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お酒を一緒に飲みたい人

お酒のペースを考えずに飲みたい。
ずっとそう思ってきた。

そこそこ飲めるがゆえ、同じペースで飲める友達が少なかった。社会人になって、料理の質重視になってくると単価も高くなり、自分ばかり飲むと気が引けるなあと思い、思い切り飲むことができなかった。多めに出すからいいかと思った事もあるけど、逆に気を使わせているのではないか、しまいにはお金を出してもらえるから来てくれていいるだけなのではと疑心暗鬼になったりする。

だからこそ気を使わず同じペースで一緒に飲める人を求めていた。


お酒は好きだしそこそこ飲める。お酒を飲む場も好きで、居酒屋バルバーフレンチ美味しいものがあるとこにはどこにでも!という心構えでやってきたのだけど、最近どうも違うなと思い始めている。

行く機会が減っているから、貴重な機会一つ一つを大切にしたいと気持ちが高まっているから、お酒を飲み美味しいものを食べるという行為以上に、誰と行くかという方が大切になってきている。

今まで楽しく話していた人との会話に違和感を感じることが増えている場合、ライフステージの変化や、視座が変わった場合が多い。

それに気が付かず、その場に留まり続けていると、息苦しさを感じたり、せっかく始まっていた成長が結局ストップしてしまうということが起こるのだろう。

最近私はその息苦しさを感じていた。ここにいていいのかなという焦りと、もっと新しい人と出会いたいという希望が溢れてしまっていた。

その理由が気を使わず同じペースで飲める人を求めていると言うのは大きな勘違いで、ただ単に今の私と同じ視座で話ができる人を求めてたと言うことだったのだ。

変わってしまった自分のライフステージや視座に自分で気づくのはなかなか難しい。今まで楽しく話していた人との、ちょっとした違和感でそれに気づく場合もあると知った。


小さな違和感は大切にしなくてはいけない。それが自分の変化に気づくサインだから。

自分にとってお酒を飲むのは大切な場であるからこそ顕著に現れたのかもしれない。

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