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トルネコの大冒険2との出会い

ファミ通で知ったトルネコ2の発売

 トルネコ2が発売された年、私は中学生であった。
この時代ゲームソフトの発売情報といえばテレビCMかゲーム雑誌くらいなもので、ネットの情報はほぼなかった(自分の周りは)。
もしくは、当時街にいくつかあった小さなゲームショップに販売促進用の薄い冊子が置いてあり、FREEと書いてあり自由に持ち帰ってよかった。
そこには発売されたゲームの紹介や、新作の発売日がズラリと載っていたのである。
プレイステーションには膨大なソフトが出続けていた。
これ面白そうだな!とか、あの続編が出るんだ!とわくわくしながら何度も読んでいた。
画像しかなかった分、想像力が豊かだったように思う。

 そんな中トルネコ2の発売を知ったのは、当時よく読んでいたファミ通から。トルネコ2発売の前年、世間で流行っていたのは『ドラゴンクエスト  モンスターズ』だった。(1998.9/25発売)
ゲームボーイという携帯機であり、まさに大ハマりしていた。
(どこでも夜でもできるのがデカかった笑)
ゲームボーイカラーは既に発売されていたが、私が持っていたのはゲームボーイポケットの黒色。ノーマルなゲームボーイより一回り小さいものだ。
アダプタを持っていたので、電池いらずで延々やっていた。
 
 少し脱線してしまったが、ファミ通にはモンスターズの様々な配合例が大量に載っており、特集記事のあった回は買って何度も何度も読んでいた。
ファミ通チームVSエニックスチームのモンスター対戦(ガチバトル)企画などもあり、ファミ通チームの、先に相手のマダンテをだいぼうぎょで防ぐ→MP0となった相手モンスターにマダンテを放つ、という戦法に驚いたのをよく覚えている。

トルネコ2の購入

 購入は、中学校の帰り道に寄れた『遊コン』というゲームショップ。
定価は6,800円だったようだが、事前に予約していたおかげか5,500円くらいで買えたのを覚えている。
家まで待ちきれず開封し、説明書を自転車をこぎながら器用に読んでいた。家まで待ちきれず読んじゃうあるある、まさにそんな感じでした笑
 基本的なシステムはトルネコの大冒険とほぼ一緒だったのですんなりとなじめ、前作のちょっと不思議のダンジョンのようにチュートリアル仕様だったのも面白かった。それぞれのダンジョンでアイテムの使い方を覚えていけるのも、面白いなと思いながら遊んでた。

新たなシステムに感動する

 実は『風来のシレン』は当時やっていなかったため、合成も初めて体験することになる。それがまた超楽しかった!
元々、アイテムを集めたり装備を強化していくことが大好きだったので、妖剣かまいたちや盗みよけの盾などを何度もダンジョンに潜り探したり、不思議のダンジョンでゲットできる必中の剣やわざふうじの盾など、とにかく片っ端から集めて合成していった。
どんどん装備に付与されていく印のアイコン。快感でしたね。
ストーリークリア自体は簡単にできたので、その後は不思議のダンジョンのカギ部屋のレアアイテムを取りによく潜っていた。
剛剣かまいたちという、周り8方向を攻撃できる武器をゲットした時は、あまりの性能に驚いたものだった笑
 
ちなみにこの時、深層まで潜るときのお供として宇多田ヒカルのアルバム『First Love』をBGMとしてよく流していた。
一番好きな曲は『Another Chance』で、今でもたまに聴きます。

クリア後ダンジョンの魅力

 出来ることをほぼやってしまい後はクリア後ダンジョンという中で、試練の館という超強敵の出現するダンジョンは、鍛えあげた装備と、反則級の性能を持つ分裂の壺とすいだしの巻物という世にも恐ろしいコンボアイテムにより、そう苦労はしなかった。
 次に挑んだのはもっと不思議のダンジョン。しかし、今思えば荒業であるがプレステの特性を利用した(悪知恵である)、メモリーカードを2枚用意し、中断したデータをコピーするという方法。途中でセーブするためには中断の巻物が必要だが、白紙の巻物にちゅうだんと書いて使用していた。
幸いにも、そのクリアの中ではやぶさの剣や奇跡の剣など全てを入手できたので、後にも先にももっと不思議のクリアは一度だけである。

 後に、何かのネットの記事でトルネコ2のもっと不思議のダンジョンを延々とクリアし続けているご老人がいると知ったが、そんなお方からしたら実に恥ずべきプレイである笑

 次に挑んだのが魔法のダンジョン。初めは非常に難しい印象だったが、魔法系の敵(魔法が1ダメージしか与えられない)にもダメージを与えられ、かつハメ攻撃のできるラリホー・マホトラによって攻略の勝機を得た。
HPを消費し魔法を使うというのは、当時もかなり面白いシステムだなと思っていた。もし続編が出ることがあったら、魔法のダンジョンがあれば面白そうだなと思う。
剣のダンジョンに関しても、ハメ・無敵系の技があったりするのでそれを駆使してなんとかクリアした次第だった。
技の取得方法に関しては、公式ガイドブックを読み込んで研究した。
ワナを踏んだり、敵にパンを落とさせたり取得条件が面白かったね。
技の種類やセットできる武器の組み合わせなどは、今思うとかなり大変なプログラムだったと思う。
 鬼才集団だよね、チュンソフトは!

トルネコ2からの卒業

 トルネコ2は、黄金アイテムや小さなメダルなど非常にやりこみ要素が多かった。全てのダンジョンに限定レアアイテムがあったおかげで、ダンジョンに挑むモチベーションになっていた。
全体的に難易度は比較的易しい作品のようだが(他のソフトに凶悪なダンジョンが多い)、今思い返しても凝った作品だったなと思う。
延々と挑み続けるご老人の気持ちが少し分かる笑

しかし、段々とやることはなくなっていくもので、他のゲームに興味を奪われたりで、少しずつモチベーションもフェードアウトしていったのであった。。
 次回、トルネコの大冒険3に続く。


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