【NHKマイルC前夜祭】ぶっちゃけ誰が勝つか分かんないよね【未来人求む】
こんにちは、ヨシダベスタワーです。
NHKマイルCが今週末日曜日に迫る中、皆さん各々気ままに予想をしたり、予想屋さん(コーチ屋って言おうか迷った)の印を追うような日々だと思います。
自分は競馬雑誌を優駿(JRA広報誌)しか購読してないのでアレですが、地元の横浜の日ノ出町駅(場外馬券場がある)に雑誌と新聞を持ったおっさん達が、電車を一斉に降りていく姿は今でも記憶に新しいです。まさか私がそっち側の人間になろうとは・・・
さて、大混戦の前評判の今回のNHKマイルCですが、ここで皆さんをもっと迷わせるような記事を書いていきたいと思います。何のためだよと思うかもですが、私は馬が好きなので「もっと他の色んな馬のことも見て!!」って意味合いで書きます。
迷え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1番・レイモンドバローズ(浜中俊)
主なレース:アーリントンカップ3着
あんまり人気は無いですが、十分に勝てる実力はあると思います。最内ですが、出遅れずしっかり好意を維持して行けば十分勝負になるでしょう。全体的なタイムは・・・中の下って感じですけど、重馬場のアーリントンカップでそこそこ好走していたので、ちょい荒れ気味の内側の馬場も問題ないでしょう。出遅れたりしたら厳しいですけど、そこはアーリントンから引き続き担当する浜中ジョッキーの手腕を期待しましょう。
2番・アナザーリリック(津村明秀)
主なレース:菜の花賞2着・アネモネS1着
ここまで3戦2勝で2着が1度、序盤はちょっと後ろに下がって最後に力強い脚を使って差し切るのがこの馬。ちなみに、重馬場予想だった場合はこの馬を買ってました。序盤はかなり抑えますが、アナザーリリックの周囲の馬は前へ前へと行く馬ばかりなので、序盤に窮屈な思いをすることは無いでしょう。ただ、その序盤のペースが早すぎると置いて行かれるかもしれないのでは・・・と思うかもですが、アネモネSでは序盤の速いペースもしっかり掴みきってました。驚異の追い上げはやはり長い直線の東京競馬場、抜け出せる位置を見つけてそこから驚異の伸びで差し切り、期待してしまいます。
3番・ルークズネスト(幸英明)
主なレース:ファルコンステークス1着
後方からの追い込みをすると思いきや、先行して抜いてみたり、中段に控えて直線で差したり、はたまた逃げてぶっちぎってみたり・・・この馬は面白い!!!!!!!!!!
陣営も楽しいだろうなぁ、こんな多彩は馬はもう・・・。私は魔術師とこの馬を呼んでます、思春期が抜けきらない男あるあるの二つ名をつけたがりってやつですわ。
3番は追い風になりますし、隣の4番のバスラットレオンの大逃げの尻を追うなんてのも出来ますし、何ならバスラットレオンとハナの奪い合いの潰し合いになるのも良いし、すぅーっと控えてピクシーナイトやシュネルマイスター達の攻防を笑いながら差し切ったりとか、もう想像が広がりまくりますね。
このターフの魔術師はレースで注目するべきだと思います、勝つ負けるは置いといてこの馬は本当に何をするのか気になります。
再度言います、この馬は本当に面白い!!!!!!!!!!!!!
4番・バスラットレオン(藤岡佑介)
主なレース:ニュージランドトロフィー1着
2枠4番!!!!!!バスラットレオン!!!!!!
基本的には逃げ、前を維持してしっかり抜ききる。
この馬はかなり人気がありますね、それもそのはずでしょう。
ニュージランドトロフィーの逃げは最高でした、逃げておきながら最後に伸びて、誰も居ないはずの前方に架空の馬群が存在してそれを差し切っているかのようなレースでした。
実際魅力、パワフルが過ぎる、注目馬だと思います。全員にマークされる馬になるでしょうし、きっとペースメーカにもなると思います。このマークを全て振り切ることで、3歳馬最強マイラーの称号を奪い取りに行ける能力を持っています。本当に魅力。
5番・リッケンバッカー(横山武史)
主なレース・アーリントンカップ2着
エレキギターのブランド名なんですよね元ネタ、格好良いですようねー。
瞬発力にはあまり期待できませんが、2歳未勝利戦の1戦以外は常に1600mを走るマイルマン。実は1勝クラスなんですが、2着のレースで最後まで競り合った相手は、このレースでも相手になるホウオウアマゾンとルークズネスト、骨折をしてしまい重賞戦線から離脱をしてしまったものの実力は買われているサルファーコスモスと、強い相手とマイルを駆けてきた実績があります。とにかく先行して、そこからは気合と体力でどうにか交わす。この馬は最初から最後まで同じペースで走って、最後にもちょっとした伸びを見せるので、お隣さんのバスラットレオンにしっかり着いていってレースを作れた場合は結構面白いと思います。
6番・シティーレインボー(三浦皇成)
主なレース・ニュージランドトロフィー3着
実は未勝利戦のみ勝利の馬なのですが記録するタイムはそれを感じさせません。しかり、中ほどに構えると差しきれず、前めに行くと伸び切らないという感じで勝ちきれないレースが見受けられます。今まで池添謙一・松山弘平・国分恭介・西村淳也・横山典弘と5人の騎手が担当をしてきましたが、今回はまた新しく三浦皇成騎手が担当します。ハイペースで流れるであろうレースでどう馬と折り合いをつけていくか、実力はあるであろうこの馬を三浦皇成騎手がどう扱うか、かなり注目するべきところだと思います。
7番・タイムトゥヘブン(デムーロ)
主なレース・京成杯2着、ニュージランドトロフィー2着
2歳新馬戦以外は五戦全部中山のレースという馬、2歳新馬戦は東京でしたが4着でした。しかし、レースをするたびに成長を見せているのがこの馬。タイムや内容が良化していく最中の2000mから1600mへの距離短縮、初めてのマイル戦だったニュージランドトロフィーもバスラットレオンに破れたものの、2着で最後の上りは良いものでした。
が、これは中山での話。直線距離が伸びる東京でどうかと・・・思うでしょうが問題ないです、元々2000mでもちゃんと終盤に急激に垂れることもない馬ですし、もしかしたら東京の直線で最後まで先頭集団に居たりするかもしれません。体力勝負になるならちょっと頭が出てくるかも、そんな馬でしょう。
8番・グレナディアガーズ(川田将雅)
主なレース・朝日フューチュリティ1着・ファルコンS2着。
ファルコンSでは逃げ切り体勢のルークズネストの後ろに居て最後はアタマ差でした。3ヶ月ぶりのレースで良いレースをしたのは好材料でしょう、それ以降もしっかり仕上げてきたことでしょうし、レースでもきっと外目にはなると思いますが、しっかり逃げる馬の後ろについていくでしょう。川田将雅騎手はデビューから一貫してグレナディアガーズに騎乗しています、この馬の勝ち筋をしっかり理解しているでありましょう!
9番・ゴールドチャリス(田中勝春)
主なレース・報知杯中京2歳S1着
最後の勝利は12月の上記レース、年を越して春になってからG2のレースを二度出たのですが12着>6着と正直厳しい印象。2歳の頃は1200mや1400mを主戦場にしており、そこで良いレースをしていました。しかし、6着になったニュージランドトロフィーではそれなりに良い上がりを見せたので、スプリント時代に見せた良い脚と、良い位置で良いペースを上手くつかめるように田中騎手が折り合いをつければきっと・・・あります。2歳の頃に2勝と3着2回を残しているので、ポテンシャルの塊とも言えます。
10番・ソングライン(池添謙一)
主なレース・紅梅S1着・桜花賞15着
メイケイエールの斜行の割りを食った・・・そんな不完全燃焼な桜花賞。
実際の実力はしっかり折り紙付きで、2歳の頃から成熟した競馬をしていました。陣営もここで、このソングラインの本当の実力を証明するべく最高の仕上げを目指したでしょう。また、桜花賞後のインタビューで悔しさを滲ませた池添謙一騎手の燃える闘魂も凄まじいと予測します。言ってることがほとんど根性論ですが、勝負は気合が7割ですのでイレ込みすぎず勝負をしていくところを見たいですね。
勝ち筋は先頭集団に着いていくのも、早い流れなら後ろについて直線勝負と多彩。2歳未勝利戦を勝利した際は東京競馬場で10-9-1という見事な差し切りでした。枠番も外の方で内枠に前に行く馬が多いなか、過去の東京で後ろからの差しで勝ったことがあるというのは、十分な勝利要素じゃないでしょうか。
とにかく、私はこの馬の本当の力がみたいです、見れずして桜花賞大敗馬として片付けるには持ったないですからね。父親はキズナで、私の大好きなウインバリアシオンやカレンミロティック・ゴールドシップなどと一時代を駆けた名馬の1匹、キズナ産駒ここにありを見せてほしいです。完全な贔屓目です。
ちなみに私は、バリアシオン産駒・ゴルシ産駒・キズナ産駒はそれだけで応援する節があります。
11番・ヴェイルネビュラ(戸崎圭太)
主なレース・ジュニアカップ1着・フジTVスプリング5着
4戦2勝ですが、勝ったレースでそこまで有力馬を下していないというのも事実、重賞ダービーオークス級と勝負した百日草特別やフジTVスプリングでは両方とも5着で、ちょうどその重賞で勝つ馬の尻に居ます。これを「重賞級に勝つには実力不足」と評するか「勝てる馬の中に居た」と評するのは人それぞれです。フジTVスプリングは重馬場でしたが、今回は良馬場です。ロードカナロア産駒としてマイルマンの本領発揮を期待したいです。
12番・ランドオブリバティ(石橋脩)
主なレース・きさらぎ賞3着・フジTVスプリング7着
この馬の名前を聞いて思い出すのは・・・・・・・・・逸走でしょうね。
えぇ・・・・・・・僕もです。
人気はあまりないですが、持ってるパワーは全馬中1番なのでは無いでしょうか。2000mのレースをしっかり走りきれるスタミナも持ち合わせていますし、後は本当に折り合い・・・折り合いなんだよなぁ・・・。
ここまで5戦全てに騎乗していた三浦皇成騎手から石橋脩騎手に乗り換え、圧倒的不安要素の折り合いもきさらぎ賞の10-10-10-10-3のレースを見るに改善傾向にあるのかと考えてしまいます。今まで2000mを主戦としてきており、その中でもスタミナとパワーは誇れるこの馬が1600mで大化けする可能性・・・高いと思います。先に紹介したルークズネストとは別の意味でのビックリドッキリ枠です、この馬の成長を見届けたい1ファンとして応援したいです。
まじでポテンシャルは最強だと思うんですけどねぇ。
13番・ホウオウアマゾン(武豊)
主なレース・アーリントンカップ1着
過去のレースで同じレースに出るメンバーを撃破している経歴を持つこの馬は、実力をシンプルに比較しようとするときっと上位に上げたくなるでしょう。
出たレースは全部1600mの生粋のマイルマン、しかし不安要素は勝ち筋が逃げ先行のみという事でしょうか。内枠に前に出たがる馬が多い中、この馬はどこに行くのかが面白いポイントだと思います。鞍上の武豊騎手と陣営の戦術選択に興味がわきます、同じく13番を引いた朝日フューチュリティでは9着という悔しい結果があります。そして、これが唯一の着外(ほかは全部1着と2着)というのもありますし、そこをどうカバーしてレースを作っていくかを見てみたいです。
最初の直線の攻防からバチバチに熱くなりそうで、本当に楽しみです。
14番・ショックアクション(田辺裕信)
主なレース・新潟2歳S1着
ネット競馬のところの産地の部分に「愛」って書いてあって、おいおいここでポエムかよ!って一瞬思ったんですけど、冷静に考えればアイルランドのことですわね。
マイル戦で2勝している実績はあるものの、その実績はどちらも2歳の頃の勝利。昨年末の朝日フューチュリティを13着とし、今年の春のファルコンステークスでも10着と精細を欠きました。しかし、勝った2歳の頃のレースではしっかり先行し素晴らしい上がりを見せました。その輝きを取り戻せれば、昨年末に取れなかったG1勝馬の称号を取れるかもしれません。
15番・シュネルマイスター(ルメール)
主なレース・ディープ記念2着
マイル戦のひいらぎ賞では2着に3馬身の圧勝、1800mでも2-2-2-2の2着と大健闘した人気馬。正直、2着になったディープ記念は逃げ切ったタイトルホルダーが強すぎた面が大きと思います、実力上位馬であることは明らかでしょう。枠番ですが、ディープ記念は逃げ気味の先行をしましたが、それまでは先頭集団について行くか、中盤からミドルスパートで抜ききるレースを展開しました。差しも先行も逃げの全てで結果と手応えを見せたシュネルマイスター、ここまで2戦手綱を握っているルメール騎手と陣営の戦術の選択、それとレース展開中のルメール騎手の捌き方に注目大でしょう。
16番・ロードマックス(岩田望来)
昨年6月のデビュー戦以来、勝ちが遠のいている馬。鞍上は一度福永祐一騎手が担当した前走以外は一貫して岩田騎手、ですが岩田騎手とロードマックスの前回のタッグ戦(シンザン記念)は15着の最下位と課題の残るレースになりました。最終コーナー出口までは2位の好位置をキープし続け、さぁここらという直線に入っての大失速でした。
ただ、今まで出したタイムは断片的に見れば良く見えるものも多く、ファルコンステークス以降プール調教を多めにやったとの話で、体力や筋肉周りに総合的な強化を図れたとのことなので、大穴をぶち抜いてくる予感を感じます。
この、マッドマックス怒りのデスロードを短縮したような名前のロードマックスが、波乱をドカンと巻き起こすのを期待しましょう。
17番・グレイイングリーン(武藤雅)
主なレース・なし(通算成績4戦2勝)
前走のアーリントンカップでは17着とブービー賞、重馬場に苦しんだのか最終盤の伸びがありませんでした。しかし、平場ですが注目するべきレースは3歳1勝クラスでのタイム、1400mだったものの34.1-34.9のペースで走り上がりは34.4と素晴らしい走りを見せました。内容も、馬群内側前方をキープして直線で内ラチ沿いを爆走しての6位からの抜き去りでした。
前走でしっかりとした走りが出来なかったものの、馬場適性の問題なんじゃないか?という疑問を投げつけると、1Fの距離延長はこの馬のパワーの前には問題がないんじゃないかとも思えてきます。不人気の一角(今見たら17番人気とかだった)ですが、正直そんな評価が低い理由が分かりません。そんな彼の真のマイル戦を見てみたい、そんな期待でいっぱいです!!!
18番・ピクシーナイト(福永祐一)
主なレース・シンザン記念1着・アーリントンカップ4着
昼間に枠番を確認したときに「うわぁ、一番外かよ・・・」と正直思ってしまいました。ピクシーナイトと言ったら、ゲートが開いた瞬間にドカンと飛び出して、そのまま最後までぶっ千切ったシンザン記念が記憶に残ります。
アーリントンカップでは重馬場のせいか、最後の逃げの伸びに勢いが出ず差されるレースとなりました。しかし、それ以外では逃げるなら最高のスタートダッシュを、差すならば最高の末脚を見せてきたこの馬に、果たして18番という馬番は足枷になるのでしょうか。
このマイルCを難しくする大きな原因の1つですが、それ以上にこの馬の持つ力を見れる良い機会だと思っています。決して有利な展開では無いですが、正直不利とは思いません。大外からゆったり展望を見て、そこで折り合いを見せるような味のある競馬なんぞ見せつけられたら、こんなの興奮せざるを得ません。最高。想像しただけで鼻血出る。競馬に鼻血は縁起悪いからやめるか。
まとめ
てな感じですね、実力馬って括りをするならば半分以上は絞れるでしょうが、それでもまだ強い馬5頭を決めろ!と言われたら「うーん・・・」ってなるし、じゃあこいつは本当にノーチャン?って選考外の馬を出されたら「いや、その子にもチャンスは・・・」ってなるこの感じ、最高に良いですね。土曜にもレースはありますけど日曜日が待ちきれません。
誰を買いましょうか~、悩んじゃいますね!
では、吉田でした。良い馬券ライフを、悩め!!!!!!!!!!!!!!!!!
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