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藤原さくら「かわいい」〜歌詞感想を徒然と〜

2015年


藤原さくら20歳でのこの曲。
藤原さくら独特の、ミルキーボイスとも表現されるこの声。
なんとも赤裸々な歌詞。
この曲を簡単に表現するならば「裏返しの気持ちの答え合わせ」である。


three,fourのカウントから始まる、ヴィレバンで流れていそうなイントロ

「あなたから、『可愛い』って言って欲しかったの、それだけなの。
話の流れでもなんでもいいからふれて欲しいの」

「気付いて欲しくないのに やっぱり気付いてよって想ってるの」

「あなたにとってはなんだってないことでしょ?全部わかってるの」

この様な部分から伺える、
自分のことを友達としか想ってない…であろう男性への、女性の密かな乙女心。

そして小生がどきりとした歌詞

「あなたの優しいとこが好きなのに、一番嫌いよ」
まぁいたってシンプルな歌詞に含まれる、恋愛においてよく耳にする、「優しさは罪」という言葉。この1行からもよくわかる。

サビでは
「そばにいるだけで もう十分だ、何もいらないや。君がいるだけで、明日を待っていたい。こんなに愛おしい」

「手が触れるだけで もう十分だ、何もいらないや。君といるだけで、何でも大丈夫だと思っているんだ。」
とある

「君がいるだけで十分だ」というニュアンスの歌詞、有名どころでいえば
米米CLUBの「君がいるだけで」の中でも使われている。

「例えば、君がいるだけで、強くなれること。何よりも大切なものを気づかせてくれたね。」
もちろん、この歌詞通り、愛しい人がいるだけで頑張れる‥というのは大正解であろう。

ところがどっこい、藤原さくらは「かわいい」の中、後半サビ前に「本当の気持ち」を歌うのである。

「ホントは全部嘘なんだけどね。あたしもっとワガママよ。抱きしめて欲しいってあたし、馬鹿みたいね」
ここの歌い方、声がとてもオス心をくすぐるのである。

とにかくこの曲から溢れる、抑えきれない「好き」の感情。
なんとも甘酸っぱいではないか。

世界中の人全員がそれぞれに
「君といるだけで、何でも大丈夫だ」
と想える人がいればイイデスネ。

おわり

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