eeic3Sを振り返る
やった〜!夏休みだ〜!!!
ということで、ついに後期課程の学生証も手に入り、学生証番号も変わって心機一転!
実験も始まり、本格的に専門課程だな~と感じる場面も増えた3Sの講義を振り返っていきます。
他学部・他学科の講義も取るようになったので、開講所属も記しておきます。
講義
・月1 制御工学第一(工学部電気系)
古典制御についてやります。1限眠い。MATLABと仲良くなれる講義。E3実験の役にも立つ。ただ、正直天下り的過ぎて、ふ~んそうなんだ、先人たちの知恵ってありがたいね~って終わってしまった講義。先生が張り切りすぎちゃって、試験は新問題のオンパレード&普通に時間が足りなくて詰み。試験時間が足りないことを悟った先生が10分伸ばしてくれたけど、「院試はこれくらいで解けないとダメ。精進しろ。」的なことを言われて地獄。
・月2 統計的機械学習(工学部電気系)
2Aの数理手法1+数理手法8の内容を、機械学習メインで話しているような感じ。流行りの深層学習というよりかは、機械学習の基本的な内容というかなんというか。内容的には絶対面白いはずのに、講義は超絶眠い。Python実習パートもipynbファイルでボタンを1回押せば終わるのでこれも眠い。私みたいな、機械学習初めてでなんも知識ない!みたいな人には良さそう。(逆に経験者とか独学で先に進んでいる人には物足りず、理情の方行ったりしてるのかなとか思ってる。)講義中は寝るか課題やるかしてて全然聞いてなかったけど、試験前日にスライドガチ暗記したら耐えたっぽい。
・月5 コンピュータシステム概論(理学部、S2)
先生がとても攻撃的で煽りの達人。AWSのEC2サーバが無料で使えて50$分もらえるっぽいけどどう活用すべきか悩んでいる。サーバサイドとかどうすんねんっていう私みたいな初学者にはそこそこありがたい講義。ミニプロジェクトで作ったプログラムをEC2サーバに送って、ChromeとかにURLを打ち込んでちゃんと実行されているのを見て感動した。(ただ、何をやっているのか未だにあまり理解できていない。)
・火1 コンピュータアーキテクチャ(工学部電気系)
通称コンピュロ。コンピュータの内部の話をやる。講義は眠いけど倍速視聴すると面白くて録画消化が捗った。見た目結構やばい気がするけど、試験もレポートもなんとかなった。2Aのディジタル回路とこの講義を取ると、マイクラとかでCPUあたり作れるようになるんですかね。
・火2 信号処理工学(工学部電気系)
私の興味的には割と好きな方に入る科目。FFTとかフィルタとかウェーブレット変換当たりをやる。先生が寒いギャグを擦るので、暑い夏には最高。過去問ゲーだと思ってたら、中間も期末も新しい問題出してきて萎えた。
・火5 メディアプログラミング入門(理学部、S2)
The 楽単1。Pythonつかっていろいろやるので楽しい。いろいろなライブラリの使い方を学べる(気がする)。課題もめっちゃ楽で、先生も優しくて女神。
・水2 数学2G(工学部)
撤退しました。試験を欠席して未受験にした。人生初の不可。複素関数論とか微分方程式あたりを扱っている(はず)。教員がTwitterをやっているタイプなので、講義名サーチとかでこの記事もいつのまにか見つかっていないかが心配。
・水3 アルゴリズム(工学部電気系)
楽しい!競プロ知識があると楽。水(青?)くらいまでの人なら新たに学ぶこともあると思うし、今までお気持ちで使っていたアルゴリズムを学びなおそういい機会だと思う。競技プログラミングのモチベーションも上がるし、自作ライブラリを整理したくなってくる。毎週のextra課題を暖色Coderが爆速で解いていく様子に恐怖を覚えた。ただ、手書きコーディング試験はちょっと・・・
・水5 教養としてのアルゴリズムとデータ構造(理学部、S2)
The 楽単2。先生も楽単狙いを理解している節がある。毎週の課題のフィードバックが丁寧で、教員からの愛に飢えている人にはおすすめ。アルゴリズムと被るところもあって復習にもなった。先生が用意してくれた実データを使って可視化できるのがちょっと楽しい・・・?
・水6 特許法(工学部)
The 楽単3。私もなんか発明して特許持ってますとか言ってみたい人生ですね。正直暗記とかなんもできてないけど、なんとなく知っておくだけで将来の役に立ちそう。レポートは特許法の条文とにらめっこする時間で、法学部生か?って一瞬なった。
・木1 ネットワーク工学概論(工学部電気系)
通称ネト工。教員の主張は激しいけど、最後の良心が見えるというか、憎み切れない悪役みたいなタイプ。1限なので寝とこう、という冗談はさておき、録画を見返すと(扱っている内容は)案外面白いので、結果的に取っておいてよかったなって思ってる。インターネットの基礎知識というか考え方みたいなことを学ぶ。
・木6 電気電子情報工学倫理(工学部電気系)
The 楽単4。GW中に7回分見て400字レポ全部書いたら終わった。雑談で思わず笑った回がある。人生で一度は取っておいた方が良い講義らしい。
・金2 確率数理工学(工学部計数工学科)
天才たちの頭脳戦。さすが計数、レポートがめっちゃムズい。2Aの数理手法8では満足できなかったのと、金曜のeeic開講の講義を取る気になれなかったのもあって何となく取りました。録画でいいや~って週休3日制にしたけど、早口すぎて倍速受講できないのが残念。B1の時以来数学から逃げていたので、久々に証明とかやって懐かしい気持ちになった。個人的に満足度はかなり高い講義。
実験
上に挙げた講義の数を見て、「あれ?2Aより講義数も単位数も少なくない?暇 に な っ た ん で す か ?」とか思われてしまいそうですが、週3で実験があるので人によっては2Aよりキツいと思います。
というわけで、レポートが非常に面倒だった実験について、各種目ごとに軽く触れていきます。(昨年度の先輩方は全部総合レポートだったらしく、明らかに負担は減ったはずです。一生頭が上がらないですね。)
しれっと書いてしまいましたが、実験レポートには総合レポートと考察レポートの2種類があります。総合レポートは、名前の通り実験方法とかいろいろ書く必要があってめんどくさいレポートで、考察レポートは、名前の通り考察だけ(結果も当然必要だけど)書けばよいレポートのことです。
時間割としては、月34火34木34の6時間分ですが、単位数は6単位と渋いです。教務課ゆるせねぇ~
必修科目なので、落とすと留年です。ひえ~
しかもUTASに自動登録されるわけでもなく、自分で登録しないといけないという罠、こわいぜ。
・P1実験
唯一総合レポートの実験だった。4月の何もわからない時期にいきなりこれで、これから3か月間毎週こんなに時間かけるのか・・・って絶望しながらレポートを書いた。内容的には、はんだ付け体験会という感じで、はんだ付け意外と難しいな~って感じだった。不器用キャラです、てへ♡
・P3実験
LTSpiceという無料ソフトを使って回路のシミュレーションをしてみようという実験。コンピュータは偉大やね。
・A1実験
1日だけで終わった。何やったか忘れたけど、周波数特性を実際にどうやって測定するのか測定機器いじって遊んだ記憶が。
・A2実験
やること多すぎ実験。(これでも例年よりは少なそうなのが怖いけど。)オペアンプとかを使う"""ゆたか"""な実験。
・A3実験
Verilog実験。ハードウェア設計論を取っていないので、Verilogの書き方はこの実験でなんとなくお気持ち理解した。2Aのディジタル回路で学んだことを実際に挙動としてシミュレーションして見てみようという感じの実験。
・I1実験
C言語で遊ぼう実験1。FFTをやってくれる関数は先生が用意してくれるので、それを使って音声いじって遊ぼうという実験。ソースコードを挿入するレポートはやはりLaTeXで書くのが一番楽だしきれい。ここらへんからレポートの手を抜き始めた。
・I2実験
C言語で遊ぼう実験2。この実験やった時点では、TCP/UDP is 何?という状態だったので、違いが何も分からなかった。簡単な(片方向)音声通話ができるようになった。
・I3実験
C言語で遊ぼう実験3。I1I2実験でやったことをもとに何か自分で作ってみようという内容。私は絶対音感ゲームを作ったけど、他の学科民は電話の高機能版とかアプリ作っちゃった人とかもいて、自己肯定感がめちゃくちゃ下がった。周りがすごすぎる弊害ですね。
・E1実験
電気系というだけあって、高電圧を扱う実験でした。プラズマきれいですね。オーロラを見に行きたくなった。
・E2実験
何をやればいいのか分からない実験。誘導電動機という電車のモータなどに使われているやつについていろいろやるみたいだけど、電気機器学の講義を取っていないので、そもそもこれは何?という感じでしんどかった。
・E3実験
制御工学第一演習みたいな講義名でも良さそうな実験。1/2/3日目は全員共通の課題をMATLABを使ってやって、4/5日目は各自選択課題で実際に物を制御する、という内容。私が選んだArduino実験は、ピンポン玉の位置を制御しようというものだったけど、制御難しい&課題量も多い(他のところは知らんけど)という感じでなかなか厳しかった。進んでいる人は現代制御にも手を出していたけど、期末試験も近い時期なので、私にはそんな余裕はなかった。4/5日目の選択実験で発展課題をやると、レポートの代わりに発表を行うこともできるらしい。
おわりに
ここまでちゃんと読んでくださった方(とそうでない方)はもうお気づきかもしれませんが、金曜午後はなんとお休みなんですよ。
土日と合わせて2.5連休。金曜午前の科目を取らなきゃ全休で3連休!
工学部としては破格の待遇ですね。なんてホワイト学科なんだ・・・
私の場合は金曜午後にバイトを入れて、土日は少し出歩いたり、家でのんびり課題をこなしつつゲームしたりと、学期中でもそこそこ楽しめていたかなとは思います。平日の講義後に学科の人たちとディズニーに行って自慢していた、工学部精密某学科とはまた違った良さがあります。
限定選択の単位数さえちゃんと気にしていれば、eeic開講の科目だけでなく、自分の取りたい科目を割と自由に取れるので、他学科や他学部にも目を向けてみるといい出会いがあるかもしれません。eeicとしての知識が若干不足気味になってしまうデメリットもありそうですが、どうせ卒論とか院試とかで勉強し直すと思うし・・・
(ついでに言うと、eeic開講の科目ばかり取ってしまうと、期末試験期間が地獄になると思います。周りの学科同期を見ていてそう思いました。)
3Aになるとさらに専門性も高まって、4年の卒論など、研究の話にも近い話になってくるんでしょうかね~
楽しみでもありますし、将来のことも考えてしまって心配にもなりますが、とりあえず夏休みはゆっくり羽をのばしつつ、いろいろ成長の時期にあてたいと思います。それではまた~
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