃することでそのデジモンのDP分打点をプラス、チェックできるセキュリティも1枚増えるというものです。さて問題です。ここで一緒に攻撃するのはだーれだ？そう、マザーデ・リーパーです。は？なんで？あいつ攻撃できひんって書いてるやん。違うんですよ、連携は別に攻撃をする効果でなく、連携持ちのデジモンにDPプラスしたりセキュリティアタック増やしたりしてるだけなのでマザーは攻撃していないのですよ。なので実質的に打点を増やせ、しかもDPも26000と基本負けなしの性能となるので非常に相性が良いです。
ここまでテイマーの説明でしたが、一応追記を。テイマーは皆ターン開始時やメインフェイズ開始時にメモリーを増やす効果を持っております。月鈴はメモリーを3にでき、沙月と風真くんは相手デジモンいたら+1します。なので序盤から自分ターンの初めにはメモリーが4とか5に、終盤になれば7以上とかなり多くのメモリーを持って動けます。なので他のデッキに比べればこのデッキの必要メモリーは多いのですが、多くのメモリーを持ってして展開ができるというわけであります。
あと、月鈴との比較としておっさんを一人紹介しておきます。採用はしてないです。
こちらも月鈴と同じくX抗体持ちに効果を付与でき、貫通とブロッカーを付与できます。ただ、対象をラピッドモンX抗体と想定した時、貫通だとセキュリティ次第でラピッドモンX抗体がやられてしまう可能性が高いですが、連携だと少なからずデジモンに負けることはなく、しかもスピードも速くなるという観点で月鈴4枚体制にしています。まぁあと私がおじさんより綺麗なおねえさんを優先しただけなのかもですが。なので一枚くらいをこの象潟に変えてもいいのかなと思います。
最後にオプションです。
X抗体
上記で出てきたX抗体と呼ばれる抗原体ですな。これを取り込むことでデジモンが強くなったわけです。効果としてはデジモンの下に進化元として入れて効果を発揮するのですが、基本ラピッドモンX抗体の下に入れてあちらの効果をトリガーする役割がほぼほぼです。アタック時に進化出来るとあるのですがしなくてもラピッドモンX抗体側にアタック効果ありますし使わないですね。一応、セキュリティ効果でメモリー+1できたりしますし、あと進化元から破棄されないので氷装相手に非常に強く出れるという役割もあります。決してX抗体PFが高すぎて持ってないという理由ではないです。
総評
まぁそんなわけで、カザマザー、および黒ハイブリッドを中心として全てのカードに何かしらの相関が太く存在しているデッキとなっています。ここまで全てのカードに意味が濃くあるデッキって遊戯王でもそうそう無いなと思っており、非常に気に入っております。
強みは散々言ったので弱点だけいくつか挙げておきます。まずすっごいゆっくり展開なんで制限時間30分でも大体ギリギリか、下手すれば超えてしまうのでプレイングは急いでやらないとタイムアウトで自爆します。あと結構退化や攻撃強制を多用するのでロイヤルナイツや七大魔王が非常に苦手です。マジで何もできずオメガモンやオグドモンに降臨されてアポンします。それらを相手取る場合は序盤はテイマーをいっぱい展開して中盤で小型でこづいていくのが望ましいと思います。それでも不利なのは変わらないですが。
あと、多分そのうちマザーデ・リーパーが禁止になるかなと思います。明らか想定していた使われ方しないですしね。なので真似する場合はそのうち禁止になる覚悟を持って真似して頂ければと思います。私自身も崩す想定で記念に記事にしているところあるので。
以上です。質問等あればどしどしください。また次回、お会いしましょう、アデュー！
8/23追記
この日公開された禁止制限でまさかのカザマザーノータッチだったので、9月以降もこの構築のまま使えます！なんでや！！けど嬉しい！！