虚空経典を読んだわけで
こんにちはこんばんはおはようございます、ユアです。
ただいま絶賛就活中なわけで、自分と向き合いたいためにもnoteを開いた次第。けれど書きたいネタも下書きも沢山あるので就活落ち着いたらnoteに入り浸りたいと思う。
そんでタイトル、ずっと読みたかった虚空経典!
にじさんじ所属 二期生出身 剣持刀也のエッセイなんだけどもうこれが面白い。私なりの稚拙な文章で感想をまとめようと思うのでぜひ皆さんも虚空経典読んでください。ついでに私のnoteも。
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今私はどっぷりとVTuberの沼へ沈んでいる。
自分も今まで偏見しかなかったVTuberの価値観を変えてくれたのは剣持刀也という男とROF-MAOという存在だった。
余談ですがYTFFは落ちました。行きたかった。
私、VTuberってあんまり自分の人生観とか自分の軸を話さない人種だと思っていた。
どの界隈にもあるんだろうけどこの界隈にも暗黙のルールってのが存在して、それはもちろん「中の人」の話。
ここでもあんまり大きな声で話す、いや書く?ことではないけどVTuberだってバーチャルといえど人間。中には私たちと同じ、人間がいるのだ。ちゃんと傷ついてちゃんと怒る。
「中の人」=「前世」(この界隈ではそう呼ばれている)を一切感じさせないVTuber VS 自らも中までさらけ出す文学であるエッセイのタイマンということ。
まず剣持刀也、この人やっぱすごい。
彼の教養と知識には足元どころか同じ地に立てないほど、量と質共に満たないのであんまり分かったように語ることはやめておく。
とりあえず好きなように彼のことを言う時間にしよう。
剣持刀也ってVTuberでありながら、バーチャルをこよなく愛す超古参ファンなわけ。
私、自分に無いものを持っている人を羨んでしまうのだけれど彼はまさに私と正反対の人間で全てが羨望でしかない。
剣持の配信を1度見て頂けるとわかるんだけど、彼はよくチャット欄を観察している。おびただしいチャットに目を通してそれを自分のトークに絡めながら捌いていく。
剣持のトークはすごくテンポ良いし常に言葉で溢れている。
にじさんじにハマって、私は様々なゲームに出会うことが出来た。
好きなゲームに出会えたらそのゲームを配信しているライバーの配信はとりあえず全部見るんだけどその中にはただひたすら叫んだり、見たものそのままの感想を述べながら進む人がいれば、主人公に感情移入する人もいる。
その中でもたまに、「ゲーム全体を俯瞰的に見ている人」もいる。
(あ〜!語彙力が足りない〜!と今苦悶の表情)
もちろんホラーゲームではびっくりした情けねえ声をあげたり、美しい日本語と出会っていく過程の義務教育中の学生には聞かせられない言葉を言う時もある。
けれど剣持はゲーム自体をただの遊戯として見ているんじゃなくて常に何かしら喋りながら自分の言葉も含めてゲームとして創り上げている。
剣持の配信って本当に唯一無二の「場所」なんだよ。
本当に自分とは正反対の人間で、もちろん私も「剣持みたいな人になれたら」と願ったわけである。
けれど彼はエッセイの中で「あなたは僕にはなれません」とはっきり断言している。
そんなの当たり前じゃないかと思う人もいるだろうけど、皆さんも1度考えたことはあるのではないだりろうか、「こんな時あの人ならどうするか」と。
自分が乗り越えていくべき壁を他人とただ接しただけの経験で、他人を憶測して勝手に自己解決するこの悪い癖!私は虚空経典を読んで辞めようと思った。
そもそも、もし想像して、「あの人ならこうするだろう」と問題解決をなせたらそれはあの人のおかげではなく自分の実力だからね。
虚空経典にはそんな事以外にも剣持刀也の話が書かれている。個人的には私の推しの伏見ガクさんとの対談で歯茎が出るほどにっこりした。
わかりやすい言葉で、端的に、印象的に済ませるスピード社会の現代に、魅力が突発したFPSの上手さでも、歌唱の才能でもなく、尖ったトーク力の剣持刀也。
時間が無い時にほど見る剣持の配信ほど贅沢なものはないよ。
虚空経典、重版されたみたいです。
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