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Mr.Children 「ロックンロール」〜歌詞感想を徒然と〜
2008年
「Supermarket Fantasy」収録
アルバムの後半、10曲目にあるこの曲はエフェクトのかかったかっちょいいロックなドラムイントロから始まります。
そこに!素晴らしいギターの入り方!
感涙に咽びます。
終始跳ねる様なリズムで、全体的にめちゃカッコ良いのです。
桜井さんはミスチルのドラマーである鈴木さんをイメージしてこの曲を作ったのであります。それ故なのか、ドラムが終始目立っている感じがあります。
そしてこの曲、
1番の見せ場はギターソロの部分
なんと桜井さんが弾いているのです
いまはYouTubeからLive映像が消されてますが、このギターソロを弾く桜井さんの楽しそうな顔はなんとも言えません
(というか、みんな楽しそう)
すごい勢いで始まり、ずっとその勢いのままガシガシ駆け抜ける爽快感あふれるお料理になってます。
歌詞は「ロックンロール」と言う言葉の深みを汲み取る様な中々哲学的なものになっています。
主人公は「ロックスター」に憧れる人
『空想に溺れて1日が終わる…もし違う生き方を選んでいたらって』
そんな主人公が夢想する生き方とは
『ロックンロールのイメージそのまんま、酒に女に溺れて死んでゆく』
そんな人を空想するわけですが
『わかってるよ、わかってるよ、柄も器も僕とは違っている。
わかってるよ、わかってるよ、だけど堪らなく、そいつに憧れるや』
と自分の身の丈にも気付いているわけです
そして、哲学的なのは2番の歌詞
『ロックスターも食っていく為に、奔放なイメージを誇張してたりして』
『わかってるよ、わかってるよ、どこの世界も楽じゃ無いってこと』
この、『どこの世界も楽じゃ無い』って、
人生に深みを与える価値観だと小生は考えるのです。
普通の人は
「刺激のない人生だな、、
自由に生きるロックスターはいいなぁ、、」
なんて無い物ねだりをしてしまうものですが、
ロックスターはきっと
「朝起きて会社行って仕事して帰宅して安定してて良いなぁ…」なんて思ったこともあるんでは無いでしょうか?!(個人的な見解)
みんなそれぞれ頑張ってるんだよね!
んで結局主人公は
『どこの世界も楽じゃない』
『俺には今の暮らしが1番似合っている』
『人は1人では生きてはいけない…』
なんて思ってヘッドホンのボリュームを上げるのです。
曲終わりの可愛いポイントは
『I LOVE YOU』
なんて叫んじゃうのです。
主人公はきっと今日も仕事から帰り、ロックンロールの音に溺れて、感極まって愛を叫んで、また明日も仕事をガムシャラに頑張るのでしょう。
頑張りましょう。